卓上探偵団の第二弾!
プレイヤー同士が協力しあう完全協力型マーダーミステリー!!
今回は協力型ミステリーゲーム『グランドホテルでデュエットを』についてレビューします!
あらすじや遊び方、登場キャラクター、ネタバレなしの感想や評価までご紹介しています。遊ぶ予定のあるあなたはぜひ参考にしてみてくださいね!
シナリオ概要
プレイ人数 | 1~4人(GM不要) |
プレイ時間 | 120分 |
プレイ環境 | オフライン |
対象年齢 | 15歳~ |
ジャンル | 協力ミステリーゲーム |
発売時期 | 2023/3/31 |
デザイナー | 河端ジュン一 |
サイズ | 16 x 11 x 3 cm |
版元 | グループSNE |
『グランドホテルでデュエットを』は、グループSNEから発売されている卓上探偵団シリーズの第二弾で、プレイヤー全員が探偵となり一丸となって事件解決を目指すマーダーミステリーです。
このゲーム最大の特徴は、プレイヤーの中に犯人がいないところです!プレイヤー同士で駆け引きをする独特な緊張感がないため、協力プレイが好きな方にぴったり◎
推奨プレイ人数は1人~4人ですが、ゲームシステム上5人以上でも遊べるシナリオです。
※ただ、人数が多すぎるとじっくり推理に集中できなくなるため、推奨人数以内で遊ぶことをお勧めします。
あらすじ
舞台は2000年代初頭、小さな観光島にあるこの島最大の建物ホテル・デュエット――
このホテルは180度パノラマオーシャンビューの景色が売りで、30階建ての高級宿泊施設です。
隣に同じ高さの複合商業施設が併設されており、ツインタワーのシルエットが恋人同士のようであることから、このような名前がつけられたのでした。
夕日を望む屋外で立食ディナーパーティーが開催される直前、宿泊客のセレブたちが集まり始めていた頃、客の一人がふと空を見上げると、遥か高層階から人が落ちてくるのを目撃します。
人々がざわつきながら落下地点のホテル前へと駆け寄ると、その人は頭部を酷く損傷し、息絶えていた宿泊客の一人でした。
近海の天候により警察の到着が遅れ、宿泊客たちがパニックになる中、事件解決に乗り出す”卓上探偵団”たち、、、
この事件の真相を暴くのは、あなたです!
登場人物紹介
遺体の第一発見者は、パーティ会場に訪れた宿泊客です。
他人同士ですが、バーやフィットネスで互いの顔を見ており、アリバイがありました。従業員(ホテリエ)も同様です。
アリバイがないのは、パーティ直前まで1人でいたと証言している5名、、、今回の事件の被害者と、その5名をご紹介していきましょう。
被害者:ワシントン(58歳/男性)
私を殺した犯人を暴いてくれ!
- 歯に衣着せぬ物言いで賛否両論の議員
- 元警察官
- ふだんから眉間にいかめしいシワを寄せて白髪をオールバックにしている
容疑者:マックス(32歳/男性)
うわ、これは酷い、、、ああごめん、ちょっと離れておくよ。
- 巧打者として有名なメジャーリーガー
- 長髪に髭とがっしりした体格で迫力がある
- 物腰はやわらかでファミリー層からの人気が高い
容疑者:ダニエル(40歳/男性)
まさかこんなことになるなんて、、、
- 人気のハリウッド俳優
- 端正な顔立ちですらりとした長身とバリトンボイスをもつ
- スパイ物のアクション映画でブレイクした
容疑者:JJ(24歳/男性)
ワオ!、、、いや、笑えないことになっちまったな。
- スタンドアップコメディアン
- 派手なジェスチャーとブラックジョークで時世を風刺する芸風
- 芸能人の裏事情に詳しい
容疑者:エマ(22歳/女性)
人生って何があるかわからないものね。
- 世界中をまたにかける人気歌手兼作詞家
- 異国文化が大好き
- 色恋沙汰で世間を騒がすことが多い
容疑者:ヒルズ(54歳/女性)
私も容疑者?勘弁してほしいわね。
- ホテルの総支配人
- 祖父が起業した不動産事業を継いだ元ミュージカル女優
- 数々の男たちが彼女を射止めようとしたが気持ちを利用するだけで婚約することはなかった
遊び方/ルール
- ゲームの進行
- 第1調査フェイズ
- 第2調査フェイズ
- 第3調査フェイズ
- 推理発表フェイズ
- エンディング
- 得点計算
本ゲームはカードの内容を公開し、その内容について話し合いつつ推理するのが醍醐味です。
会話はいっさい禁止されておらず、時間制限もないため、ゆったり自分たちのペースで進めることができます!
仲間が考えているときは手助けをしたり、自分が考えているときは仲間を頼ったり、、、
互いに協力しながら、推理や提案、議論を積極的に行いましょう!
