
大人気シナリオの前日譚!
B級ホラーテイストが光る、ゾンビ×推理の異色マーダーミステリー!!
グループSNE&cosaicが贈る『マーダーミステリー・オブ・ザ・デッド:0』を徹底レビューします。
あらすじや遊び方、登場キャラクター、ネタバレなしの感想・評価まで、気になるポイントをまるっとご紹介!
購入を検討中のあなたは、ぜひチェックしてみてくださいね◎
シナリオ概要
| プレイ人数 | 7-8人(GM不要) |
| プレイ時間 | 180分 |
| プレイ環境 | オフライン |
| 対象年齢 | 15歳~ |
| ジャンル | マーダーミステリー |
| 発売時期 | 2024/9/20 |
| デザイナー | しゃみずい |
| 箱サイズ (長さ×幅×厚さ) | 27 x 19 x 3 cm |
| 版元 | グループSNE/cosaic |
『マーダーミステリー・オブ・ザ・デッド:0』は、MYSTERY PARTY IN THE BOX SERIESのシナリオで、B級ホラーテイストな世界観で巻き起こるミステリーです。
前作『マーダーミステリー・オブ・ザ・デッド』の前日譚であり、前作を未プレイでも本作を遊べます。
7人または8人(GMレス)で遊ぶことができ、7人で遊ぶ場合は指定のキャラクターをNPCとすることでゾンビの群像劇への没入感も損なわずにプレイ可能です◎
関連作品一覧
関連作品は以下の通り、本作の後日譚(前作)やその小説・アニメ作品があります。
あらすじ

港町グレフスクは、自然に囲まれた静かな漁港町。
町外れの廃サナトリウム跡地には、近年モダンな別荘が建てられ、ある資産家の親子(父と娘)が暮らしていた。
ある夜、少年が「ゾンビに襲われた」と叫びながら別荘に駆け込む。
住人たちは信じず、少年を休ませるが――。
翌朝、別荘では頭部を損傷した死体が発見される。
「ゾンビだよ!ゾンビがやったんだ!」と少年は叫ぶ。
だが、それは恐怖におびえた妄想か、それとも真実か——?
登場人物紹介
穏やかな田舎町で突如発生した凄惨な事件——、その事件に居合わせた人物8名をご紹介します。
パパ(40代半ば/男性)

- 湖畔の別荘に暮らす資産家
- 愛娘のドーターと暮らしている
- セミリタイアして二か月ほど前から別荘に居続けている
- 悠々自適の毎日を送っている
ドーター(10代半ば/女性)

- 湖畔の別荘に暮らす少女
- 父であるパパと暮らしている
- ふた月ほど前から別荘に越してきた
- パパから家庭教育を受けていて町の学校には行っていない
エリート(30代半ば/男性)

- 目つきの鋭い男
- いい仕立てのスーツを着こなしている
- パパに対して偉そうな口を利く
- 何者なのだろう?
メイド(20代前半/女性)

- 別荘の使用人
- パパとドーターに仕えている
- 清掃と洗濯をせっせとこなすきれい好き
- ドーターの教育係を自任している
- コックの姉
コック(20代前半/女性)

- 別荘の使用人
- パパとドーターに仕えている
- 毎食の調理に腕を振るう
- 料理の腕前は超一流
- メイドの妹
ボーイ(10代半ば/男性)

- 近くにある田舎町·グレフスクで暮らしているワンパク少年
- 「ゾンビが来る!」と騒いでいる
- リルガの兄
リルガ(10代前半/女性)

- 近くにある田舎町·グレフスクで暮らしているおしとやかな少女
- 昨夜足に怪我を負い別荘に運び込まれてきた
- ボーイの妹
ガード(20代後半/男性)

