まるでマダミスのパロディ!?
類い稀なる妄想力と巧みな言い訳を使い分けて犯人っぽい人を吊るし上げろ!
「そういうお前はどうなんだ?」ってどんなボードゲームなの?
今回は、マーダーミステリーのようなコミュニケーションゲーム「そういうお前はどうなんだ?」についてレビューします。
本作のルールや遊び方、個人的な評価についてご紹介していますので、これから遊ぶ予定の方はぜひ参考にしてみてくださいね!
『そういうお前はどうなんだ?』ってどんなゲーム?
商品名 | そういうお前はどうなんだ? |
プレイ人数 | 3~6人 |
プレイ時間 | 20分 |
対象年齢 | 12歳~ |
ジャンル | コミュニケーション |
発売時期 | 2021/11/26 |
サイズ (縦×横×厚さ) | 15 x 10 x 3 cm |
版元 | グループSNE |
「そういうお前はどうなんだ?」は、マダミスのようでマダミスでない、マダミスのパロディゲームです。
プレイヤーは全員、とある事件の容疑者となり、真犯人を探し始めます。
しかし、全員推理が壊滅的にヘタなので誰が犯人なのか、まったく分かりません。笑
容疑者の部屋にある”それっぽい”物や、事件前後の各自の怪しい行動を追及して、最も怪しい人を犯人に仕立てあげちゃおう!というものです。
ゲームごとに事件の展開も、キャラクターも、エンディングも、すべて変わるので、何度も繰り返し遊ぶことができるマダミスのパロディのようなゲームです。
こちらのボードゲームは「そういうお前はどうなんだ?リベンジ」という続編も出ており、本記事で紹介する「そういうお前はどうなんだ?」と混ぜて遊ぶことも、単体で遊ぶこともできちゃいます。
また、新バージョン「そういうお前はどうなんだ?学園七不思議編」も発売が決定しました!こちらは単体プレイ専用で、「そういうお前はどうなんだ?」と混ぜて遊ぶことができないバージョンなのでご注意ください。
遊び方/ルール
「そういうお前はどうなんだ?」は、ミステリー風言い訳ゲームです。
自分が犯人として”拘束”されないよう言い訳でかわしつつ、怪しい人間を代わりに犯人としてでっち上げましょう。笑
勝利条件
勝利点の最も高いプレイヤーが勝利!
得点計算は下記の通りです。
- “拘束”されていないプレイヤー:3点
- 指さしたプレイヤーが”拘束”されたプレイヤー:1点
準備
- 暴露カード、被害者設定カード、エンディングカードをよく混ぜて山札にする
- キャラクターカード、キャラクター設定カードを1枚ずつランダムで各プレイヤーに配布し、表向きにして各自の前に置く
- 残りのキャラクターカード、事件カードより1枚ずつランダムで選んで表向きで中央に配置(それぞれ被害者と事件内容に該当)
- 各プレイヤーは暴露カードの山札から4枚引き、他の人に表面が見えないよう手札とする
- 手札の中から2枚を選び、裏向きの状態で左右のプレイヤーに各1枚ずつ渡す
- 両隣から受け取った裏向きのカードを表を見ずに混ぜ、自分の前に裏向きのまま並べる
※各プレイヤーの事件時の証拠に該当
ゲームの流れ
『そういうお前はどうなんだ?』の、大まかな流れは下記の通りです。
- 暴露カードの公開
- 追及
- 言い訳
- 被害者設定カードの公開(※)
- 投票
- エンディング
※1~4の手順を「ラウンド」と呼びます。
4~6人で遊ぶ場合は2ラウンド行い、3人で遊ぶ場合は3ラウンド行います。
暴露カードの公開
他のプレイヤーの前に置かれた暴露カードを選び、「そういうお前はどうなんだ?」と言いながら表向きにします。
暴露カードを選ぶ側のプレイヤーは下記の通りです。
ラウンド内で暴露カードを既にめくられたプレイヤーを指定することはできません。
追及
暴露カードをめくられた人がいかに怪しいかを追及するフェイズです。
30秒程度、めくられた暴露カードをもとに、暴露カードをめくられた人以外全員による話し合いが行われます。
【追及】する側は公開されたカードの怪しいところを、想像力を掻き立ててみんなで突いてみましょう!
