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【マダミスレビュー】マーダーミステリー・オブ・ザ・デッド|登場人物・評価・感想・ルール・ネタバレなし

【マダミスレビュー】マーダーミステリー・オブ・ザ・デッド|登場人物・評価・感想・ルール・ネタバレなし マーダーミステリー

すべての謎を解き明かし、「安全圏」へと生き残れ!
ゾンビパニック映画のようなスリルを味わえるマーダーミステリー!!

今回はグループSNE×cosaicのパッケージ型マーダーミステリー『マーダーミステリー・オブ・ザ・デッド』についてレビューします!

本作のあらすじ・遊び方、登場キャラクター、ネタバレなしの感想・評価についてご紹介します。これから遊ぶ予定のあなたは、ぜひ参考にしてみてくださいね。

本記事は、作品をよりお楽しみ頂けるようシナリオのミスマッチ軽減(こんなはずじゃなかった防止)が目的です。
ネタバレに触れないようにしていますが、ゲームの流れや感想・評価の記載があるためご注意ください。

シナリオ概要

プレイ人数7〜8人(GM不要)
プレイ時間180分
プレイ環境オフライン
対象年齢15歳~
ジャンルマーダーミステリー
発売時期2021/4/16
デザイナー秋口ぎぐる/森川秀樹
版元グループSNE/cosaic

マーダーミステリー・オブ・ザ・デッド』は、グループSNE×cosaicによる大人気パッケージ型マーダーミステリーシリーズ”MYSTERY PARTY IN THE BOX SERIES”のひとつです。

ゾンビパニック映画のようなスリリングな群像劇を、オフライン・GMなしで楽しめるミステリーになっています。

2024年11月にアニメ化されている、話題の人気シナリオです!(Amazon Prime Videoのdアニメストアにて視聴可能です◎)

登場キャラクターは8人いますが、NPCを1人設定することで7人で遊ぶことも可能です。(NPC設定カードが同梱されています。)

関連作品一覧

関連作品として、本作の前日譚を描いたマーダーミステリーや、本作を原作としたアニメ・小説があります。

あらすじ

ゾンビウイルスの蔓延により崩壊した世界——。

わずかに生き延びた人々が身を寄せ合うのは、今や廃墟と化したショッピングモール。

だが、そこに突如現れた白衣の男が告げた“抗体発見”という希望は、彼の殺害によって無残にも断ち切られてしまいます。

謎の絞殺魔、狂信的なゾンビ信奉者、次々と消えていく生存者たち、そして地下から聴こえる不気味な歌声。

もはや“人間”こそが一番の脅威なのではと疑いたくなるような不穏な空気が、物語全体に張り詰めています。

終末という極限状態の中、それぞれの胸に秘められた目的と選択が、やがて迎える結末を大きく左右します。

生き残るのは誰か? 信じるべきは誰か? 崩壊した世界の片隅で、最後に明かされる真実とは——?

登場人物紹介

それでは、”かつてショッピングモールだった場所”で暮らす生存者コミュニティのメンバーを簡単にご紹介します。

アキラ(男性/25歳)

  • 元警察官
  • ショッピングモール内のリーダー的存在
  • 拳銃を携帯
  • 居住地は屋上(テント)

聡(男性/21歳)

  • 元看護学生
  • アイドルオタク
  • 口数が少ない
  • パンデミックで恋人を失う
  • 居住地は料理教室

⼀樹(男性/23歳)

  • 元美容師
  • イケメンで社交的
  • 凪沙は恋人
  • 居住地はスポーツ用品店

前園(男性/26歳)

  • 元大工
  • 行動的で大胆
  • パンデミック後に息子を亡くす
  • 居住地は工具店

凪沙(女性/22歳)

  • 一樹とは恋人同士
  • ややヒステリックな性格
  • 一樹を守るなら何だってやる
  • 居住地はスポーツ用品店

タマミ(女性/20歳)

  • 元大学生
  • 臆病な性格で警戒心が強い
  • モール内では食事の準備や洗濯などを率先してこなす
  • 居住地は雑貨店

はる(女性/16歳)

  • 元女子高生
  • パンデミック後に母が失踪
  • 居住地は書店

八栄子(女性/24歳)

  • 製薬会社の研究員
  • 研究所がゾンビに襲撃されて同僚とモールに避難
  • 一時的な居住地は楽器店

遊び方/ルール

ゲームの進行
  1. オープニングフェイズ
  2. 第1調査フェイズ
  3. 第1推理フェイズ
  4. 第2調査フェイズ
  5. 第2推理フェイズ
  6. 投票フェイズ
  7. アクションフェイズ
  8. エンディングフェイズ

本作の大まかなゲームのルールは、他のグループSNE×cosaicの”MYSTERY PARTY IN THE BOX”シリーズと同様です。

このシリーズのいちばんの特徴は”アクションフェイズ”です!

アクションフェイズとは、キャラクターごとの目的を果たすために最後に起こす特別な行動で、キャラクターが物語の最後に実行する行動になります。

アクションの内容はキャラクターごとに異なり、プレイヤー同士のバチバチの衝突が起きて物語の展開がガラリと変わります!

