世界中で大人気のタイル配置ゲームがミニサイズに!
美しいタイルアートで競い合うゴリゴリの戦略ボードゲーム!!
「アズール ミニ」ってどんなボードゲームなの?
今回は、タイル配置ボードゲーム「アズール ミニ」についてレビューします!
本作品のルールや遊び方、個人的な評価についてご紹介していますので、これから遊ぶ予定の方はぜひ参考にしてみてくださいね!
『アズール ミニ』ってどんなゲーム?
商品名 | アズール ミニ |
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 30~45分 |
対象年齢 | 8歳~ |
ジャンル | 戦略/タイル配置 |
発売時期 | 2023/4/30 |
版元 | Next Move Games |
日本語版販売 | ホビージャパン(HobbyJAPAN) |
『アズール』は、宮廷のタイル職人となったプレイヤーが美しくタイルを配置して競い合う戦略タイル配置ゲームです。
自分の手番に場にあるタイルから1色のタイルを選び取り、各自のボード上に規則に沿って並べていきます。
2018年にドイツ年間ゲーム大賞の大賞を受賞し、全世界で200万個以上売れている大ヒット作品です!
そんな『アズール』が、ルールそのままで持ち運びしやすいサイズになった新しいバージョンが『アズール ミニ』になります。
サイズ比較
アズール | アズール ミニ | |
サイズ (縦×横×厚さ) | 26 x 26 x 7 cm | 20 x 15 x 5 cm |
『アズール ミニ』のサイズは、女性が片手で裕に持ち運べるほどのサイズ感です。
A4サイズのトートバッグにすっぽり入り、あわせて他のボードゲームも入るほどお手軽になりました!
※画像でのサイズ比較については、以下のポストが参考になると思います。
シリーズ作品と拡張版一覧
その他シリーズ作品・拡張版は以下の通りです。
遊び方/ルール
『アズール ミニ』は、プレイヤーが宮殿のタイル職人となり、宮殿の壁を美しく装飾するためタイルを並べて競うゲームです。
各プレイヤーは自分の手番で5色のタイルから1色を選んで獲得し、自分のボード上に置くことで勝利点を稼ぎます。
タイルの並べ方により加点がある一方で、タイルを欲張って取りすぎるとマイナス点になってしまいます。
自分の取りたいタイルを選びつつ、相手に失点させるようタイルを押し付ける駆け引き要素もあるゲームです。
ゲームの目的
ゲーム終了時点で獲得した勝利点が最も高いプレイヤーの勝利!
プレイヤーが1人以上、ボード上の壁にタイル5枚を横一列並べることができたら、そのラウンド後にゲーム終了となります。
得点計算をして、最高得点のプレイヤーが勝利です。
ゲームの準備
『アズール ミニ』のゲームの準備は次の通り行います。
- 各プレイヤーはプレイヤーボード1枚を受け取る
- プレイヤーボードの得点マーカーをそれぞれ自分の得点表の「0」の位置にあわせる
- テーブル中央にプレイ人数に応じた枚数の工房展示ボードを円形に並べる
(2人プレイ:工房展示ボード5枚、3人プレイ:工房展示ボード7枚、4人プレイ:工房展示ボード9枚) - 袋に合計100枚のタイル(各色20枚)を入れ混ぜる
- 全ての工房展示ボードにタイルを4枚ずつ袋からランダムに取り出して置く
ゲームの流れ
『アズール ミニ』は、ラウンド制のゲームです。ラウンドは以下の3つのフェイズで構成されます。
- タイルの獲得
- 壁へのタイル配置
- 次のラウンドの準備
簡単に言うと、プレイヤーが時計回りの順でタイルを獲得し、全員同時に各自ボード上の壁にタイルを配置していき、これをゲーム終了まで繰り返すという流れです。
それでは、もう少し詳しく各フェイズについてご説明します。
タイルの獲得
「タイルの獲得」は、各プレイヤーが時計回りの順で共通の場からタイルを選び取るフェイズです。
まず、スタートプレイヤーは、スタートプレイヤーマーカーをテーブル中央に置き、最初の手番を行います。
タイルの獲得方法は以下の2パターンあります。
- いずれか1枚の工房展示ボード上から同じ色のタイルを全て獲得し、獲得しなかった残りのタイル全てをテーブル中央に移動する
