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【ボードゲームレビュー】インサイダーゲーム ブラック|ルール・拡張版・評価・感想

ボードゲーム

新役職・フォロワーと追加の勝利条件がアツい!
大人気のスパイシーな正体隠匿会話ゲーム!!

本記事では、正体隠匿会話ゲーム『インサイダーゲーム ブラック』についてレビューします。

ゲームのルール・遊び方や、プレイ感想・評価についてご紹介!本記事があなたの参考になれば幸いです!

ゲーム概要

プレイ人数4~8人
プレイ時間15分
対象年齢9歳~
ジャンル正体隠匿/協力/推理
発売時期‎‎‎‎‎‎‎‎2020/4/23
箱サイズ‎109 x 62 x 34 mm
(縦×横×厚さ)
版元Oink Games(オインクゲーム)

インサイダーゲーム ブラック』は、クイズへの正解を目指しながら、裏で議論を牛耳り皆を正解へ導いていた内通者を炙り出すちょっぴりスパイシーな正体隠匿系会話ゲームです。

大ヒットゲーム『インサイダーゲーム』の上級版パッケージで、本製品単体で遊ぶことが可能です。

前作と混ぜて最大11人で遊べるチーム戦ルールも楽しめます。

カードスリーブサイズ

本作のカードサイズは、55mm×85mm、カードの枚数は43枚です。

対応するスリーブは下記からご確認頂けます。

シリーズ作品と拡張版一覧

その他シリーズ作品・拡張版は以下の通りです。

『インサイダーゲーム(通常版)』との違い

プレイ人数4~8人
プレイ時間15分
対象年齢9歳~
ジャンル正体隠匿/協力/推理
発売時期‎‎‎‎‎‎‎‎2016/7/5
サイズ‎3.5 x 11 x 6.5 cm
版元Oink Games(オインクゲーム)

本作と通常版の違いは、主に5つあります。

新たな役職・フォロワー

【ボードゲームレビュー】「インサイダーゲーム ブラック」遊んでみたよ

前作での役職は、「マスター」「庶民」「インサイダー」の3種類でした。

一方今作では、この3種類に加えて新たに「フォロワー」という役職が追加されました!

フォロワーは”インサイダーの仲間”で、インサイダーが正体を見破られなければ勝利となります。

インサイダーとフォロワーはゲーム前にお互い誰が担当するかを確認できますが、フォロワーは庶民と同様にお題を知ることができません。

6人以上でゲームを遊ぶ場合に、この役割を入れてプレイすることができます。

NG質問カード

【ボードゲームレビュー】「インサイダーゲーム ブラック」遊んでみたよ

NG質問カードも、今作にて新たに追加された要素です。

NG質問カードは、特定の質問を禁止するという、ゲームに制約を設けるカードです。NG質問に該当する質問には、マスターは答えられません。

ゲーム開始時(お題の確認が終わった後)、任意のNG質問カードを1枚表にして内容を確認します。

確認した内容が、たとえば「マスターに関する質問をしてはいけない」がNG質問だった場合、「それを持っていますか?」「やったことがありますか?」とマスターに回答を求めることができなくなります。

難易度アップのお題カードたち

【ボードゲームレビュー】「インサイダーゲーム ブラック」遊んでみたよ

通常版と比べて難易度高めの新たなお題カードになっています。

砂時計の時間が短縮

【ボードゲームレビュー】「インサイダーゲーム ブラック」遊んでみたよ

砂時計の時間は5分だったものが3分に、短くなっています。

お題カードの難化やNG質問カード、新役職も加味すると、この時間短縮はかなりシビアになった印象です。

正解者の勝利条件

今作では、庶民チーム敗北の際にお題に正解した庶民が勝利となるよう調整が入りました!

クイズの正解者が「庶民」だった場合、後の「正解者裁判(正解者がインサイダーかどうかの多数決)」で”インサイダー”と間違った判断が下された際、正解者・インサイダー・フォロワーが勝利になります。

前作では、お題正解者の庶民が”インサイダー”と誤った判決になってしまった場合、庶民チームとともに敗北となってしまっていたので、今回の調整で庶民がお題に正解するメリットが強化されました。

遊び方/ルール

【ボードゲームレビュー】「インサイダーゲーム ブラック」遊んでみたよ

本ゲームは、マスターを除く1人のみが正解を知る中、会話をベースに皆で協力し合いながら正解を目指し、その後に答えを知っていた1人(内通者)を当てるカードゲームです。

ゲームの目的

インサイダーチーム(インサイダー+フォロワー)の勝利条件

インサイダーが正体を見破られなかったら勝利!

庶民チーム(庶民+マスター)の勝利条件

インサイダーを当てたら勝利!

