
人気のアニメがマダミスに!
ODDTAXI(オッドタクシー)の世界観を体感するマーダーミステリー!!
今回はオフライン・GM不要でプレイ可能なパッケージ型マーダーミステリー『ODDTAXI ショー・タイム』についてレビューします!
本作品のあらすじや遊び方、登場キャラクター、ネタバレなしの感想や評価までご紹介しますので、今後遊ぶ予定のあなたはぜひ参考にしてみてください◎
シナリオ概要
| プレイ人数 | 5人(GM不要) |
| プレイ時間 | 120分 |
| プレイ環境 | オフライン |
| 対象年齢 | 14歳~ |
| ジャンル | マーダーミステリー |
| 発売時期 | 2022/5/27 |
| デザイナー | 木皿儀隼一(ワンドロー) |
| サイズ | 22 x 16 x 3 cm |
| 版元 | ワンドロー(One-draw) |
『ODDTAXI ショー・タイム』は、アニメ『オッドタクシー』の世界をテーマにしたオフライン・GMなしで遊べるパッケージ型マーダーミステリーです。
アニメ本編では描かれていない事件を舞台としたミステリーなので、アニメを観た方もまだ観ていない方も楽しめる作品になっています!
ただ、このマダミスにはアニメに登場したキャラクターが出ているため、まだアニメを観ていない方は視聴後にプレイした方が面白いかもしれません。
※Amazon Prime Videoから視聴できますので、ぜひチェックしてみてください◎
あらすじ
引用:https://one-draw.jp/odd/top.html
人気芸人コンビ『帰宅マンション』と『セブンジャック』によるツーマンライブが、突如として中止に――。
ライブの1週間前、告知もなく突然発表された中止の知らせ。理由は一切明かされず、ファンの間には動揺が広がりました。
出演予定だった2組は、漫才大会「N-1」予選にも出場中。決勝進出が期待される実力派コンビとして、業界でも注目を集めていた存在です。
そんな彼らを襲った突然のライブ中止。その裏には、誰も知らない“真実”が隠されていた――。
今、笑いの裏側で起きた“死の笑タイム”が幕を開ける。
登場人物紹介
それでは、この物語の登場キャラクターたちをご紹介していきます。
天然芸人・ナカド クウスケ(29歳/男性)

- お笑いコンビ「帰宅マンション」のツッコミ担当
- 帰宅マンション結成時はネタを書いていた(現在はイシクラがネタを書いている)
- プライベートでは彼女が絶えたことがない
メンヘラ芸人・イシクラ ミコト(28歳/女性)

- お笑いコンビ「帰宅マンション」のボケ担当
- 毒舌でメンヘラなキャラクターが一部のマニアにウケている
- 自分のネタに自信を持っているが数日前からネタ帳を紛失して困っている
クズ芸人・サトー(30歳/男性)

- お笑いコンビ「セブンジャック」のツッコミ担当
- 普段は飲食店の正社員として働き生活費を工面
- 会社で働きすぎて専務取締役まで昇りつめてしまった
マネージャー・コタケ レイミ(24歳/女性)

- お笑いコンビ「帰宅マンション」のマネージャー
- 大手事務所として複数の芸人を担当している
- 上昇志向が強い
構成作家・オクラ ゴウ(34歳/男性)

