動物たちが森の支配権をめぐって大戦争!?
海外で数多の賞を受賞した話題のボードゲームのアプリ版!!
「Root(ルート)」ってどんなボードゲームなの?
今回は、動物たちが森の覇権争いをする領地拡大ボードゲーム「Root」のアプリ版についてご紹介します。
本作のルールや遊び方、個人的な評価についてご紹介していますので、これから遊ぶ予定の方は、参考にしてみてくださいね。
『Root』ってどんなゲーム?
商品名 | Root(ルート) |
プレイ人数 | 2〜4人 |
プレイ時間 | 60〜90分 |
対象年齢 | 10歳~ |
ジャンル | 領地拡大 |
発売時期 | 2019/08/29 |
サイズ (横×縦×厚さ) | 29.3 x 23 x 7.3 cm |
版元 | Leder Games / CMON |
日本語版販売 | アークライト(Arclight) |
「Root」は、4つの派閥に分かれた動物たちが森の覇権争いをする領地拡大(陣取り)ボードゲームです。
こちらのボードゲーム、ただの陣取りゲームではありません!!
なんと、プレイヤーごとにルールが異なる完全非対称ゲームなのです!
「Root」は、アメリカのGolden Geek Award 2018にて大賞、及び複数の部門で受賞した他、2019年のポルトガル年間ゲーム大賞(Jogo do Ano)や、国際ゲーマーズ賞(International Gamers Awards)など、多くの受賞歴があり世界で話題になりました。凄い!!!
通常版の他、いくつかの拡張版も出ています。
Root Board Game
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拡張版
以下、現在発売されているRootの拡張版です。
『Root』アプリ版の特徴
アプリ版の「Root」の特徴について、ご説明していきます!
1人でも遊べる
アナログ版では最低2人以上で遊ぶ必要がありますが、アプリ版では1人でも楽しめます!
また、オンラインプレイも可能です◎
アナログ版より安価
アナログ版とSwitch版の通常版のお値段を比較しました。
アナログ版 | iOSアプリ版 | Androidアプリ版 | |
Root通常版 | 8,800円 | 1,600円 (2023/02時点) | $9.99 (2023/02時点) |
アプリ版はアナログ版の約5分の1程のお値段で遊べます。
手が届きやすい価格でありがたいですよね!
拡張版もアプリ版で追加購入することで遊ぶことができます。
物理的にかさばらない
ボードゲームって結構かさばってしまいますよね。
「Root」は長辺が約30cmと、箱のサイズが結構大きいんですよね、、、
でもアプリ版は、お手元のスマホにアプリをインストールするだけなので、場所のコストはかかりません◎
名作をデジタル化してくれて、本当にありがとうございます!!!
準備がラク
アナログゲームの場合、コンポーネント(各種パーツ)の準備が必要になります。
また、「Root」はプレイヤー全員が違うルールで動くため、各自でルールの確認をする必要があり複雑です、、、
しかし、アプリ版ではゲームの準備や片づけなどが不要です。
空いた時間にサクッと手軽に遊べるので嬉しいですよね!
正しいルールを自動で導いてくれる
アナログゲームってルールが複雑になる程、正しくルールを理解して動かせるのか不安になりませんか?
アプリ版はルールを完璧に把握していなくても、ゲームプレイ中に自動で導いてくれます。
また、チュートリアル版も用意されており、実際に自分でコマを動かしながらルールを覚えることができます!
各派閥のルールをCPUとの対戦形式で教えてくれるので、わたしのような初心者にやさしい仕様でとても助かりました◎
動物たちのアニメーションがある
アプリ版では、プレイヤーが動かす動物たちが動きます。
それだけではありません!
プレイヤー同士の戦闘が発生した場合、動物たちがぽこぽこ戦う可愛いアニメーションがあるんです!!
まるでRPGやアドベンチャーゲームを遊んでいるかのようです◎
遊び方/ルール
「Root」は、4つの派閥に分かれた動物たちが、森の支配権を巡り争い領地拡大を目指すゲームです。
プレイヤーは派閥を1つ選びプレイすることになりますが、派閥ごとにルールが異なります。
ここでは、主なルールをざっくりとご紹介します!
