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【マダミスレビュー】鬼哭館の殺人事件|登場人物・評価・感想・ルール・ネタバレなし

【マダミスレビュー】鬼哭館の殺人事件|登場人物・評価・感想・ルール・ネタバレなし マーダーミステリー

大正浪漫と怪異が交錯する――。
死人の館で巻き起こる、祟りめいた事件の真相とは!?

今回は大正浪漫マーダーミステリー『鬼哭館の殺人事件』について、ネタバレなしでレビューしていきます!

本作のあらすじや遊び方、登場キャラクター、プレイ感想や評価についてご紹介していますので、これから遊ぶ予定のあなたは参考にしてみてくださいね。

本記事は、作品をよりお楽しみ頂けるようシナリオのミスマッチ軽減(こんなはずじゃなかった防止)が目的です。
ネタバレに触れないようにしていますが、ゲームの流れや感想・評価の記載があるためご注意ください。

シナリオ概要

プレイ人数6〜7人(GM不要)
プレイ時間240〜300分
プレイ環境オンライン/オフライン
対象年齢15歳~
ジャンルマーダーミステリー
発売時期‎2020/08/13
デザイナーシグレ
版元グループSGR

鬼哭館の殺人事件』は、まるで大正時代にタイムスリップしたかのようなレトロな雰囲気漂うシナリオです!

ユドナリウムやdiscordを用いて遊べるWEB版と、対面で遊べるパッケージ版のどちらも発売されており、GMなしでオンライン/オフライン問わずにプレイできるマダミスです!

本シナリオを6人で遊ぶ場合は、1人NPCを設定します。(詳細は同梱の説明書に記載あり)

あらすじ

物語の舞台は大正時代――

帝都の外れに、”鬼哭館”と呼ばれる奇妙な館がありました。

その館には、死人にまつわる数々の品が取り揃えられており、6名の客人を招いて展示が開かれていました。

そんな折、事件が起こります。

展示会の最中、館の主人が変わり果てた姿で発見されてしまいます。

不可解な死体は、死人の館を飾るにふさわしい祟りのよう、、、

この事件、どのような秘密と物語が隠されているのでしょうか?

登場人物紹介

此度、館に招かれた6名の客人と招かれざる客人1名について、ご紹介していきませう。

作家(30代/性別不詳)

【マダミスレビュー】「鬼哭館の殺人事件」遊んでみたよ(ネタバレなし)
  • 一世を風靡した文豪
  • 取材がてら書生と共に鬼哭館を訪問
  • 見た目は中性的

書生(20歳前後/男性)

【マダミスレビュー】「鬼哭館の殺人事件」遊んでみたよ(ネタバレなし)
  • 作家の元で住み込みで働く学生
  • 鬼哭館には作家を連れ立って訪問
  • 聡明な雰囲気の青年

将校(30歳前後/男性)

【マダミスレビュー】「鬼哭館の殺人事件」遊んでみたよ(ネタバレなし)
  • 大日本帝國陸軍所属の将校
  • 軍の仕事で鬼哭館へ訪問
  • 軍服の上からも鍛えられていることがわかる

新聞記者(20代/女性)

【マダミスレビュー】「鬼哭館の殺人事件」遊んでみたよ(ネタバレなし)
  • 大日本帝國新聞社勤務の記者
  • 記事の取材のため鬼哭館に訪問
  • 小柄で眼鏡をかけている

お嬢さん(10代/女性)

【マダミスレビュー】「鬼哭館の殺人事件」遊んでみたよ(ネタバレなし)
  • 育ちの良さそうなお嬢さん
  • 教養を深めるために鬼哭館を訪問
  • 小柄で可愛らしい少女

メイド長(20代後半/女性)

【マダミスレビュー】「鬼哭館の殺人事件」遊んでみたよ(ネタバレなし)
  • 鬼哭館に仕えるメイド長
  • 展覧会を全面的に補佐している
  • 背が高く日本人離れをした雰囲気

探偵(年齢不詳/男性)

【マダミスレビュー】「鬼哭館の殺人事件」遊んでみたよ(ネタバレなし)
  • 「自称」名探偵
  • 事件発生後に鬼哭館を訪問
  • 犯人でないと保証される人物(白確)

遊び方/ルール

【マダミスレビュー】「鬼哭館の殺人事件」遊んでみたよ(ネタバレなし)
ゲームの進行
  1. 始まりの刻
  2. 解明の刻
  3. 投票の刻
  4. 介入の刻
  5. 終わりの刻

本作品の特徴は、投票後に”介入”があることです。

“介入”は、物語の最終局面にて、各キャラクターが順番に行う固有のアクションです。

エンディング分岐に関わる、各キャラクター最後の決断になります。

物語の真相に向かう前に、各人物の思惑が錯綜して物語を大きく揺るがす展開は必見です!

