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【マダミスレビュー】ホワイト・レイヴン、レッド・ダイ|登場人物・評価・感想・ルール・ネタバレなし

【マダミスレビュー】ホワイト・レイヴン、レッド・ダイ|登場人物・評価・感想・ルール・ネタバレなし マーダーミステリー

伝承の歌になぞらえた殺人事件が発生――
大鴉にまつわる不気味な謎を解明する本格派マーダーミステリー!

本記事は、グループSNE×cosaicのパッケージ型マーダーミステリー『ホワイト・レイヴン、レッド・ダイ』についてレビュー記事です!

本作のあらすじ・遊び方、登場キャラクター、ネタバレなしのプレイ感想・評価についてご紹介しています。これから遊ぶ予定のあなたはぜひ参考にしてみてくださいね。

本記事は、作品をよりお楽しみ頂けるようシナリオのミスマッチ軽減(こんなはずじゃなかった防止)が目的です。
ネタバレに触れないようにしていますが、ゲームの流れや感想・評価の記載があるためご注意ください。

シナリオ概要

プレイ人数6〜7人(GM不要)
プレイ時間150分
プレイ環境オフライン
対象年齢15歳~
ジャンルマーダーミステリー
発売時期2021/4/16
デザイナー安田均/柘植めぐみ
版元グループSNE/cosaic

ホワイト・レイヴン、レッド・ダイ』は、グループSNE×cosaicによる大人気パッケージ型マーダーミステリーシリーズ”MYSTERY PARTY IN THE BOX SERIES”のひとつです。

閉鎖されたスキー場に昔から伝わる不気味な歌になぞらえたかのように起こる殺人事件を解明する、オフライン・GMなしで楽しめるミステリーです。

物語の後半から調査可能フィールドが広がるほか、他のマダミスにはないあっと驚く斬新なシステムを搭載した本格的な推理シナリオになっています!

登場キャラクターは7人ですが、NPCを1人設定することで6人でプレイすることも可能です。(NPC設定カードが同梱されています)

あらすじ

閉鎖が決まったスキー場に招かれた常連客たち。

楽しいはずのひとときに、突如として流れ始めた不気味な“歌”。

その旋律に導かれるかのように、翌朝、若き令嬢の変わり果てた姿が発見され、物語は静かに、そして急速に動き出します。

地元に伝わる“大鴉”の伝承、3年前に起きた悲劇の事故、そして噂される“赤染山の黄金伝説”――。

すべてが交差するこの雪山で、プレイヤーたちは過去と向き合い、真実に手を伸ばすこととなります。

ゲレンデの先にあるのは救いか?それともさらなる闇か?

真相は、静かに降り積もった雪の下に眠っています。

登場人物紹介

それでは、ゲレンデの惨劇の容疑者たちについて、公開情報をもとにご紹介していきましょう。

秋田(女性/26歳)

秋田
秋田

って言葉が好きなんです。
ミステリアスな男性って、なんだか惹かれますよね、、、

  • 看護師
  • どこかかげりのある大人の女性
  • 黒髪ロング
  • 読書好き
  • スキー上級者

福島(女性/22歳)

福島
福島

スキーは好きですよ。
それ以上に”推し“が大切ですが、、、

  • フリーター
  • スキー場の元従業員
  • 国民的アイドルグループのオタク
  • 寡黙気味だが推しの話になると饒舌になる
  • スキー中級者

千葉(男性/31歳)

千葉
千葉

今度、スキー場を舞台にしたミステリーでも書こうかな。

  • 有名ミステリー作家
  • 長髪の優男
  • 地元のテレビ番組にコメンテーターとして出演中
  • スキー初級者

長野(男性/24歳)

長野
長野

ユーは今日、カレーを食べましたか?
ボディからスパイスのスメルがします。

  • 探偵
  • 中肉中背で平凡な顔立ち
  • 世話好き
  • 英語をはさみがち
  • スキー初級者

石川(女性/29歳)

石川
石川

でもなにごとにも、限度ってものがあるわよね、、、

  • 新聞記者
  • 小柄
  • 明るく朗らかな性格
  • 恋人の民俗学者と同棲中
  • スキー中級者

山口(男性/27歳)

山口
山口

ウケる動画を撮る秘訣?
いつでもどこでもカメラを構えられるようにしておくことさ。

  • ユーチューバー
  • 筋肉質で均整のとれた体つき
  • 運動神経○
  • スキー上級者

宮崎(男性/35歳)

宮崎
宮崎

わたしが学会で、

みんなをあっと驚かせる発表をするのもまもなくだ!

  • 民俗学者
  • 記者の彼女がいる
  • 地元の民話や歴史に造詣が深い
  • スキー中級者

遊び方/ルール

ゲームの進行
  1. オープニングフェイズ
  2. 第1調査フェイズ
  3. 第1推理フェイズ
  4. 第2調査フェイズ
  5. 第2推理フェイズ
  6. 投票フェイズ
  7. アクションフェイズ
  8. エンディングフェイズ

大まかなゲームのルールは、他のグループSNE×cosaicの”MYSTERY PARTY IN THE BOX”シリーズと同様です。

人物ごとに秘められた目的を果たすため、最後の行動を起こす”アクションフェイズ”の他、このシナリオでは他のマダミスでは味わうことができないギミックが待ち構えています!