言い訳
【追及】の後は、疑われたプレイヤーが言い返す番です。
暴露カードをめくられたプレイヤーのみが30秒間言い訳を話すことができます。
【言い訳】のフェーズでは、他プレイヤーは発言することができません。
言い訳が終了した後、同一ラウンド内で暴露カードがめくられていないプレイヤーがいれば【暴露カードの公開】を、全員が暴露カードをめくられていれば【被害者設定カードの公開】へ移ります。
被害者設定カードの公開
被害者設定カードの山札から1枚引き、表向きに置きます。
被害者設定カードの内容を読み上げ、全員で確認した後、プレイ人数ごとに次の通り処理していきます。
4~6人で遊ぶ場合、プレイヤー1人につき表向きの暴露カードが2枚であれば【投票】へ、それ以外の場合は【暴露カードの公開】へ移ります。
3人で遊ぶ場合、プレイヤー1人につき表向きの暴露カードが3枚であれば【投票】へ、それ以外の場合は【暴露カードの公開】へ移ります。
投票
“館の主人“による合図で、すべてのプレイヤーが”拘束“したいプレイヤーを一斉に指さします。
そして、最多票のプレイヤーが”拘束“されます。
最多票のプレイヤーが複数人いた場合、その全員が”拘束“されます。
エンディング
“拘束“されたプレイヤーはエンディングカードを1枚引いて読み上げます。
エンディングを共有した後、全員で各自得点計算を行います。
最も得点の高いプレイヤーが勝利です。(同点の場合、勝利を分かち合いましょう)
このゲームは何よりもプレイヤー全員で物語をつくることが大事です。
勝敗にかかわらず、物語の登場キャラクターになりきって全力で楽しみましょう!!!
個人的評価と感想
それでは、わたしの独断と偏見による個人的な評価をご紹介していきます!
おすすめ度:⭐5
参加者たちの妄想力と言い訳でつくりあげる”オリジナルミステリー”がとにかく面白い!
「被害者の遺体を見たときに笑みを浮かべていたの、なんか怪しくない?」
「ああ~それね、被害者が生前一発ギャグしていたのがおかしくて思い出し笑いしちゃったんだよねえ」
このように、めちゃくちゃ適当な言い訳を並べ、事件が起きているのに全員推理力がないおかげでもれなくカオスになります。笑
なんやその言い訳wwそんなわけないやろwwと、適当過ぎる言い訳に盛り上がります!
ルールもわかりやすく、準備に手間も時間もかからないので、初心者の方にもおすすめしたいボードゲームです。
難易度
とてもやさしい、難易度は『低め』です。
こじつけ、屁理屈、捏造、すり替え、、、何でもありです◎
自分の得意なスキルを活かし、世界観を楽しみましょう!!
盛り上がり
各々の妄想力が炸裂してめちゃくちゃ盛り上がります!
勝利点云々よりも面白くなったもん勝ちのボドゲです。
全員で喋りながらあることないことをあれこれ言って、盛り上がらないハズがないですね!!
特に自身のキャラクターや、キャラクター設定のランダムな組み合わせというルールがとても良い◎
全てたたりのせいにする探偵がいたり、ムキムキなメイドさんがいたり、マザコン息子がいたり、、、
個性豊かなキャラクターが生まれるので、準備の段階から盛り上がること間違いなしです。
プレイスタイル(直感的/論理的)
論理的な思考は不要!『直感的』に遊べるゲームです!!
直感的にあれこれ言った方がこのゲームは面白いと思っています。
そもそも全員推理力がないので、あれこれ調べる必要もありません。笑
運要素
運要素は『やや低め』です。
面白さのスカラー量として若干運がかかわることもありますが、基本的には何が起きても面白くなる印象です。
まとめ
今回は、「そういうお前はどうなんだ?」についてご紹介しました。
御託を並べたもん勝ち!まるでマーダーミステリーのパロディのようなユニークなゲームでした。
本ブログでは、面白いボードゲームを人数別などで多数ご紹介しています。
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