- 湖岸警備隊員
- 祖父の代から三代にわたって町と湖を守ってきた
- 湖畔でひとり暮らしている
- 物静かで口数が少ない
遊び方/ルール
- 準備
- イントロダクションの読み上げ(5分)
- 担当キャラクターの決定(5分)
- 設定書の読み込み(15分)
- オープニングフェイズ(10分)
- 第1調査フェイズ(20分)
- 第1発表フェイズ(10分)
- 第1議論フェイズ(10分)
- イベントフェイズ(10分)
- 第2調査フェイズ(30分)
- 第2発表フェイズ(10分)
- 第2議論フェイズ(15分)
- 投票フェイズ(5分)
- アクションフェイズ(5分)
- エンディングフェイズ(15分)
- 解説/勝利点計算(15分)
本シナリオは、秀逸な独自のギミックが特徴のシナリオです。
フェイズが進むごとに参照したり追加したりする冊子、シート、カードなどの各種資料が多数あります。
該当するフェイズに進行するまで、対応する資料を見てはいけません。
資料を手に取る指示はルールブックに必ず載っているので、ルールブックの指示に従って参照可能な資料を適宜確認しましょう。
また、密談のあるシナリオなので、2人×4組が秘密の会話ができるほどの十分な空間でプレイしましょう。
準備
本ゲームを遊ぶ際に用意するものは、以下の通りです。
- 時間経過がわかるもの(タイマー・時計などが必要)
- 筆記用具(任意)
上記2点は、スマートフォンがあればOKです!
内容物のセッティングは、ルールブックを参照しながら並べましょう。(下の図は参考まで)