ゲームの目的
全ての派閥に共通するゲームの勝利条件は、下記の通りです。
- 勝利点を30点獲得する
- 特別なカード(圧倒カード)の条件達成
※カードに記載された条件を満たすことでゲームに勝利する
ゲームの流れ
プレイヤーのターンは、「鳥歌」「昼光」「夕闇」の3つのフェイズに分かれており、
これらのフェイズを順にプレイするとターンが終了し、次のプレイヤーにターンが回ります。
すべての派閥プレイヤーが共通で実行できるアクションは、下記の3つです。
- マップの移動
- カードのクラフト
- 戦闘
マップの移動
広場(マス)にいる自分の派閥の兵士(コマ)を、道で結ばれた隣の広場に動かすことができます。
動かせる兵士の数は任意で、好きな数だけ動かすことができます。
マップ上の広場には、プレイヤーが建物を配置できるスロットが1~3つずつあり、配置している建物と兵士の合計数が一番多いプレイヤーが、その広場を支配します。
カードのクラフト
「Root」では、鳥/キツネ/ウサギ/ネズミが描かれている動物カードがあります。
動物カードの使用方法は、大きく分けて下記の2つです。
- 動物カードをコストとする各派閥のアクションの実行
- クラフト能力の使用
クラフト能力とは、カードの下部に記載のある効果のことです。
特定の条件下で発動する”継続効果“、直ちに効果が発揮する”即時効果“、戦闘でのみ使用することができる”奇襲“の3種類のクラフト能力があります。
アクションとしてクラフトを実行することで、カードの効果を使用することができるようになります。
戦闘
戦闘を行うことにより、他のプレイヤーの兵士や建物をマップから取り除くことができます。
下記の条件を満たす広場を選択することで、戦闘を実施することができます。
- 自分が1つでも兵士を配置している
- 上記と同一の広場に他の派閥の兵士が1つ以上配置されている
戦闘を実行したプレイヤーが”攻撃側”、選ばれた派閥のプレイヤーが”防御側”となり、戦闘の処理を行います。
- 0~3の数字のダイスを2つ振る
- ダイスの出目の大きい方が攻撃側のヒット数、出目の小さい方が防御側のヒット数となる
- 各陣営のヒット数分、戦闘広場内にある敵の兵士や建物・トークンを取り除く
※戦闘広場に兵士がいる場合は兵士が優先され、兵士がいない場合に建物やトークンを取り除くことが可能 - 相手の建物を取り除いた場合、1つにつき1点勝利点を獲得
派閥別ルール
各派閥の目的と派閥ごとのルールを簡単にご説明します。
猫野候国
- 森を占領して産業や軍事の一大拠点に変えようとする勢力
- 侯国は建物を建てる度に勝利点を獲得
- マップ上に同じ建物が存在している場合、より多くの勝利点を獲得可能
- 建物を増設するには広場同士のつながりを保ちながら強靭な生産体制を確保する必要がある
鷲巣王朝
- 栄華を誇ったかつての栄光を取り戻すために樹林の広場を平定しなおそうとする勢力
- 夕闇フェイズになるとマップ上にある止まり木の数に応じて勝利点を獲得
- 止まり木の数が多いほど勝利点が多くなる
- 王朝は毎ターン決められた全てのアクションを実行しなければならない
“勅令”という制約がある
※実行できなかった場合、勝利点の減点などが発生する”内乱”が起きてしまう
森林連合
- 抑圧された森の生き物たちの支持を得ることを目標とする勢力
- 支持トークンを配置することで勝利点を獲得
- マップ上の支持が多いほど獲得できる勝利点が増える
- 反乱を起こすことで新たな拠点を築くことができるが、反乱には支援者を募る必要がある
- 拠点を築いた後、指揮官を訓練して軍の柔軟性を高めることができる
放浪部族
- 他の派閥に味方や敵をつくりながら森林内で自分の富と名声を高めることが目的
- 敵対する派閥と闘ったり他の派閥と協力関係を築きながら勝利点を獲得
個人的評価と感想
わたしの独断と偏見による個人的な評価をご紹介していきます!
おすすめ度
ルールは複雑だがアプリが導いてくれる◎全員違うルールで動く斬新さはピカイチのボードゲーム!
それぞれの陣営に分かれて、全員が同じルールで対戦する陣取りゲームは多いと思いますが、「Root」のように完全非対称の領地拡大ゲームはとても新鮮ですよね◎
ゲームをプレイするたび、登場する派閥や勝敗の行方が異なるので、幻想的な森の世界で繰り広げられる結末のない物語を創っている感覚がとても面白い!!
何度プレイしても飽きのこない、楽しいゲームなのでおすすめです。
難易度
難易度は高めです。
派閥によってルールが違うので、ちょっと覚えるのが大変かもしれません。
アプリ版はルールをしっかり理解していなくてもゲーム中に誘導してくれるので、ルールをちゃんと覚えていなくても遊べるのが良いですね!
初心者の方はアプリ版で遊んだ方が手軽に楽しめると思います。
盛り上がり
みんなでわいわいできると思います!
ファンタジーの登場キャラクターになった感覚で遊べるので、没入感も相まって楽しめるはずです◎
わたしはいつもひとりで遊んでいるので、あくまで想像ですが、、、笑
プレイスタイル(感覚的/論理的)
戦略重視のゲームです!
プレイヤーごとに目標や立ち回り方が異なるので、敵プレイヤーの動きを見ながらどうゲームを進めるか考えるのが楽しいです。
運要素
運要素は気持ち低めです。
運に係るもの(戦闘のダイスやカードの引き)もありますが、戦略で大方カバーできる範疇かなと思います!
まとめ
今回は、4つの勢力が森の覇権を争うボードゲーム「Root」のアプリ版をご紹介しました。
派閥ごとに異なるルール(アプローチ方法)で領土を拡大するのが楽しいゲームでした!
アプリ版なら気が向いた際に1人でも遊ぶことができ、複雑なインストも自動で正しく導いてくれるので、初心者にもやさしくておすすめです◎
好きな派閥で、皆さんだけの冒険をはじめてはいかがでしょうか?
Root Board Game
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