- テーブル中央にあるタイルの中から同じ色のタイルを全て獲得する
上記のうち、いずれか好きな方法でタイルを獲得していきます。
ただし、後者の方法について、ラウンドで最初にテーブル中央からタイルを獲得するプレイヤーは、スタートプレイヤーマーカーを取らなければなりません。
獲得したタイルは、ボード上の図案ライン、もしくは床ラインに配置していきます。
図案ラインへの配置
「図案ライン」は、自分のプレイヤーボード向かって左側中央にある5段構成のマスです。
図案ラインへの置き方は、以下の通りです。
- 獲得したタイルをいずれか一段に加えて右詰で配置する
- すでにタイルが置かれている段に置けるのは同じ色のタイルだけ
- すでに壁に配置済みタイルと同色のタイルは同じ列の図案ラインに配置することができない
- 横一列のマスに全て同色のタイルを配置できるとその段は完成となる
「タイルの獲得」フェイズの目的は、できるだけ多くの図案ラインの段を完成させることです。
次のフェイズ「壁へのタイル配置」で配置できるタイルは、図案ラインで完成した段のタイルのみです。
床ラインへの配置
「床ライン」は、プレイヤーボードの下方にある横1列のマスで、ここに置かれたタイルはマイナス点になってしまいます。
床ラインには、このラウンドで獲得したスタートプレイヤーマーカーや、図案ラインに並べられない余りのタイルを配置していきます。
- 左詰めで1枚ずつ配置する
- 図案ラインへの配置ルール通り置くことができないタイルを並べる
※自分の床ラインのすべてのマスが埋まっている場合、残りのタイルは一時的にゲームの箱に入れておく - このラウンドでスタートプレイヤーマーカーを獲得した場合はスタートプレイヤーマーカーも床ラインに配置する
壁へのタイル配置
「壁へのタイル配置」は、完成させた図案ラインの段にあるタイルを壁へと配置するフェイズです。壁への配置は全員同時に実行します。
- 図案ラインの完成段の一番右のタイル1枚を取って壁の同じ段の同じ色のマスに移動させる
- タイル1枚を壁に配置するごとにその場で勝利点を獲得(得点計算については後述参照)
※1段目から5段目へと向かって順番に移動・得点計算を行うこと - 図案ラインの右端のマスが無い段に残っているすべてのタイルを取り除き箱に入れておく
上記の手順が完了した時点で図案ラインに残っているタイルはそのまま残り、次のラウンドに持ち越しとなります。
得点計算は、次の通りに行います。
- 配置したタイルに接するタイルが1枚もない場合
- 1点獲得
- 得点表の得点マーカーを進める
- 配置したタイルの上下左右に接するタイルがある場合
- 繋がっているタイルの枚数分(今配置したタイルを含む)の勝利点獲得
- 得点表の得点マーカーを進める
- 床ラインに配置したタイルがある場合
- 配置したマスの上に表示されている点数分勝利点がマイナスされる
- 得点表の得点マーカーを後退させる
※0未満にはならない - 床ラインのすべてのタイルを取り除き箱に入れる
次のラウンドの準備
「次のラウンドの準備」は、ボード上の壁横一列にタイルを5枚並べているプレイヤーが1人もいない場合に行うフェイズです。
このラウンドでスタートプレイヤーマーカーを獲得したプレイヤーは、テーブル中央にスタートプレイヤーマーカーを置き、すべての工房展示ボードにタイルを4枚ずつ袋からランダムに取り出し置きます。
袋が空になった場合は箱に入っているタイルを袋に補充し、続けて工房展示ボードにタイルを置いていきます。
これらが完了したら、新たなラウンドの開始となります。
ゲームの終了
「壁へのタイル配置」フェイズ終了後、ボード上の壁横一列にタイルを5枚並べたプレイヤーが1人以上いる場合、ゲーム終了となります。
ゲーム終了時に下記条件を達成しているプレイヤーは、下記の通りボーナスとして追加点を獲得します。
- 自分の壁にタイル5枚を横一列に並べている場合:完成した横一列ごとに2点獲得
- 自分の壁にタイル5枚を縦一列に並べている場合:完成した縦一列ごとに7点獲得
- 自分の壁に同色のタイル5枚全てを配置している場合:タイルの色ごとに10点獲得
上記の得点計算をすべて行った上で、勝利点が最も多いプレイヤーの勝利です!