どんなギミックなの?と気になってしまったそこのあなた!!ぜひプレイしてその目で確かめてみてください!!!

オープニングフェイズ

オープニングフェイズでは、下記を実施します。

  • 物語の背景を読み上げる
  • 各キャラクターの担当決め/登場人物になりきり自己紹介
  • ルールブックを基にゲームフィールドをセッティング
  • 各種カードやトークンの扱い方や”嘘”の可否などのルールを参加者全員で確認

第1調査フェイズ

調査トークン

第1調査フェイズでは、事件の調査や各々の目的を遂行するため、下記を行うことが可能です。

  • 調査トークンを使って証拠カードを獲得
  • 少人数での密談

第1推理フェイズ

全員着席してテーブルを囲み、現段階での各自の推理を1人あたり1分程度で話します。

第2調査フェイズ

調査トークンが再度配布され、第1調査フェイズと同様に調査を行います。

第2推理フェイズ

全員着席してテーブルを囲み、各自の推理を1人1分程度で話した後、参加者全員で真犯人は誰か、物語の核心について議論します。

投票フェイズ

全員一斉に犯人だと思う人に指をさします。

最も得票数の多かった人が犯人として拘束されます。

※拘束された人はアクションフェイズで行動することができません。

アクションフェイズ

キャラクター固有のアクションをキャラクター設定書にある”行動順”に従い、実施します。

アクションを実施する際、参加者は以下について予め決めておきます。

  • アクションの対象
  • アクションの内容

エンディングフェイズ

物語の結末を読んだ後、各登場キャラクターが秘密にしていたことや、目的、勝利点を順に発表していきます。

最も得点が高かった人が勝利!ですが、物語を最も楽しんだ人が優勝です◎笑

評価と感想

わたしが本シナリオを遊んだときの条件は、以下の通りです。

参加人数  :7名(うち3名がマダミス未経験)
プレイ時間 :約5時間(感想戦込み)
GM有無   :無
担当キャラ :長野

評価

マダミス歴戦の猛者におすすめしたい!斬新×本格推理の決定版

推理難易度ロールプレイの楽しさ世界観没入度感情揺さぶられ度
⭐⭐⭐⭐☆⭐⭐⭐☆☆⭐⭐⭐⭐☆⭐⭐⭐⭐⭐

本作は、数あるマーダーミステリーの中でも特に“推理の濃度”が高く、斬新な仕掛けと相まって、慣れたプレイヤーほど唸るシナリオです。

現代日本を舞台にしているため、設定に入り込みやすく、ロールプレイの敷居も比較的低め。

物語の世界観に自然と引き込まれる魅力があります。

もちろん初心者でも楽しめるよう配慮はされていますが、コンポーネントの扱い方や展開の管理には少し工夫が必要。

実際にプレイした際もマダミス未経験者が多い卓で、ルール運用のミスが発生しかける一幕がありました。

そのため、できれば経験値の高いプレイヤーが揃う環境、またはGM付きでのプレイを推奨。

ルールを丁寧に読み込み、注意深く進行すれば、“驚き”と“厚みのある推理”に出会えるはずです。

「いつものマダミスに少し物足りなさを感じる」そんなあなたにこそ体験してほしい、骨太シナリオの逸品です。

難易度

難易度は『普通~やや高め』です。

※この難易度は、ゲームシステムの複雑性、テキスト・情報量に基づき、真犯人特定の難しさを表すものではありません。

キャラクター設定書のテキスト量は丁度良いボリューム感ですが、場に出る情報量は多めの印象です。

証拠はすべて開示できるわけではなく、誰にも獲得されずに場に残る手がかりが多い印象で、何を獲得すべきか優先度を慎重に検討する必要があります。

本格的な推理が楽しめるシナリオなので、推理小説が好きな方にはワクワクが止まらないシナリオです。

感想

革命的なシナリオ!記憶を消してもう一度プレイしたい、探偵気分全開の名シナリオ

このシナリオは、わたしがマダミスに少し慣れてきた頃――ちょうど3〜4回目のプレイで体験したのですが、あのときの衝撃はいまだに鮮明に覚えています。

他のどの作品とも違う、唯一無二のスリルと没入感。正直「これはずるい!」と思うくらい革命的でした!

特に、古くから伝わる不気味な歌と、それに沿って展開される連続殺人の構成は見事。

探偵小説のページをめくるような感覚でストーリーにのめり込めて、心の底から「楽しい!」と思える体験でした。

もしも記憶をリセットできるなら、間違いなくもう一度最初からプレイしたい――それくらい心に残ったマダミスです◎

まとめ

今回は、パッケージ型マーダーミステリー『ホワイト・レイヴン、レッド・ダイ』についてレビューしました。

サスペンスものや推理ものが好きな方に、ぜひ一度遊んでみて欲しいマダミスでした!

マダミスを初めてプレイする人よりも、マダミス歴戦の猛者の方に遊んで頂いた方が新鮮でより一層楽しめると思います。

当ブログでは他にも人数別におすすめのマダミスシナリオを多くご紹介しています。

もしよろしければ下記からチェックしてみてくださいね◎

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