
めざせ!佐渡マスター!!
お土産にもおすすめのご当地対戦型カードゲーム!!!
今回は、新潟県佐渡島のご当地ボードゲーム『知域王(ちいきおう)』についてレビューしていきます!
本作品のルールや遊び方、感想・評価などについてご紹介していますので、いま本作が気になるあなたはぜひ参考にしてみてくださいね◎
ゲーム概要

プレイ人数 | 2~6人 |
プレイ時間 | 10~20分 |
対象年齢 | 6歳~ |
ジャンル | セットコレクション |
発売時期 | 2021/04 |
箱サイズ (縦×横×厚さ) | 10 x 14 x 3 cm |
版元 | 愛宕商事株式会社 |
『知域王(ちいきおう)』は、カードを集めて麻雀のように役を作るセットコレクションのカードゲームです。
観光、歴史、文化、グルメなどの写真・絵が添えられたカード60枚を使い、遊びを通してその地域を深く知ることができます。
カードスリーブサイズ
本作のカードサイズは、90 × 63 mm、カードの枚数は126枚です。
対応するスリーブは下記からご確認頂けます。
シリーズ作品と拡張版一覧
その他シリーズ作品・拡張版は以下の通りです。
遊び方/ルール

本作は、役作りを通してその土地の観光・歴史・文化・グルメを知ることができる”地域王”を目指すカードゲームです。
10枚のナンバーカードを使って他のプレイヤーと地域カードを取り合いながら、カードポイント、テーマ・マークの組み合わせによる役ポイントで競い合います。
ゲームの目的
カードポイント・役ポイントが一番高いプレイヤーの勝利!
全プレイヤーが9枚の地域カードを集めたらゲーム終了です。
カードに書かれているポイント、テーマ、マークによる得点だけでなく、ゲームの最後に発表される逆転チャンスのボーナスポイントや、カードに書かれていない秘密の”ご当地役”によりさらなる高得点を狙うことができます。
最後の最後まで誰が勝つのか分からない、白熱したバトルを楽しめます!

ゲームの準備
- カードの配布(各プレイヤーは1~10のナンバーカード・説明カード受け取り)
- スタートプレイヤーの決定
- ルール難易度の決定
- 地域カードをシャッフルして山札を作成
各プレイヤーは、1~10の数字が書かれた好きな色の10枚のナンバーカードと、ルールが書かれた説明カードを受け取ります。


一番最近佐渡に行った人がスタートプレイヤー(親)となり、全員で相談して以下のルール難易度からこのゲームの難易度を決めます。
初めてプレイする方や佐渡に詳しくない方は”スタンダード”がおすすめです!
地域カード(佐渡カード48枚・スペシャルカード4枚・イベントカード8枚)をシャッフルして山札を作り、テーブル中央に置いたらいよいよゲームスタートです!



※カードポイントはカードの右上に書かれた数値、マークはカード左上に書かれたS/A/D/Oのアルファベットを指します
ゲームの流れ
本ゲームは、下記3つのフェイズを繰り返して進行するターン制のゲームです。
- 場札を並べる
- ナンバーカードを伏せる
- 場札の獲得
全員が場札を1枚ずつ獲得したら、左隣のプレイヤーを新たな親として再び上記を行います。
上記が9回繰り返され、9枚ずつ場札を獲得したら得点計算を行い、勝敗を決定します。
それでは、詳細なルールについて説明していきましょう。
場札を並べる
親は山札から人数分引いて場に表向きにして並べます。場に並べたカードを”場札”といいます。

ナンバーカードを伏せる
親から時計回りの順で、欲しい場札の傍に手札からナンバーカードを1枚伏せます。
ナンバーカードを伏せる場所は、誰かが既に伏せている場所でもOKです。

場札の獲得
全員がナンバーカードを伏せたら、いよいよ場札のカード獲得です。
誰ともナンバーカードを伏せた場所が重複していないプレイヤーはそのままカードを獲得します。
ただし、他のプレイヤーと同じ場所にナンバーカードを伏せたプレイヤーは”ナンバーバトル”を行います。

ナンバーバトル
“ナンバーバトル”は、各プレイヤーが伏せたナンバーカードの数字の大小で勝負するカードバトルです。
同じ場札にナンバーカードを伏せたプレイヤーは、同時にオープンして数字の大小を比べます。
数字が一番大きいプレイヤーがナンバーバトルに勝利し、選んだ場札を獲得します。
“ナンバーバトル”が複数の場札で同時に行われる場合、まずナンバーバトルの勝者全員がカードを獲得してから敗者(引き分け含む)の処理を行います。

負けたプレイヤーが1人だけの場合
残った場札を表向きのまま獲得します。
負けたプレイヤーが複数いる場合
数字の大きさを比べ、数字が大きいプレイヤーから順に残りの場札を獲得します。
負けたプレイヤーが複数 かつ 同じ数字だった場合
または 全員同じ数字(引き分け)だった場合
残った場札を裏向きにして獲得します。
得点計算
各プレイヤー9枚ずつ場札を集めたらゲーム終了、得点計算に移ります。
獲得したカードのポイント合計と、役・ボーナス・ご当地役ポイントの合計が一番高いプレイヤーの勝利です!
カードポイント
カードに記されているカードポイントを合計します。
裏向きで獲得したカードについては、マイナスポイントとして計算します。
役ポイント
カードに描かれたマーク、テーマなどを組み合わせて役を作り、以下の表からポイントを計算します。
1枚 | 2枚 | 3枚 | 4枚 | 5枚 | |
①テーマ(色) | 2P | 4P | 6P | ||
②マーク(S/A/D/O) | 2P | 4P | 6P | ||
③テーママーク | 3P | 5P | |||
④SADOマニア(色は問わない) | 5P | ||||
⑤SADOマスター(色とSADO全部) | 8P | ||||
⑥バッティング | 10P |
①テーマ :同じ色を集める
②マーク :同じマーク(S/A/D/O)を集める
③テーマーク :同じ色、同じマークを集める(色・マークが全て一緒)
④SADOマニア :「S/A/D/O」のマークを集める(色は何でもOK)
⑤SADOマスター:「S/A/D/O」のマークを集める(色を合わせる)
⑥バッティング :裏向きカードを5枚集める(マイナス得点はなくなる)