また、実際にゲームを遊ぶときには、最初にルールブックの内容をプレイヤー全員と共有しておきましょう。
第1調査フェイズ
調査フェイズでは、ルールブックで指定された「自動公開カード」や「追加ストーリーカード」を読み上げた後、プレイヤーが好きな「調査カード」を選び公開して話し合いながら事件の推理をしていきます。
第1調査フェイズでは、以下を行います。
- 自動公開①~③のカードを公開
- 調査カードを合計10枚公開
第2調査フェイズ
第2調査フェイズでは、以下を行います。
- 追加ストーリー①②を公開
- 自動公開④~⑧のカードを公開
- 調査カードを合計12枚公開
第3調査フェイズ
第3調査フェイズでは、以下を行います。
- 追加ストーリー③④を公開
- 自動公開⑨のカードを公開
- 調査カードを合計12枚公開
第3調査フェイズのみ、十分調査できたと思った場合は途中で切り上げても構いません。
このフェイズにおける調査カードの公開を12枚未満で終わらせた場合、”早期解決”となり、得点を伸ばせる可能性があります。
ただし、回答が間違っていた場合はその分逆に得点が下がってしまう可能性もあるため注意が必要です。
推理発表フェイズ
すべての推理を終えたら、回答シートに1H4W(死因/時刻/場所/犯人/動機)の答えを記入しましょう。
- 死因(HOW):被害者はどんな方法で殺されたのか?
- 時刻(WHEN):被害者はいつ死んだのか?
- 場所(WHERE):被害者はどこで死んだのか?
- 犯人(WHO):被害者は誰に殺されたのか?
- 動機(WHY):犯人はなぜ殺したのか?
エンディング
本作品のエンディングブックを読み上げます。
推理発表フェイズにて出した答えでエンディングが少し変化します!慎重に回答しましょう!!
得点計算
記入した回答シートの1H4Wがそれぞれ得点になります。5種類すべて正解したら10点です。
加えてゲーム終盤で調査を早めに切り上げる”早期解決”を行うことで得点を増やすこともできます。
ゲーム中に追加の得点要素がある場合もあるので、”早期解決”を目指すよりも十分に推理して100%正答を目指すことをおすすめします◎
また、得点ごとに下記のように称号がGETできます!名探偵を目指してがんばりましょう!!
- 5点以下 :Detective(探偵)
- 6~9点 :Dog-nosed(犬の鼻)
- 10~13点 :Hawk-eyed(鷹の目)
- 14~19点 :Clairvoyant(千里眼)
- 20点以上 :Master detective(名探偵)
評価と感想
それでは、わたしの独断と偏見による評価と感想をご紹介します。
わたしがシナリオを遊んだときの条件は、以下の通りです。
評価
第一弾よりしっかり世界観に没入できる工夫がGOOD!自分たちの心地よいペースで進められる協力マダミスです◎
卓上探偵団シリーズは、プレイヤーの中に犯人がいないためマダミス特有のギスギス感もなく、穏やかで平和な気持ちで遊べます。
これってこういうことじゃない?と仮説を立てながら、プレイヤー同士が助け合って推理を進めていく感じが楽しかったです!
また、オプションルールとして、第一弾のときにはなかったプレイヤー演じる”探偵の個性”が設定できるようになりました!!
外見的特徴が蝶ネクタイ、口癖が「あれれ、おかしいぞ」って、、、あれ?なんだか既視感が、、、笑
難易度
難易度は「やさしめ」です。
時間制限がなく、調査カードもほとんど開示できるため、推理要素として十分な材料を入手することができます。
そのため、推理が苦手であまり自信のないという人でもしっかり楽しめると思います!
難易度をもっと難しくしたい場合は、あえて”早期解決”となるよう公開するカードを少なめに設定しても良いかもしれません。
感想
卓上探偵団シリーズ第一弾の『真紅のアンティーク』と同様、第二弾も面白いシナリオでした!
プレイヤーに犯人がいる人狼要素をもつマダミスが好きでよく遊びますが、こういうタイプの事件を俯瞰で見て推理するミステリーゲームもまた違った楽しみ方ができるので良いですよね。
今回は全て正答でき、マスターディテクティブ(名探偵)の称号を獲得しました!\ヤッタネ/
第三弾も発売が決定しているので、次も名探偵を目指して頑張りたいと思います!!!
まとめ
今回は協力型パッケージマーダーミステリー『グランドホテルでデュエットを』についてレビューしました。
マダミスを遊んでみたいけど犯人役は嫌だな、、、という方や、1人でも楽しめるミステリーゲームでした!
当ブログでは、プレイ人数やプレイ時間ごと、そしてプレイヤー協力型のミステリーゲームをレビューしています。
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