※本サイトは商品・サービスの画像・リンク先にプロモーションを含みます※

【マダミスレビュー】札幌異世界ツアー|登場人物・評価・感想・ルール・ネタバレなし

【マダミスレビュー】札幌異世界ツアー|登場人物・評価・感想・ルール・ネタバレなし マーダーミステリー

まるでRPG!?
帰ってきた、リアル×異世界の摩訶不思議ミステリー!!

4PL・100分のパッケージ型マーダーミステリー『札幌異世界ツアー』について、レビューします。

物語のあらすじ、遊び方やルール、登場キャラクター、ネタバレなしの感想・評価についてご紹介します。

現在本作品が気になっているあなたの参考になれば幸いです!

本記事は、作品をより楽しんで頂けるよう、シナリオプレイ後のミスマッチ(こんなはずじゃなかった)の軽減を目的としています。
ネタバレに触れないようにしていますが、ゲームの流れや感想・評価についての記載があります。
前情報を一切入れずにまっさらな気持ちで作品を受け止めたい場合は、ご注意ください。

シナリオ概要

プレイ人数4人(GM不要)
プレイ時間100分
プレイ環境オンライン/オフライン
対象年齢15歳~
ジャンルマーダーミステリー
発売時期‎‎‎‎‎‎‎‎‎2024/4/12
製作者中村誠
箱サイズ16 x 11 x 3 cm
版元グループSNE/cosaic

札幌異世界ツアー』は、グループSNE×cosaicによるMurder Mystery Miniシリーズのうちのひとつで、札幌×異世界の摩訶不思議な世界が広がるマーダーミステリーです。

大人気マダミス『京都異世界ツアー』のその後の世界を舞台に、事件の背景と真犯人を探ります。(前作未プレイでも楽しめますが、プレイ済みの方がより楽しめます。)

GMレス、4人専用のシナリオで、オンライン/オフラインのどちらでも遊ぶことが可能です。

あらすじ

【マダミスレビュー】札幌異世界ツアー|登場人物・評価・感想・ルール・ネタバレなし

日本と異世界が繋がって3年、観光やビジネスで多くの異世界人が日本を訪れる一方、不法入国や不法滞在が社会問題化していた。

しかし、ダンジョンの罠や魔術師の魔法によって、本人が望まない転移を強いられた「転移者」も存在し、日本政府は転移者を救済するため「転移者認定法」を制定。

新人調査官・雪野まつりは、転移者認定を申請した異世界人(英雄・ポーン、魔術師・スミス、ひきこもり・ニト)と共に札幌観光を楽しんでいたが、彼らを監視する謎の影があった。

しかし、すっかり辺りが黒くなった午後6時ごろ、彼らを監視していた謎の人物が黒焦げの遺体になり発見される。

死んでいた人物は、何者だったのだろうか。そして、死に至らしめた犯人は誰か?

この場には観光を楽しんでいた4人のみ。もし殺人ならこの中に犯人がいることになる、、、

登場人物紹介

札幌観光を楽しんでいた一行、4人についてご紹介します。

英雄:ポーン(男性/16歳)

【マダミスレビュー】札幌異世界ツアー|登場人物・評価・感想・ルール・ネタバレなし
  • 転移者認定申請中の自称英雄
  • 神の力で札幌にとばされたと主張しているが多くを覚えていない
  • 美しい装飾の刀を携帯しているが札幌市教育委員会の刀剣類登録審査待ち
  • 使用は禁止されて刀身が鞘から抜けなくなっている
  • 日本語を流暢に話す

魔術師:スミス(男性/28歳)

【マダミスレビュー】札幌異世界ツアー|登場人物・評価・感想・ルール・ネタバレなし
  • 転移者認定申請中のイケメン魔術師
  • 申請時に魔術師である証拠として実際に魔法を使ってみせた
  • 正規ではない〈門〉で札幌に来て帰ることができなくなったと主張している
  • カタコトだが日本語を話す
  • 札幌スープカレーを気に入っている

ひきこもり:ニト(女性/16歳)

【マダミスレビュー】札幌異世界ツアー|登場人物・評価・感想・ルール・ネタバレなし
  • 転移者認定申請中の少女
  • 〈異世界〉でひきこもり生活をしていたが転移魔法で札幌にとばされたと主張
  • 地味だったが裏参道のヘアサロンに行ったらお約束のようにかわいくなった
  • 日本語は話せないので音声翻訳アプリを使う

調査官:雪野まつり(女性/27歳)

【マダミスレビュー】札幌異世界ツアー|登場人物・評価・感想・ルール・ネタバレなし
  • 札幌出入国在留管理局・転移者審査部門の調査官
  • 〈異世界〉に興味があり異世界語も習得しているため調査官に抜擢
  • ずっと札幌在住なので今回のツアーの案内役をつとめる
  • おすすめの札幌グルメは「みよしの」のぎょうざカレー

