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【マダミスレビュー】霧落峠|登場人物・評価・感想・ルール・ネタバレなし

【マダミスレビュー】霧落峠|登場人物・評価・感想・ルール・ネタバレなし マーダーミステリー

60分の時代劇体験!
4人でタイムスリップ!?江戸時代・マーダーミステリー!!

1時間で遊べるパッケージ型マーダーミステリー『霧落峠』について、レビューします。

本作のあらすじ、遊び方・ルール、登場キャラクター、ネタバレなしの感想・評価について綴ります。

現在、こちらのシナリオが気になっているあなたはぜひチェックしてみてください!

本記事は、作品をより楽しんで頂けるよう、シナリオプレイ後のミスマッチ(こんなはずじゃなかった)の軽減を目的としています。
ネタバレに触れないようにしていますが、ゲームの流れや感想・評価についての記載があります。
前情報を一切入れずにまっさらな気持ちで作品を受け止めたい場合は、ご注意ください。

シナリオ概要

プレイ人数4人(GM不要)
プレイ時間60分
プレイ環境オフライン
対象年齢15歳~
ジャンルマーダーミステリー
発売時期‎‎‎‎‎‎‎‎‎2022/7/15
製作者友野詳
箱サイズ16 x 11 x 3 cm
版元グループSNE/cosaic

霧落峠』は、グループSNE×cosaicのMurder Mystery Miniシリーズの作品のひとつで、時代劇がテーマのマーダーミステリーです。

シンプルなルールと短時間でミステリー体験ができる手軽さが魅力。GM不要でプレイ可能、4人専用のシナリオです。

あらすじ

江戸時代の霧落峠で、飾り職人の死体が発見されました。

現場には、飾り職人の許嫁の町娘、飾り職人が一家から銭を盗みを働いたと主張するやくざ、通りすがりの浪人、そして旅の医者が集まり、死体を囲んでいます。

死因は自殺か、事故死か、それとも他殺か?

それぞれが異なる主張をし、疑心暗鬼に陥る中、医者は冷静に真相解明を訴えます。

しかし、濃霧が再び立ち込める中、彼らの運命はいかに?

霧に隠された真実、そして、それぞれの思惑が交錯する、時代劇ミステリーの開幕です。――

登場人物紹介

霧落峠で偶然集まった4名の人物について、簡単にご紹介します。

旅医者:一心斎

わしは旅医者の一心斎と申します。
行き会ったのもご縁でしょう。仲裁させていただきますよ。

  • ごつごつした顔で若くも老人にも見える
  • 常におだやかな表情

浪人:山越五十郎

拙者は通りすがりの浪人、山越五十郎じゃ。
めんどうだが、関わったからには仕方あるまい。

  • 50歳前後の男性
  • 腰に帯びた刀は1本きりで脇差が見当たらない
  • 肩に鴉がとまっている

やくざ:八百蔵

あっしは、八百蔵ってもんでさ。
やくざだが、嘘はつかねえ。こいつはあっしが追っていた男です。

  • 20代の男性
  • やくざと名乗るわりに品のいい顔だち
  • ドス(短刀)を持っている

町娘:千代

あたしは千代と申します。
この人は、あたしの許嫁の万吉さんに間違いありません。

  • 見ためははたちを越えていない
  • 清楚さと色っぽさがともに感じられる

遊び方/ルール

ゲームの流れ
  1. ゲームの準備
  2. 担当キャラクターの決定/設定書読み込み(10分)
  3. 自己紹介
  4. 第1調査フェイズ
  5. 第1議論フェイズ(6分)
  6. 第2調査フェイズ
  7. 第2議論フェイズ(8分)
  8. 第3調査フェイズ
  9. 第3議論フェイズ(8分)
  10. 第4調査フェイズ
  11. 第4議論フェイズ(10分)
  12. 推理と釈明フェイズ(各1分)
  13. 拘束の投票
  14. 霧の中の行動
  15. エンディングフェイズ

本シナリオは、4回の調査・議論を経て事件の真犯人を突き止めるマーダーミステリーです。

構成としてはシンプルで、密談はありません。

密談のためのスペースを別途用意する必要はありませんが、内容物を広げられるだけのテーブルを設けて遊ぶことをおすすめします。

ゲームの準備

ルールブックを開き、マップシートを中央に置き、事件のはじまりを読み上げます。

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↑マップシート

担当キャラクターの決定/設定書読み込み(10分)

事件のはじまりを読み終えたら、公開情報をもとに、それぞれのプレイヤーが担当するキャラクターを選びましょう。

設定書と行動カードの配布、10分を目安に各自配布された資料の読み込みをおこないます。

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↑行動カード

自己紹介

設定書の公開情報と、事件のはじまりにある各自のセリフを読み上げて、キャラクターの自己紹介をします。

第1調査フェイズ

このフェイズでは、以下の順で全体情報カードから各自1枚ずつ選び取り調査をおこないます。(個別情報カードは取得不可)