他人から所持品を奪ったり、襲撃したり、さらなる事件が起こったりすることも、、、?

物語の真相が知らされる前に、各キャラクターの思惑が交錯するシーンは見ごたえあります◎

オープニングフェイズ

オープニングフェイズでは、下記を実施します。

  • 物語の背景を読み上げる
  • 各キャラクターの担当決め/登場人物になりきり自己紹介
  • ルールブックを基にゲームフィールドをセッティング
  • 各種カードやトークンの扱い方や”嘘”の可否などのルールを参加者全員で確認

第1調査フェイズ

調査トークン

第1調査フェイズでは、事件の調査や各々の目的を遂行するため、下記を行うことが可能です。

  • 調査トークンを使って証拠カードを獲得
  • 少人数での密談

第1推理フェイズ

全員着席してテーブルを囲み、現段階での各自の推理を1人あたり1分程度で話します。

第2調査フェイズ

調査トークンが再度配布され、第1調査フェイズと同様に調査を行います。

第2推理フェイズ

全員着席してテーブルを囲み、各自の推理を1人1分程度で話した後、参加者全員で真犯人は誰か、物語の核心について議論します。

投票フェイズ

全員一斉に犯人だと思う人に指をさします。

最も得票数の多かった人が犯人として拘束されます。

※拘束された人はアクションフェイズで行動することができません。

アクションフェイズ

キャラクター固有のアクションをキャラクター設定書にある”行動順”に従い、実施します。

アクションを実施する際、参加者は以下について予め決めておきます。

  • アクションの対象
  • アクションの内容

エンディングフェイズ

物語の結末を読んだ後、各登場キャラクターが秘密にしていたことや、目的、勝利点を順に発表していきます。

最も得点が高かった人が勝利!ですが、物語を最も楽しんだ人が優勝です◎笑

評価と感想

わたしが本シナリオを遊んだときの条件は、以下の通りです。

参加人数  :7名(うち6名がマダミス未経験)
プレイ時間 :約4時間(感想戦込み)
GM有無   :無
担当キャラ :アキラ

評価

ゾンビ映画の世界へようこそ――初心者でも楽しめる臨場感満点の終末系マダミス!

推理難易度ロールプレイの楽しさ世界観没入度感情揺さぶられ度
⭐⭐⭐☆☆⭐⭐⭐⭐☆⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐☆

本作は、ゾンビによって荒廃した世界を舞台にしながらも、物語への没入感とキャラクターの個性が際立った、スリル満点のミステリーシナリオです。

まるで自分自身がゾンビ映画の登場人物になったかのような臨場感は、プレイヤーを一気に世界観へ引き込みます。

シナリオ構成はシンプルで、難解なルールや複雑なシステムはないので、マーダーミステリー初心者の方でも問題なく楽しむことができます。

実際、筆者がプレイした際も、参加者のほとんどが初プレイでありながら、GMレスでスムーズに進行できました。

推理の楽しさとロールプレイの醍醐味に加え、随所に散りばめられたスリルと緊張感が絶妙に絡み合い、「物語の一員として生き延びる」体験を堪能できます。

ゾンビものが好きな方はもちろん、ミステリー初心者にもぜひ触れてほしい、没入感の高い良作です。

難易度

難易度は『やややさしめ』です。

※この難易度は、ゲームシステムの複雑性、テキスト・情報量に基づき、真犯人特定の難しさを表すものではありません。

マダミス初心者の方も、GMなしでしっかり楽しめるシナリオだと思います。

また、キャラクター設定書のテキスト量はやや多めで、マダミス自体初めての方には情報量が多く感じるかもしれません。

しかし、キャラクターの目標や背景はわかりやすく書かれており、設定書は後から見返せるため、世界観に没入して楽しめると思います。

感想

非日常が襲いかかる、濃密でクセになるマダミス体験!

本作では、現実では絶対に味わえない“ゾンビが迫る”という極限状態の中での人間ドラマを体験できました!

まさに、日常から完全に切り離されたスリルと没入感が味わえる作品です◎

わたしが参加した卓では、なんと他のプレイヤー全員がマダミス初体験で、当初は少し不安もありましたが、システムはとても分かりやすく、すぐに全員がゾンビに怯える世界観へと没入できました。

限られた8名というコミュニティの中で、それぞれが異なる秘密と目的を持ち、時に狡猾さすら見せる展開には驚かされっぱなし。

単なる“謎解き”ではなく、“人間ドラマ×ミステリー”の奥深さを感じました。

「MYSTERY PARTY IN THE BOX SERIES」は今作が初でしたが、この一作で完全に虜に。

シリーズ全制覇を心に誓わせるほどの名シナリオでした!

まとめ

今回はパッケージ型マーダーミステリー『マーダーミステリー・オブ・ザ・デッド』をご紹介しました!

わたしが”MYSTERY PARTY IN THE BOX SERIES”のマダミス初プレイとなる記念すべき(?)作品でした◎

当ブログでは他にも人数別におすすめのマダミスを多数ご紹介しています!

よろしれければ下記からチェックしてみてくださいね◎

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