遊び方/ルール

ゲームの流れ
  1. ゲームの準備
  2. オープニングフェイズ(15分目安)
  3. 第1状況フェイズ(1分目安)
  4. 第1回想フェイズ(4分目安)
  5. 第1議論フェイズ(10分)
  6. 第2状況フェイズ(1分目安)
  7. 第2回想フェイズ(4分目安)
  8. 第2議論フェイズ(10分)
  9. 第3状況フェイズ(1分目安)
  10. 第3回想フェイズ(4分目安)
  11. 第3議論フェイズ(10分)
  12. 推理フェイズ(1人1分)
  13. 投票フェイズ(1分目安)
  14. クライマックスフェイズ(5分目安)
  15. 追加回想フェイズ(4分目安)
  16. 最終議論フェイズ(10分)
  17. 最後の選択フェイズ(3分目安)
  18. エンディングフェイズ(10分目安)

本作品は、3回の調査・議論を重ねて事件の真相を推理するマーダーミステリーです。

各フェイズの時間について、議論フェイズと推理フェイズは時間どおり計測しますが、それ以外のフェイズはあくまでも目安です。

設定書やクライマックスシートの読み込みは全員が読み終われば早めに切り上げてもかまいませんし、読み終わっていない人がいれば延長してもかまいません。

また、特定の人だけでの会話(密談)はありません。別途、密談用のスペースを設ける必要はありませんが、内容物を並べるため広めのテーブルがある場所でプレイすることをおすすめします。

ゲームの準備

ルールブックを開き、図を基にテーブルのセッティングを行います。

【マダミスレビュー】札幌異世界ツアー|登場人物・評価・感想・ルール・ネタバレなし

オープニングフェイズ(15分目安)

このフェイズでは、以下を行います。

  • 「事件の発端」の読み上げ(代表者1名)
  • キャラクター選択
  • キャラクター設定書と「転移者認定申請のご案内」の読み込み
  • 自己紹介
【マダミスレビュー】札幌異世界ツアー|登場人物・評価・感想・ルール・ネタバレなし
↑キャラクター設定書
【マダミスレビュー】札幌異世界ツアー|登場人物・評価・感想・ルール・ネタバレなし
↑転移者認定申請のご案内

4人のキャラクターから各自が担当するキャラクター決定後、それぞれの設定書と「転移者認定申請のご案内」シートを1部ずつ受け取ります。

あらすじにもあったように、この世界の日本では転移者を救済するための「転移者認定法」が制定されています。

「転移者認定申請のご案内」には、転移者認定のための条件や申請が否認された場合の対応などが記載されているので、各自よく読んでおきましょう。

第1状況フェイズ(1分目安)

誰か1人が「状況カード1」を見て内容を読み上げます。

このカードを読むことで、物語が展開、現在の状況が描写されます。

第1回想フェイズ(4分目安)

札幌観光で何が起きたのかを、1人1回ずつ回想します。

順番は自由ですが、決まらない場合、雪野まつりから時計回りで行います。

回想の手順
  1. 回想の手番プレイヤーはどの観光スポットを回想するか決める
  2. 観光スポットの山札の中から自分のキャラクターが回想できる回想カードをすべて選ぶ
  3. 選んだ回想カードのオモテ側を自分だけが見る

第1議論フェイズ(10分)

全員で、「犯人は誰か」「死亡した人物の正体」「それぞれが持つ秘密」などについて議論します。

各キャラクターが話せる言語は異なりますが、物語の中の翻訳アプリはきわめて優秀ですので、プレイヤーは普通の日本語で議論できます。

議論は真剣に。ただし、他のプレイヤーを傷つけないように配慮しましょう。

議論のルール
  1. 発言は全員に聞こえるように行う
  2. 密談NG
  3. 犯人もそうでない人も嘘OK

第2状況フェイズ(1分目安)

第1状況フェイズと同様に、誰か1人が「状況カード2」を見て内容を読み上げます。

第2回想フェイズ(4分目安)

第1回想フェイズと同様に、1人1回、回想をします。

第1回想フェイズと同じ観光スポットも回想できます。

第2議論フェイズ(10分)

第1議論フェイズと同様に議論をします。

第3状況フェイズ(1分目安)

第2状況フェイズと同様に、誰か1人が「状況カード3」を見て内容を読み上げます。

第3回想フェイズ(4分目安)

第2回想フェイズと同様に、1人1回、回想をします。

第2回想フェイズと同じ観光スポットも回想できます。

第3議論フェイズ(10分)

第2議論フェイズと同様に議論をします。

これが投票前の最後の議論ですので、この後に控える投票の際のルールを確認し、「誰が犯人か」について忘れずに議論しましょう。

推理フェイズ(1人1分)

1人1分ずつ「犯人は誰か」「そう考えた理由」などについて自分の推理を発表します。

順番は自由ですが、決まらない場合、雪野まつりから時計回りで行います。

推理発表のルール
  1. 推理発表をしている間は他の人の発言禁止
  2. 推理発表で他の人に質問したり回答したりはNG
  3. 《推理フェイズ》の推理発表と《投票フェイズ》で投票する犯人が一致していなくてもOK