本作は”密談”があります。オンラインでプレイする場合は密談用のチャットルームなどを別途用意し、オフラインでプレイする場合も2~3組内緒話ができるほどのスペースを確保してプレイしましょう。

始まりの刻

始まりの刻では、下記を順に実施します。

客人資料配布(8分)

各キャラクターの担当を決定します。

共通開始演出:壱(3分)

物語の背景を読み上げ、全員でストーリーを確認します。

当日の流れを読む(25分)

キャラクター設定書(HO)を各自で黙読します。

共通開始演出:弐(3分)

登場人物たちが顔を合わせるシーンの読み合わせを行い、シーンの中で自己紹介を行います。

目的を読む(10分)

キャラクター設定書に記載されている目的を読み込みます。

解明の刻

解明の刻では、下記の順にゲームを進めます。

第一調査の時間(5分)

“調査の時間”は、調査カードを場から獲得するフェイズです。

各キャラクターは調査トークンを7つ持っています。

その調査トークンを支払うことにより、調査カードを獲得することができます。

“第一調査の時間”では、各キャラクター2回の調査を行います。

余った調査トークンは”第二調査の時間”に持ち越します。

第一推理の時間(10分)

“推理の時間”は、キャラクター同士が密談を通して情報交換をするフェイズです。

密談の人数は最大3人までになります。

第二調査の時間(5分)

“第二調査の時間”は、”第一調査の時間”に引き続き、調査カードを獲得するフェイズです。

各キャラクターは”第一調査の時間”で未使用の調査トークンを全て使い切るまで、順番に調査を行います。

第二推理の時間(15分)

“第一推理の時間”と同様です。

第一報告の時間(10分)

“報告の時間”は、各自の推理を1人1分程で発表するフェーズになります。

現時点で誰が怪しいのか、その理由、その他欲しい物や集めている情報など、全体で共有します。

共通演出:参(3分)

追加の物語を読み上げます。

第三調査の時間(5分)

“第一調査の時間”ど同様の流れで調査を実施します。

余った調査トークンは、”第四調査の時間”に持ち越します。

第三推理の時間(20分)

“第一推理の時間”や”第二推理の時間”と同様です。

ヒントの開示確認(2分)

各キャラクターごとにヒント資料を配布します。確認の是非は任意です。

第四調査の時間(5分)

“第二調査の時間”と同様に行います。

第四推理の時間(25分)

これまでの”推理の時間”と同様に実施します。

第二報告の時間(10分)

“第一報告の時間”と同様に行います。

全体会議(10分)

最後のキャラクター全員による最後の会議になります。

真犯人は誰か、物語の真相などを話し合います。

投票の刻

事件の真犯人や犯行の手口や理由について、全員で投票を行います。

最も得票数の多かった人が犯人として拘束されます。

介入の刻

“介入”は、最多投票された容疑者を拘束した後、各キャラクターの最後の抵抗や思惑が行使されるアクションになります。

“介入”は各キャラクターごとに内容が異なります。

それぞれキャラクター設定書にて割り振られている介入度介入行動順に従って処理を行います。

終わりの刻

最後にキャラクターの台詞を交えながら、”終了演出”、すなわち物語の結末を展開します。

その後、各プレイヤーの得点計算を行います。

最も得点が高かった人が勝利!ですが、物語を最も楽しんだ人が優勝です◎

評価と感想

それでは、独断と偏見による評価と感想を綴ります!

わたしが本シナリオを遊んだときの条件は、以下の通りです。

参加人数  :7名+GM1名(全員マダミス経験者)
プレイ時間 :約3.5時間(感想戦込み)
GM有無   :有
担当キャラ :探偵

評価

まるで時代劇の中に飛び込んだかのような体験ができる、世界観没入型のマーダーミステリー!

推理難易度ロールプレイの楽しさ世界観没入度感情揺さぶられ度
⭐⭐☆☆☆⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐☆☆

本作は“大正浪漫”という独特の時代背景を活かし、どこか懐かしく、ミステリアスで情緒あふれる物語が展開されます。

導入からエンディングまで、随所にロールプレイの余白がしっかり用意されており、キャラクターになりきっての対話や立ち回りが非常に楽しいシナリオです。

キャラクターシートは読みやすく、情報量のバランスも絶妙。ルールも丁寧に構成されているため、初めてマダミスに触れる方でも安心してプレイを楽しむことができます。

もちろん、物語性や雰囲気重視でマダミスを遊びたい経験者にとっても満足度の高い一作。

祟りと謎が交錯する“鬼哭館”を舞台にした本作、ぜひ和装でプレイして世界観にどっぷり浸かってみてください◎

難易度

難易度は『やさしめ』です。

※この難易度は、ゲームシステムの複雑性、テキスト・情報量に基づき、真犯人特定の難しさを表すものではありません。

キャラクター設定書の量は多めですが、一度に全て読む必要はなく、指示されたところまで少しずつ読み進めていく形で、自分の中で設定を咀嚼しながら理解できるやさしい仕様でした。

また、ポイントが箇条書きでまとめられていたり、表が用いられていたりとても読みやすくて非常に助かります◎

推理に行き詰った際にはヒント資料もありますので、推理が苦手な方も最後まで楽しめると思います!

感想

ずっと気になっていた、話題の人気シナリオをようやくプレイすることができました!

今回わたしは、公開情報で白確定とされているキャラクターを担当。

誰からも疑われない立場だからこそ、安心して“探偵”としてのロールプレイと推理に集中することができました◎

序盤から他キャラクターに情報を聞き出しつつ、全体の動きを観察して、物語の核心にじわじわと迫っていく感覚がたまらなかったです!

「探偵役だから物語に絡みにくいのでは?」と一瞬思っていましたが、そんなことはまったくなく、しっかり物語に関われる設計になっていたのも嬉しいポイント。

探偵ムーブを満喫したい方や、ロールプレイと推理の両方を楽しみたい方にはぴったりのシナリオでした◎

まとめ

今回は大正浪漫マーダーミステリー『鬼哭館の殺人事件』についてレビューしました。

大正時代のレトロな雰囲気が素敵で、初心者から経験者まで幅広く楽しめるおすすめのシナリオでした!

他にも本ブログでは人数ごとにおすすめの作品を数多くご紹介しています。

もしよろしれければ下記からチェックしてみてくださいね◎

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