内容物の中には「指示があるまでは、開けてはいけません」「必要でなければ、開けてはいけません」と書かれたものがあります。
このようなものについては、まだ用意しません。ゲームが進み、必要となる時まで、そのまま置いておきます。
また、この段階でプレイヤーの中から進行役を1名決めておきましょう。
イントロダクションの読み上げ(5分)
進行役はルールブックの「イントロダクション」を読み上げます。
担当キャラクターの決定(5分)
各プレイヤーは自分が担当するキャラクターを決定します。
設定書の表紙にある公開情報を参考に、担当キャラクターを選びましょう。
ただし、1人1キャラクターずつ、重複することなくキャラクターを決定するようご注意ください。
担当キャラクターが決まったら、キャラクターに対応する設定書を受け取りましょう。
プレイヤーが7人の場合は、キャラクター選択前にNPC決定カードを公開します。そこで指定されたキャラクターは以降、NPCとなります。
設定書の読み込み(15分)
受け取った設定書を読み込みます。
全員が読み終わったら、読み込みを終了します。
時間が足りない場合は、延長してもかまいません。
オープニングフェイズ(10分)
このフェイズでは、以下2点を行います。
- キャラクターたちが今置かれている状況の読み上げ
- 自己紹介
まず、オープニングシートを各プレイヤーに配り、各キャラクターのセリフを担当プレイヤーが読み上げましょう。(地の文/NPCは進行役が読み上げましょう)
オープニングシートはキャラクターごとに区別があるので、配布の際に間違えのないようにご注意ください。
続いて、設定書の公開情報をもとに、エリート役のプレイヤーから時計回りの順で自己紹介をします。
第1調査フェイズ(20分)
本フェイズでは、【密談】と【調査】を行います。大勢での会話【会議】はできません。
フェイズ開始時に各プレイヤーは調査トークンを3個ずつ受け取り、それ以降は各自自由に席を立って歩き回ることができます。
7人でプレイする場合は、NPC情報カードを各プレイヤーはランダムに1枚ずつ獲得し、カードの内容をよく確認してから調査フェイズを始めましょう。
- 密談は最大3人まで
- 密談から孤立するプレイヤーが生じないよう配慮すること
密談不参加プレイヤー(孤立した1人)は、強い権限を持ちます。
2人の密談グループに強制的に入ることができ、2人側は拒むことができません。必ず迎え入れましょう。
また、7人プレイの場合で「3人、3人、1人」と分かれてしまった場合、1人で孤立したプレイヤーは3人の密談から1人を切り分け、自分の密談相手にできます。
- 任意のタイミングで調査トークン1個を場に支払い場にある調査カードを1枚獲得する
※一度に大量にカードを獲得するのではなく、1枚ずつ獲得・内容確認をしましょう。 - 調査トークンを支払って獲得できるのは緑色の裏面の山札のみ
※他の色の山札は入手に条件があるため注意(条件は設定書やカード裏面に記載) - 調査トークンの譲渡・貸し借りは自由
- 調査トークンはこのフェイズ内に必ず使い切ること(トークンの持ち越しはNG)
- カードの提示/交換/譲渡/貸し借りは自由
- プレイヤーが7人の場合はNPC情報カードを各プレイヤーランダムに1枚ずつ獲得
- 自分の名前が書かれた部屋・手荷物などは調査不可
※「自分の持ち物」や「居場所を知っている物」は各キャラクターの設定書に記載あり - 同じ山札のカードは同じ調査フェイズ中には1枚しか調査できない
- カードの全体公開はNG
第1発表フェイズ(10分)
このフェイズでは、自身の考えを皆に向けて発表します。
プレイヤーは全員着席し、何が起きていて真相はどういうことなのか、現段階の各自の推理を発表しましょう。
- 2分ほど思考時間をとる
- パパの担当プレイヤーから時計回りに1人1分で推理発表(時間延長はNG)
発表中、他のプレイヤーは口をはさんだり、質問したりはできません。
また、カードの提示、交換、譲渡、貸し借り、公開はできません。
第1議論フェイズ(10分)
本フェイズでは、着席したままプレイヤー全員で自由に議論をします。
- 全員に聞こえるように話すこと(密談NG)
- 議論中は自分が持っているカードの公開OK
- 特定のプレイヤーだけにカードを提示することはNG
- 公開済みのカードであれば交換・譲渡OK
※一方的な押し付けはできません。必ず相手の同意を得ましょう。
イベントフェイズ(10分)
進行役がイベント準備シートを手に取り、開きます。
やるべき行動や準備が記されているので、指示に従い進めましょう。
第2調査フェイズ(30分)
第1調査フェイズと同じように行います。
ただし、いくつか異なる箇所や追加のルールがあります。
- 調査フェイズの時間が30分
- プレイヤーが7人の場合は調査トークンを各自4個ずつ受け取る
(6人プレイの場合は3個ずつ配布なので第1調査フェイズと同様)
- 裏面が赤色の山札を調査対象として追加
- カードの取り扱いについて個別の指示が記載されている場合はその指示に従うこと
- 第2調査フェイズで既に獲得した山札しか残っていない場合は例外として同一山札から調査可能
第2発表フェイズ(10分)
第1発表フェイズと同じように行います。
第2議論フェイズ(15分)
第1議論フェイズと同じように行います。
投票フェイズ(5分)
このフェイズでは、プレイヤー全員で誰を拘束するのかを決めます。
まず、2~3分ほど考える時間をとりましょう。相談をしてはいけません。