評価と感想
わたしの独断と偏見による個人的な評価をご紹介していきます!
おすすめ度:⭐5
ただタイルを並べるだけではない、ゴリゴリの戦略ゲームがポータブルでどこでもプレイ可能に◎
一見タイルをルール通りに綺麗に並べる”自分のアートに全集中ゲーム”かと思いきや、そんな甘いゲームではありませんでしたね。笑
自分の盤面だけでなく、他のプレイヤーにどのタイルを取らせれば失点になるのか、相手のボードもしっかり見て戦略を練る必要があります。
プレイ人数が少ないほど戦略を考えやすいせいか、熾烈な足の引っ張り合い傾向が強まる印象でしたw
また、自分のボードにもタイルを置けば置くほど、タイルを置ける場所が限られてくるので、タイルの取り方をミスるとうっかり大量失点、、、なんてこともザラにあります。
自分が欲しいタイルを取るのか、はたまた相手に要らないタイルを取らせるのか、常に葛藤が付きまとう遊びごたえ抜群のボードゲームです!
そんな『アズール』ですが、通常版は箱が大きく、収納を圧迫してしまうことに躊躇して購入を渋っていましたが、ミニサイズが出たとのことで迷わず購入しました。
小型になったことにより女性の手でも片手でラクに持ち運べるサイズかつ重さで、ボードゲームを持ち運ぶことが多いわたしにとって、ミニサイズリリースはめちゃくちゃ嬉しいニュースでした◎
小型化されたことによる不便さは、箱にしまうときにぎゅうぎゅうで若干のしまいにくさがあるというところくらいでしょうか。
とはいえ、「全然箱に入らん!」というレベルではないので、気にならない程度だと思います。
難易度
難易度は『やややさしめ~普通』です。
プレイヤーがやることはタイルを選んでボードに配置するだけ、という比較的シンプルなルールなので、ボードゲーム初心者の方にもおすすめです◎
盛り上がり
じっくり考えて遊ぶタイプのボードゲームです。
各自がどのようにタイルを取るのか一生懸命考えるので、ワイワイ盛り上がるというよりかは黙々とプレイに徹する感じになります。
プレイスタイル(直感的/論理的)
プレイスタイルは、『論理的』に考えてプレイするタイプのゲームです。
自分の加点に繋がるタイルを取るのか、相手に失点させるようタイルを取るのか、、、
どのタイミングでどのタイルを取るかがカギを握る戦略性バチバチのゲームです!
運要素
運要素は『やや低め~普通』です。
運が絡んでくる要素としては、袋からランダムにタイルを取るところくらいでしょうか。
それ以外は各自の戦略に大きく影響されるな~と感じました。
ただ、プレイ人数が多い方が運要素が強くなります。
2人プレイだと実力差が出やすく、4人プレイだと運に影響されやすい印象です。
まとめ
今回は、戦略タイル配置ゲーム『アズール ミニ』をレビューしました。
比較的簡単でシンプルなルールで、パズルのようにダイスの組み合わせを考えるのが面白いゲームでした!
本ブログでは、他にも人数別でおすすめしたいボードゲームを数多くご紹介しています。
もしよろしれければ下記からチェックしてみてくださいね◎
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