一心斎 ▶ 山越五十郎 ▶ 八百蔵 ▶ 千代

全員が選び終えたら、同じ順で公開して読みあげます。

取得したカードは、それぞれ取得したプレイヤーの前に表向きで置きましょう。

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↑全体情報カード
↑個別情報カード

第1議論フェイズ(6分)

全員で自由に議論します。

全員がお互いの言葉を聞ける状態でなければならず、他のプレイヤーに秘密でやりとりする密談は許されません。

議論中、自分の目的のために嘘をつくことはOKです。

調査フェイズで非公開にしておいたカードは、議論中、いつでも自由に公開できます。

また非公開カードを、非公開のまま、自分の言葉で説明することは可能です。

設定書の秘匿情報をそのまま読み上げてはいけませんが、自分の言葉で内容を説明することはOKです。

もちろん、設定書の秘匿情報は隠しておいたほうがいいことも多いので、何をどう説明するかは慎重に考えましょう。

第2調査フェイズ

第1調査フェイズ同様に、調査をおこないます。カードの取得順は以下の通りです。

山越五十郎 ▶ 八百蔵 ▶ 千代 ▶ 一心斎

このフェイズから、自身の行動カードをオモテにすることで、個別情報カードを取得することができるようになります。(詳細なルールはルールブックをご確認ください)

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↑行動カード
↑個別情報カード

第2議論フェイズ(8分)

第1議論フェイズと同様ですが、時間が8分と長くなることにご注意ください。

第3調査フェイズ

第2調査フェイズ同様に、調査をおこないます。カードの取得順は以下の通りです。

八百蔵 ▶ 千代 ▶ 一心斎 ▶ 山越五十郎

第3議論フェイズ(8分)

第2議論フェイズと同様です。

第4調査フェイズ

第3調査フェイズ同様に、調査をおこないます。カードの取得順は以下の通りです。

千代 ▶ 一心斎 ▶ 山越五十郎 ▶ 八百蔵

第4議論フェイズ(10分)

これまで同様ですが、制限時間は10分です。

推理と釈明フェイズ(各1分)

誰が犯人かの推理、自分が犯人ではない釈明をおこないます。

順序は相談して決めます。(決まらない場合は、千代⇒八百蔵⇒五十郎⇒一心斎の順)

拘束の投票

合図をして、全員が一斉に「殺しの犯人」だと思う人物(あるいは、自分の目的に都合のいい人物)を指さします。

霧の中の行動

各自設定書の記述を参考に、どの「霧の中の行動」をするかを選び、対応する行動カードに、誰を対象にして実行するかを書き込みます。

全員がカードと対象を選び終えたら、行動順の番号1から順に実行・処理をしていきましょう。

エンディングフェイズ

エンディングブックを開いて、物語のエンディングを読み上げましょう。

その後、得点計算をおこないます。目的を果たせるのは誰でしょうか。

マーダーミステリーの最たる目的は、あなたたちだけの物語をつくりあげることです。

プレイヤーが皆一度きりの作品を楽しめるよう、誰も傷つけることなく、気持ちよく遊べるよう心がけましょう◎

評価と感想

わたしが本作品をプレイしたときの条件は、以下の通りです。

参加人数  :4名(全員30シナリオ以上通過済みのマダミス経験者)
プレイ時間 :約1.5時間(感想戦込み)
GM有無   :無
担当キャラ :千代

評価

時代劇の世界が斬新!シンプルかつ短時間プレイで初心者におすすめのマダミス!!

推理難易度ロールプレイの楽しさ世界観没入度感情揺さぶられ度
⭐⭐☆☆☆⭐⭐⭐☆☆⭐⭐⭐☆☆⭐⭐☆☆☆

シナリオの構成としては至ってシンプルで、ゲームシステムに複雑さもないため、マダミス初心者におすすめの作品です。

短時間でミステリーをサクッと体験できるのが魅力ではありますが、マダミス経験者にはちょっぴり物足りなさを感じるかもしれません。

時代劇という他にあまりないテーマなので、物語の世界観は斬新で楽しめると思います。

難易度

難易度は『やさしめ』です。

※この難易度は、ゲームシステムの複雑性、テキスト・情報量に基づき、真犯人特定の難しさを表すものではありません。

設定書のテキスト量は少し多く感じるかもしれません。

シナリオの構成自体はシンプルで、複雑さは感じられないため、マダミス初心者の卓でもサクサクと進められると思います。

感想

60分にしてはロールプレイが楽しい!だけどちょっぴり物足りない、、、!

舞台や物語、ギミックなど面白い要素はあるんですけど、マダミスを経験しすぎた故の弊害か、プレイ後やや物足りなさを感じました。

しかし、ゲームをサクサク進められる点、ルールがシンプルな点はすごくよかったので、マダミス入門作品として楽しむのがおすすめです◎

まとめ

グループSNE×cosaic発のパッケージ型マーダーミステリー『霧落峠』について、レビューしました。

マダミス入門作品としてプレイいただきたい、短時間で楽しめる時代劇ミステリーでした!

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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