投票フェイズ(1分目安)

全員同時に、犯人だと思うキャラクターの担当プレイヤー1人を指さし、投票します。

オンラインプレイの場合は同時にチャットなどに名前を書き込みます。

全員が同意すれば、投票の前に1分程度、考える時間をとることができます。

投票のルール
  1. 犯人はキャラクター4人の中の1人
  2. 自分に投票してもOK
  3. 拘束のルール
  4. 2票以上得票した人は拘束
  5. 2人が2票ずつ得票した場合は2人ともが拘束
  6. 全員が1票ずつなら誰も拘束されない
  7. 拘束されても追加の回想や議論などに参加できるが《最後の選択》で制限を受ける場合がある
  8. 《最終議論フェイズ》で拘束を解くことができるケースあり

クライマックスフェイズ(5分目安)

投票により犯人と思われるキャラクターは全員の手で拘束されますが、ここで終了ではありません。

箱から全員分のクライマックスシートを取り出し、全員が担当キャラクターのクライマックスシートを受け取って読み込みます。

追加回想フェイズ(4分目安)

第1回想フェイズと同様に、1人1回、回想をします。

回想できる観光スポットについては、それぞれのクライマックスシートの「追加の回想」に指示があります。

回想ができないキャラクターがいる場合もあります。

最終議論フェイズ(10分)

第1議論フェイズと同様に議論をします。

《最後の選択》でどうするべきか相談するとよいでしょう。

《最後の選択》の内容にふれることもできますが、内容を明かしてしまうと不利になる場合もあるかもしれません。

議論中、誰かの拘束を解きたい場合や、自分の拘束を解いてほしい場合、拘束されていない人のうち2人以上が拘束を解くことに賛成したら、拘束を解くことができます。

最後の選択フェイズ(3分目安)

全員、自分のクライマックスシートの《最後の選択》にある設問すべてに回答します。

回答は書き留めておきましょう。

この《最後の選択》は、エンディングに影響を与えます。

ただし、他のキャラクターの干渉やその他の状況によって実行できないこともあります。

エンディングフェイズ(10分目安)

全員で、エンディングブックを参照し、指示にしたがいます。

エンディングは《最後の選択》によって分岐しますので、全員で確認しながら読み進めましょう。

エンディングがどんな結末になろうとも、それがあなたたちの選択によって導き出された、あなたたちだけの物語になります。

ゲーム終了後は、「実はこうだった」とか「あの発言はやばかった」など、自由に感想を言って楽しみましょう。

評価と感想

わたしがシナリオを遊んだときの条件は、次の通りです。

参加人数  :4名(全員30シナリオ以上通過済みのマダミス経験者)
プレイ時間 :約2.0時間(感想戦込み)
GM有無   :無
担当キャラ :英雄ポーン

評価

フィナーレのボリューム感に圧巻!摩訶不思議体験・マーダーミステリー!!

推理難易度ロールプレイの楽しさ世界観没入度感情揺さぶられ度
⭐⭐⭐☆☆⭐⭐⭐⭐☆⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐☆☆

本シナリオは世界観がユニークで、くすっと笑えるコメディテイストな作品です。

特にエンディングはボリューム満点!

自分たちの選択が如実に反映され、さまざまな分岐を経て自分たちだけの物語をつくりあげる楽しさを味わえます。

本作は前作『京都異世界ツアー』をプレイしなくても楽しめますが、事前にプレイして頂くとより一層物語を楽しめると思います。

事件の調査については、証拠品を調べる形式ではなく、自分たちの観光の記憶を思い出す「回想」システムもユニークで面白い要素でした。

このような回想システムや最後の選択、エンディングのボリューム感など、風変わりなマーダーミステリーなので、いくらか他のシナリオをプレイしたことのある方におすすめです◎

難易度

難易度は『普通』です。

※この難易度は、ゲームシステムの複雑性、テキスト・情報量に基づき、真犯人特定の難しさを表すものではありません。

キャラクター設定書などのテキスト量はやや多めで、独自のギミック・ルールが多く、やや複雑さを感じるかもしれません。

感想

前作の期待を裏切らない!RPGのようなワクワク冒険感がたまらない作品!

前作が面白かったので、ずっとプレイを楽しみにしていた本作。期待を裏切ることなく、今作も安定の面白さを誇っていました。

フィナーレに向かうにつれ熱い展開が繰り広げられるので、気持ちも盛り上がって楽しいです。

47都道府県を行脚するかの如くシリーズ化して欲しい。笑

次回作もあるのかな?あったら嬉しいな。そんな作品でした◎

まとめ

グループSNE×cosaicのパッケージ型マーダーミステリー『札幌異世界ツアー』について、レビューしました。

リアルと異世界が融合した舞台が面白い、RPGをプレイしているかのようなアツいマーダーミステリーでした!

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

そんなあなたにおすすめの記事について、下記でご紹介しています。よろしければあわせてチェックしてみてください☺︎

タイトルとURLをコピーしました