ボーナスポイント
9ターン終了後に発表する逆転のチャンスです!ボーナスは次の通りに発表します。
地域カードボーナス
山札の一番上にあるカードを1枚引いて表向きにします。オープンしたカードによって追加ポイントを獲得します。
佐渡カードだった場合は、オープンしたカードと同じテーマ(色)かつ同じポイントのカードを持っているプレイヤーは+3P獲得します。
イベントカードだった場合は、イベントカードを一番多く獲得したプレイヤー(複数人いる場合は全員)は+3P獲得します。
スペシャルカードだった場合は、スペシャルカードを一番多く獲得したプレイヤー(複数人いる場合は全員)は+5P獲得します。
ナンバーカードボーナス
9ターンが終了した時点で、手札に残っているナンバーカードを一斉にオープンします。
一番数字の大きいカードを残したプレイヤー(複数人いる場合は全員)は+3P獲得です!

ご当地役ポイント
カードには書かれていない秘密の組み合わせによりポイントを加算します。(下図参照)
2枚で1P、3枚で2P、4枚で3Pの追加ポイント獲得です!

評価と感想
わたしの独断と偏見による評価をご紹介していきます!

おすすめ度:⭐3
お土産にぴったり!地元の人もそうでない人も楽しめる地域密着型コレクションセットゲーム!!
実はこちらのボードゲーム、佐渡に行った方からお土産として頂いたもので、わたし自身は佐渡に縁もゆかりもない人間です、、、(すみません)
無知ゆえ佐渡の歴史や伝統、観光などについて全く分からず、頂いた時点では正直楽しめるかどうかちょっと不安でした。
しかし、遊んでみると普通に面白い。笑
ルールはカードを集めて役を作るだけのシンプルなゲーム性なので、ボードゲームを普段遊ばない方でも短時間でサクサク遊べますし、難易度スタンダードまでであれば、佐渡に関する知識が無くても簡単に役を作れます◎
また、地域カードに写真や絵があるので、「トキが有名なんだ~」「ブリかつ丼食べてみたい!」「たらい舟めっちゃ楽しそう!」というように佐渡のことを知れて魅力がバンバン伝わってきます!行ってみたい!!
ただ、1点残念なところをいえば、2023年8月時点で新潟県ver.しかないことでしょうか、、、
カードを眺めているだけでもいろいろなことが知れて楽しいので、全国各地のバージョンがこれから増えてくれると嬉しいなと思います。
自分の出身地や旅行で訪れた思い出・記念として購入してたくさん遊んでみたいですね◎
難易度
難易度は『やさしめ~普通』です。
ルールは簡単!カードを集めて役を作り、得点を稼ぐだけ!!
このゲームの嬉しいところは、自分たちで難易度設定できるところです。
スタンダードまでであれば佐渡に関する知識がなくても十分プレイできますし、佐渡に詳しい人たちと遊ぶ際にはエキスパートに設定することでもっと佐渡のことを知ることができるかもしれません。
盛り上がり
『ワイワイ』と『じっくり』のハイブリッドタイプのゲームです。
基本的には自分の獲得したカードを見ながら、どの場札を取って役を作っていくか戦略をじっくり考えますが、ナンバーバトルになると一気にプレイヤー同士が熱くなります!笑
人気が集まるだろうと予想して大きい数字を伏せて置いても実際には競合せず無駄に強いナンバーカードを消費してしまったり、絶対に取りたい場札にナンバーカード”10″を伏せ置いても、全員が”10″のカードを置いていて結局マイナスポイントに、なんてことも、、、
プレイスタイル(直感的/論理的)
プレイスタイルとしては、どちらかと言えば『論理的』に考えるタイプでしょうか。
いかに獲得カードを余すことなく、役を作って高得点を稼ぐかがポイントになります。
どの場札を取るか、どのナンバーカードを伏せるか、戦略を練ることが大事です。
運要素
運要素は『高め』です。
場札に出るカードは完全に運任せで、割と運に左右される印象です。
カードの獲得チャンスが9回と限られているので、SADOマークを全て集めたくても場に全然出なくて集めきれなかった~!みたいなことも結構あります。
中途半端に持っているとマイナスになってしまう裏向きのカードも、戦略的に5枚集めるのはいばらの道、、、完全に運です。
まとめ
今回は、ご当地セットコレクションボードゲーム『知域王(ちいきおう)』をレビューしました。
佐渡のことを全く知らないわたしでも十分楽しめる、短時間プレイでシンプルに面白いゲームでした!
当ブログでは、ほかにも短時間で遊べるボードゲームや、人数別におすすめしたいボードゲームをご紹介しています。
よろしれければ下記の記事もあわあせてチェックしてみてくださいね◎
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