投票先を決めたプレイヤーは人差し指を上に向けます。
全員投票先を決めたことを確認した後、進行役の合図で全員が一斉に「拘束」したいキャラクターを指差します。
自分自身を指差してもかまいません。必ず誰かを指差しましょう。投票の放棄はできません。
投票による最多得票者が「拘束」されます。
最多得票者が2人いる場合は両者とも「拘束」、最多得票者が3人以上いた場合は誰も拘束されません。再投票や弁明は行いません。
アクションフェイズ(5分)
「拘束」されていない各プレイヤーは、固有のアクションを実行することができます。
進行役の合図で、全員が一斉にアクションの対象にしたいプレイヤーをひとりだけ指差します。自分や「拘束」されているプレイヤーも対象として選べます。
その後、行動順の数字が小さいプレイヤーから順番にアクションを処理していきます。
この際、アクションフェイズの開始時に決定した対象、アクションの内容を変更してはいけません。ただし、アクションの中止はできます。
アクションの対象と内容は、この後のエンディングフェイズの進行に影響します。アクションの対象と内容は覚えておきましょう。
アクション内容に「合計パワー」を比べ合うよう記載されていた場合は、アクション実行者とアクション対象者の「基礎パワー+所持している調査カードによる追加パワー」の合計を比べます。
また、プレイヤーが7人の場合、NPCはアクションを行わない点にご注意ください。NPCをアクションの対象にすることはOKです。
エンディングフェイズ(15分)
以降、進行役はエンディングブックを開き、指示に従って進行します。
物語の世界で行われたキャラクター同士の駆け引きすべては、たったひとつの究極の目的「参加者全員で物語を作り上げること」に繋がっています。
勝敗にこだわるよりも、作品世界の登場人物として楽しみ、プレイヤー全員が気持ちよく遊べるよう心がけましょう。
解説/勝利点計算(15分)
最後に真相解説、勝利点の計算を行います。
各キャラクターの秘密、目的、勝利点を発表しましょう。
発表順についても、エンディングブックに指示があります。
プレイヤーが7人の場合、NPCの秘密、目的、勝利点については、進行役が対応する設定書を読み上げましょう。
評価と感想
わたしがこのシナリオを遊んだときの条件は、下記の通りです。
評価
ロールプレイの楽しさが光る、ゾンビ×ミステリーの絶妙な融合シナリオ!!
| 推理難易度 | ロールプレイの楽しさ | 世界観没入度 | 感情揺さぶられ度 |
| ⭐⭐☆☆☆ | ⭐⭐⭐⭐⭐ | ⭐⭐⭐⭐☆ | ⭐⭐⭐☆☆ |
B級ホラーの風味とマーダーミステリーの緻密な構成がうまくマッチしている濃厚なシナリオでした!
キャラクター同士の関係性や個性が際立ち、ロールプレイが好きなプレイヤーほど満足感を得られる内容になっていると感じました。
単なる情報のやり取りだけでなく、「そのキャラらしく振る舞う」ことに重きを置くことで、物語への没入度が一層高まります。
また、本作の大きな魅力は、ホラーテイストの世界観と、それを活かした独自ギミックの存在です。
ゾンビというモチーフを扱いながらも、単なる”恐怖の演出”にとどまらず、推理や駆け引きを通じてプレイヤー同士の思惑が交錯する構造が秀逸!
ミステリーとしての骨太さも担保されつつ、初心者にも親しみやすく、ベテランプレイヤーにとっても新鮮さを与える設計となっています。
前作と舞台設定を共有しながらも、物語としては完全に独立しているため、プレイ順に悩むことなく楽しめます。
あえて順番をつけるなら、今作を先に遊んでおくと、後に前作をプレイしたときの“繋がりの妙”が感じられるかもしれません。
総じて、物語性・キャラ性・ギミックの三拍子が揃った上質なパッケージとして、あらゆる層におすすめしたいマダミスです◎
難易度
難易度は『やややさしめ』です。
キャラクターごとの設定書のボリュームは中程度。
ゲームシステムはやや複雑さを纏っていますが、特筆するほど難しい部分はありません。
また、ルールブックの記載も懇切丁寧な印象でしたので、マダミス初心者でもGMなしでプレイできると思います。
感想
同じ世界、まったく違う物語──前日譚も大満足!
本作も、前作に続いてとても面白かったです!
前作同様、ロールプレイの楽しさと世界観への没入感がしっかりあって、物語にどっぷり浸かることができました。
大人数専用のシナリオということもあり、また、「前作と同じメンバーで遊びたい」という強いこだわりがあったため、人を集めるのが大変でした。
しかし、仲の良いメンバーと一緒に遊べたおかげで、笑いあり真剣な推理ありの濃密な時間を過ごせました。
プレイ前は、「前作とどう違うのかな?」とあれこれ考えながらワクワクしていたのですが、いざ感想戦になると、完全に独立した物語としてそれぞれの感情や出来事を語り合う流れに。
世界観を共有しつつも、前作とはまるで毛色の違う展開になっていたのがとても印象的で、「これはこれでめちゃくちゃ良かったね!」と満場一致で高評価でした。
同じ舞台、でもまったく違うストーリー。だからこそ、どちらも遊んでこそ味わえる“至高の体験”だったと思います☺︎
まとめ
『マーダーミステリー・オブ・ザ・デッド:0』は、B級ホラーテイストが光る、ロールプレイ・世界観が楽しいゾンビ×推理の異色マダミスでした。
最後までご覧いただき、ありがとうございます!
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