- お笑いコンビ「セブンジャック」の座付き作家
- 元々は芸人志望
- 稽古の成果を監修するためライブの稽古現場に居合わせていた
遊び方/ルール
- ルール説明(15分)
- キャラクター決定(5分)
- プロローグ(5分)
- キャラクターシート読み込み(10分)
- 第1議論フェイズ(20分)※5分ごとに情報アリ
- 第2議論フェイズ(20分)※5分ごとに情報アリ
- 推理発表(5分)
- 投票(5分)
- エンディング(15分)
- +α:おまけゲーム
本作は、時間経過により情報が増えていき、開示された情報をもとにプレイヤー同士の議論を重ねて推理を進めていくシナリオです。
各議論フェイズにて、カードの山の上(”はじめに”と書かれたカード)から順番に内容を確認し、カードの指示「このカードをめくる」に従い処理していきます。
議論フェイズの間、特定のプレイヤー同士のみで秘密の会話(密談)をしてもOKです。それでは、詳細なルールを説明していきましょう。
ルール説明(15分)
まず、ルールブックを開き、プレイヤー全員でルールの確認を行いましょう。
キャラクター決定(5分)
キャラクターシート5冊を全員が見えるように並べ、表紙にある各キャラクターの公開情報を確認して誰がどのキャラクターを担当するか決めましょう。
プロローグ(5分)
キャラクターが決定したら、自身の担当するキャラクターシートを開き、全員でこのゲームのプロローグを読み合わせます。
各キャラクターのセリフは担当するプレイヤーが、その他の文章は誰か1人(進行役)が読み上げましょう。
キャラクターシート読み込み(10分)
プレイヤーは自身のキャラクターシートの内容を黙読して確認します。
ここには、キャラクターとしての自分の記憶や経歴、事件当日の行動、そしてゲームの目標や秘密などが記載されています。
ゲーム中、いつでも読み返してOKなので、あまり気負わずに10分程度でざっと内容を確認しましょう。
議論フェイズ(20分ずつ)
カードの山を全員の見える場所に置き、「はじめに」のカードを確認し、以降はカードの指示「カードをめくる」に従って処理をしていきます。(基本的には5分毎に新たな情報が開示されていきます)
第1議論フェイズ開始から第2議論フェイズが終了するまで、カードに従って進行していきましょう。
推理発表(5分)
全員が1人1分ずつ各自の推理を発表します。発表する内容は次の通りです。
- 誰が犯人か
- 犯人を指し示す証拠
- 事件を隠蔽するかどうか
- その他気になる点
発表はあくまでもその人が喋るだけで、他のプレイヤーは発言してはいけません。
また、その後の「投票」で自分が発表した内容と異なる投票先を選んでもOKです。
投票(5分)
投票は下記2種類について行います。
- 事件の犯人だと思う人物
- 事件を隠蔽するかどうか
まず、事件の犯人だと思う人物に対して投票を行います。同票の場合は決選投票を行い決定します。
その結果を受け、次に「事件を隠蔽するかどうか」の投票を行います。(隠蔽するなら”挙手”、隠蔽しないなら”手を挙げない”)
事件の隠蔽についての投票は、事件の犯人として最多票を集めた人物も参加します。
エンディング(15分)
エンディングブックを開き、物語の結末を共有します。
エンディングブックに書かれている進行に従い、読み進めていきましょう。
おまけゲーム
マダミス本編とは直接関係はありませんが、マーダーミステリー終了後の余興として楽しめるボーナスゲームとなっています。
タクシー運転手・小戸川さんが体験した、新たな側面の物語についてのゲームなので、アニメファンにはちょっと嬉しいゲームかも、、、!
評価と感想
わたしが本作品を遊んだときの条件は、以下の通りです。
評価
原作の魅力を新たな形で体感できる、ファン必見のマーダーミステリー!
| 推理難易度 | ロールプレイの楽しさ | 世界観没入度 | 感情揺さぶられ度 |
| ⭐⭐⭐⭐☆ | ⭐⭐⭐☆☆ | ⭐⭐⭐☆☆ | ⭐⭐☆☆☆ |
本作は、アニメ『オッドタクシー』の独特な雰囲気や人物関係をうまく活かしつつ、マーダーミステリーという形式に落とし込んだ作品で、アニメ視聴者なら思わずニヤリとしてしまう演出や展開が散りばめられています。
ルール自体はシンプルで、マダミスに不慣れな人でもプレイしやすく、世界観に自然と引き込まれていける構成が秀逸です。
一方で、エンディングパートはやや複雑で、「どこまで読めばいいのか」がわかりづらい点があり、その点では多少の不親切さも否めません。
ただし、そのエンディングブックを全員で同時に確認できるシステムになっており、混乱が最小限に抑えられていたのは非常に好印象でした。
アニメファンにはもちろん、変わり種のマダミスを求めているプレイヤーにもおすすめできるシナリオです。
難易度
難易度は「やややさしめ」です。
ゲームの構成やルール自体に複雑なものはなく、マダミス初心者でも問題なく遊べると思います!
通常のルール通りに遊ぶ場合、真相解明の難易度がやや高めに設定されているため、初心者の方が多い卓では下図のようにゲームバランスを調整して遊んだ方が良いかもしれません。
引用:https://one-draw.jp/odd/top.html
キャラクター設定書のテキスト量は、やや少なめくらいかなと思います。
キャラクターシートは一見多いように見えますが、プロローグとキャラクター共通情報も含まれているため、自分だけが知り得る秘密の情報は意外と少なく、読みやすいと思います。
感想
さすがはオッドタクシー!この一言に尽きます。笑
物語としての完成度が高く、アニメを知らない人でも楽しめる懐の深さが印象的でした。
実際、わたしの卓でもアニメ未視聴者が半数以上(3名)いましたが、それでも皆しっかり盛り上がってくれて嬉しかったです!\ヤッタネ/
ちなみにわたしはこのマダミスを購入したことがきっかけでアニメを観たのですが、原作も面白くてどっぷりハマりました。笑
ゲーム内にはアニメでおなじみのキャラクターが登場したりと、ファン心をくすぐる仕掛けが散りばめられているので、できればAmazonPrimeVideoなどでアニメを視聴してからプレイするのがおすすめです◎
まとめ
今回はパッケージ型マーダーミステリー『ODDTAXI ショー・タイム』についてレビューしました。
アニメの独特な世界観が再現され、ロールプレイも推理もしっかり楽しめるシナリオでした!
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