お題正解者が庶民の勝利条件

正解者裁判にてインサイダーだと誤判断されたらインサイダーチームとともに勝利!

または、全体投票にてインサイダーを当てたら庶民チームとともに勝利!

詳細のルールについては後述にて解説します。

ゲームの準備

プレイヤー人数と同じ枚数の役割カードを準備します。

※マスターが1枚、インサイダーが1枚は必ず含まれるようにする。6人以上で遊ぶ場合はフォロワーを入れてプレイ可能。

ゲームの流れ

ゲームの流れ
  1. 役割の決定
  2. 前半・協力パート
    • お題の確認
    • 問答
    • 真実の解明
  3. 後半・対決パート
    • 話し合い
    • 正解者裁判
    • 全体投票

このゲームでは大きく分けて前半・協力パートと、後半・対決パートがあります。

前半の協力パートでは、全員で協力して制限時間内にお題(クイズ)の正解に辿り着くよう努めます。

後半の対決パートでは、庶民に紛れたインサイダーは誰なのか、その正体について全員で議論します。庶民チームとインサイダーチーム、どちらが勝つのかの勝負です。

役割の決定

【ボードゲームレビュー】「インサイダーゲーム ブラック」遊んでみたよ
役割カード一覧

全員の役割を決めます。

役割カードをよく混ぜ、1枚ずつ配り、他の人には見せないように自分だけこっそり表面を確認します。

「マスター」を引いた人のみ名乗り出て、以降ゲームを進める司会役となります。

※マスター以外は名乗り出てはいけません。確認したカードは自分の前に伏せます。

前半・協力パート:お題の確認

マスターが司会役となり、以下の手順でお題を確認していきます。

まず、マスターは全員に目を閉じるよう指示します。

フォロワーを入れてプレイしている場合、マスターも目を閉じてインサイダーとフォロワーに目を開けてお互いを確認するよう指示します。

マスター
マスター

インサイダーとフォロワーは目を開けてお互いを確認してください

5秒カウントしてインサイダーとフォロワーは目を閉じるよう指示し、その後マスターは目を開けます。

マスター
マスター

5、4、3、2、1、、、インサイダーとフォロワーは目を閉じてください

マスターはお題カードをよく混ぜて一番上のカード1枚を表にし、裏向きになっているカードの山札の隣に並べて置きます。

表にしたカードに書かれた単語一覧から、裏向きになっているカードの山札の一番上に書かれた数字に対応している単語が今回のゲームのお題となります。よく覚えておきましょう。

【ボードゲームレビュー】「インサイダーゲーム ブラック」遊んでみたよ
↑この場合、山札一番上のカードの数字が「1」なので表向きのカードの単語一覧にて「1」に対応する「悪魔」が今回のお題になります。

お題確認後、マスターは目を閉じることを宣言して目を閉じます。

マスター
マスター

お題を確認したのでわたしも目を閉じます

そして目を閉じたまま、インサイダーにお題を確認するよう指示します。

マスター
マスター

インサイダーは目を開けてお題を確認してください

5秒カウントしてインサイダーに目を閉じるよう指示します。

マスター
マスター

5、4、3、2、1、、、インサイダーは目を閉じてください

マスターは目を開けて表になっていたお題カードを山札の上に重ねて、裏面の数字が見えないようマスターの役割カードを置きます。

【ボードゲームレビュー】「インサイダーゲーム ブラック」遊んでみたよ
山札の上にお題カード1枚を戻します
【ボードゲームレビュー】「インサイダーゲーム ブラック」遊んでみたよ
役割カードを山札の上に置いて数字が見えないように隠します

マスターは全員に目を開くように指示します。

マスター
マスター

全員目を開けてください

マスターはNG質問カードを1枚表にし、他のプレイヤーに聞こえるよう読み上げて今回のNG質問を確認します。

【ボードゲームレビュー】「インサイダーゲーム ブラック」遊んでみたよ

前半・協力パート:問答

【ボードゲームレビュー】「インサイダーゲーム ブラック」遊んでみたよ

マスターは砂時計をスタートさせます。

砂が落ちきるまでの間に全員でマスターにすばやく質問し、正解に辿り着かなければなりません。

ただし、マスターは「はい」「いいえ」「わからない(どちらとも言えない)」としか答えられないので、それを踏まえた質問をするよう心がけましょう。

※マスターはNG質問に答えないよう注意しましょう。

質問者A
質問者A

食べ物ですか?

マスター
マスター

いいえ

質問者B
質問者B

架空の生き物ですか?

マスター
マスター

はい

質問者C
質問者C

マスターはそれを持っていますか?

マスター
マスター

それはNG質問です

前半・協力パート:真実の解明

お題の正解が「悪魔」だった場合、「それは悪魔ですか?」という質問が出たらマスターが「正解!」を宣言して問答は終了です。

後半・対決パート:話し合い

マスターは正解が出たらすぐに砂時計を逆さにして議論をスタートさせます。(砂が落ちきっていなくてもすぐに逆さにします)

砂時計の砂が落ちきるまでの時間で全員で問答を振り返り、誰がインサイダーかを話し合います。

質問者A
質問者A

あの質問、流れが不自然じゃなかった?

マスター
マスター

唐突に正解が出た気がしたんだけど、、、

質問者B
質問者B

質問してなさすぎじゃない?

マスター
マスター

あなたは何を質問していたんだっけ?

後半・対決パート:正解者裁判

話し合いが終わったら、まず問答で正解を言った人について、インサイダーだと思うか多数決をとります。

マスター
マスター

それでは、正解者がインサイダーだと思う人は手を挙げてください。せーの!

正解者の役割カードがインサイダーだった場合

手を挙げた人が過半数  :庶民チームの勝利!
手を挙げた人が半数以下:インサイダーチームの勝利!

正解者の役割カードが庶民orフォロワーだった場合

手を挙げた人が過半数  :正解者とインサイダーチームの勝利!
手を挙げた人が半数以下:次のフェイズ(全体投票)へ続く、、、

後半・対決パート:全体投票

正解者・マスターを含めた全員でインサイダーだと思う人を一斉に指さして投票します。

マスター
マスター

では皆さんインサイダーだと思う人を指さしましょう。せーの!

最多得票の人の役割がインサイダーだった場合:庶民チームの勝利!
最多得票の人の役割が庶民orフォロワーだった場合:インサイダーチームの勝利!

※最多得票が複数人いた場合はマスターが誰を最多得票にするか決定する

評価と感想

わたしの独断と偏見による感想・評価をご紹介していきます!

【ボードゲームレビュー】「インサイダーゲーム ブラック」遊んでみたよ

おすすめ度:⭐5

完全版◎コミュニティを選ばない短時間・お手軽に盛り上がる正体隠匿会話ゲーム!

このゲームはシンプルなゲーム制、かつ短時間で何度も遊びたくなるリプレイ性の高さが大きな魅力で、わたし自身マダミス後の軽めに遊べるゲームとしてすごく重宝しています。

今作の良いポイントは、新しい役職「フォロワー」と、難易度の上がったお題たち、そして正解者の勝利条件追加の3つです。

新しい役職によりインサイダーの秘匿性が向上、そしてお題も難易度が上がったことでサクッと答えに辿り着いてしまうこともなくなったためゲームに対する姿勢がより真剣に、アツくなったような気がします。笑

前作では、庶民チームでとことん勝ちを目指そうとすると、積極的にお題への正解を目指すメリットが薄いという大きな弱点がありました、、、

庶民チームはインサイダーの正体を見極めるために質問をしなくなり、インサイダーも積極性を見せると疑われるため質問しづらくなり、、、という悪循環に陥りゲームが成立しなくなる懸念点がありました。

しかし、今作ではその弱点が解消され、庶民も勝利を目指して積極的に正解を狙いに行くメリットが出てきたため、勝利にこだわる遊び方ができるよう改善されました。\やったね/

通常版をすでに持っている方も、今作で追加された正解者の勝利条件は導入した方がより白熱したゲームを楽しめるのでおすすめです◎

難易度

難易度は『やややさしめ』です。

お題に正答する難しさやインサイダーの立ち回りなど、ゲーム内容としての難易度は高めかもしれませんが、ゲームシステムとしてはやさしい印象です。

ゲームの準備からルールまで簡単で分かりやすく、スムーズにプレイすることができます。

1回約15分と短時間で遊べて、繰り返し何度もプレイしたくなるリプレイ性の高いゲームです。

盛り上がり

ワイワイ盛り上がる会話ゲームです。

制限時間が設けられるためスピード感があり、テンポ良くゲームが進むのでクセになります。

プレイスタイル(直感的/論理的)

プレイスタイルは、論理型です。

お題に正解するためのアプローチとして、大きなカテゴリから徐々に迫るため、ゲームの性質上ロジカルな考えが大事なゲームだと思います。

飛躍した質問を唐突に投げかけると怪しまれるため、いかに自然に、そして確実に絞り込んでいくスキルが養われます。笑

運要素

運要素は『やや高め』です。

どの役職、どのお題を引き当てるかでゲームの難易度が上下する印象です。

まとめ

今回は、スパイシーな正体隠匿会話ゲーム『インサイダーゲーム ブラック』をレビューしました。

シンプルなゲームシステム、短時間プレイ、リプレイ性の高さが大きな魅力のおすすめカードゲームでした◎

当ブログでは、人数別のおすすめボードゲーム紹介など、アナログゲームを中心に有益な情報を多数発信しています。

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