
真夜中のバス、閉ざされた空間、息絶えた運転手——。
4人の会話が物語を左右する、密室マーダーミステリー!!
今回は、グループSNE&cosaicから登場したパッケージ型マーダーミステリー『高速深夜便の殺人者』をピックアップ!
物語のあらすじや登場人物の紹介はもちろん、遊び方やルール、さらに実際にプレイしてみた感想や評価をネタバレなしでまとめています。
これから購入を検討しているあなたや、どんな雰囲気の作品なのか気になるあなたは、ぜひ最後までチェックしてみてください◎
シナリオ概要
| プレイ人数 | 4人(GM不要) |
| プレイ時間 | 100分 |
| プレイ環境 | オフライン |
| 対象年齢 | 15歳~ |
| ジャンル | マーダーミステリー |
| 発売時期 | 2024/10/04 |
| 製作者 | 似鳥鶏 |
| 箱サイズ (長さ×幅×厚さ) | 16 x 11 x 3 cm |
| 版元 | グループSNE/cosaic |
『高速深夜便の殺人者』は、深夜の高速道路を走るバスで運転手が死亡し、密室状態の中で真相を追うマーダーミステリーです。
高速道路を走っていたはずの夜行バスで起きた不可解な状況と、閉ざされた舞台設定が緊張感を高めます。
プレイ人数4人・100分・GMレスで遊べるコンパクトな作品で、お手軽に本格的な推理劇を楽しめるのが本作の魅力です。
あらすじ

北陸のはずれにある町から東京へ向かう、真夜中の高速道路を走る定期便——。
暗闇の中、静かに停車していたバスの中で、眠っていた乗客たちが目を覚ますと、運転手はすでに息絶えていました。
犯人はこのバスに乗っている4人の中にいるのでしょうか?
それとも外部から侵入し、闇に紛れて逃げ去ったのでしょうか?
電話も無線も途絶え、助けは望めません。
通り過ぎる車もなく、閉ざされた状況で乗客たちは決断します。
――自分たちの手で、この謎を解き明かさなければならない、と。
登場人物紹介
高速夜行バスに乗り合わせた4人の乗客たちをご紹介します。
PC1:若い女性

- うねった感じの長い髪
- 小柄で幼く見える顔だち
- 着ているのはデニムにカットソー
- 大きめのリュックサックを座席に置きアニメキャラのグッズがさがっている
- 口調はぶっきらぼう
- 何かを警戒しているのかもしれない
PC2:ラフな身なりの若い男性

- 中肉中背だがよく見ると筋肉が盛り上がっている
- 着ているのは黒のジーンズにTシャツ
- 少し汚れている
- 黒のパーカーを脱いで座席に置いている
- 無精ひげと鋭い目つきが目立ち粗暴そうに感じられる
- 髪型はツーブロック
- 口調は少し乱暴
- 若さゆえかもしれない
PC3:スーツ姿の若い男性

- きちんとしたスーツを着て清潔感がある
- 髪型もきっちりしたビジネスマン風
- 背が高くなかなかのイケメン
- 爽やかかつ朗らかな印象
- 目元にややだらしなさを感じさせる
- 持ち込んだ荷物は大きめの紙袋だけ
- 口調はそれなりの経験を積んだ社会人らしいもの
PC4:初老の男性

- よれよれのワイシャツにネクタイ
- ウィンドブレーカーを羽織り少しだらしない印象
- 中肉中背の体躯
- アザラシを思わせるぱっちりした目の顔が載っておりややアンバランスな印象
- 丸顔にアフロに近い癖っ毛
- 荷物はセカンドバッグーつ
- 口調は見た目以上に老けた印象
遊び方/ルール
- キャラ選択
- オープニング読みあげ
- 各自の設定書「前半」を黙読(10分程度)
- 自己紹介読みあげ
- 衣服調査(2分+5分)
- イベントカード1読みあげ(2分)
- 荷物調査(2分+5分)
- イベントカード2読みあげ(2分)
- バス内調査(2分+5分)
- イベントカード3読みあげ(2分)
- バス周辺調査(2分+10分)
- イベントカード4読みあげ(2分)
- 各自の設定書「後半」を黙読(8分)
- イベントカード5読みあげ(2分)
- 通報相談(3分)
- 最終調査·議論(25分)
- 推理披露(1分×4人)
- 投票
- 選択
- エンディング
本作は、5枚のイベントカードを進行役に据えながらゲームが展開していきます。
プレイヤーはバスの車内図や調査カードをもとに少しずつ事件の真相に近づいていきます。
このシナリオの特徴のひとつは「密談がない」という点です。
全員で情報を共有しながら議論を進めるため、推理の過程を一緒に楽しめる設計になっています。
また、パッケージの内容物はカードやシートをテーブルに広げながら遊ぶ形式です。
資料を整理しやすく、議論もスムーズに進めるために、できるだけ大きめのテーブルを囲んでプレイするのがおすすめです。
キャラ選択
ゲーム開始前では、キャラクターの容姿と雰囲気しか判明しません。
設定書の表紙に書いてある公開情報をヒントに、担当する人物(PC)を選びましょう。
名前や詳しい設定は、オープニング読みあげ後に設定書を読むことで判明します。
オープニング読みあげ
キャラクターを選び、各自のキャラクター設定書を開きオープニングを読みあげます。
その後、バスシートにある共有情報を読みあげます。

各自の設定書「前半」を黙読(10分程度)
キャラクター設定書の「前半」のみを10分程度で黙読します。
設定書には、各自のこれまでのことや、今日の行動、秘密などが書かれているため、他のプレイヤーに見られないよう注意しましょう。
全員が早く読み終えたら短縮してかまいません。逆に読み終わらなかったなら、充分に理解できたと思えるまで適宜時間を延長しましょう。
設定書は「前半」と「後半」に分かれており、前半記載の「当面の目標」に従い会話(議論)を進めていきましょう。
評価点については「後半」で説明されます。
「後半」は、ゲームを進めて指示されるまでは読んではいけません。
自己紹介読みあげ
黙読を終えたら、次は各自の設定書に記載された自己紹介テキストを読み上げます。
その後、指示に従いカードの取得に移ります。
以降も順次イベントカードの指示に従いゲームを進めていきます。
衣服調査(2分+5分)
調査カード「衣服」を各自1枚取得します。黙読後、5分間会話します。
- 調査カードの種類:取得した本人だけが黙読するもの/全体に公開するもの
- イベントカード裏面の個別ルールも参照しつつ各カード裏面の指示に従いましょう!
- 設定書は公開不可(口頭での説明はOK)
- 会話中の嘘はOK(ルールに関する嘘は厳禁)
- 制限時間は守ること
イベントカード1の読みあげ(2分)
イベントカード1のテキストを読み、指示に従いましょう。
荷物調査(2分+5分)
調査カード「荷物」4枚を全体公開します。読みあげ後、5分間会話します。
イベントカード2の表面テキストを読みあげ(2分)
イベントカード2のテキストを読み、指示に従いましょう。
バス内調査(2分+5分)
調査カード「バス内」を各自1枚取得します。黙読後、5分間会話します。
イベントカード3の表面テキストを読みあげ(2分)
イベントカード3のテキストを読み、指示に従いましょう。
バス周辺調査(2分+10分)
調査カード「バス周辺」を全体公開します。読みあげ後、10分間会話します。
イベントカード4の表面テキストを読みあげ(2分)
イベントカード4のテキストを読み、指示に従いましょう。
各自の設定書「後半」を黙読(8分)
イベントカード4の読み上げ後、各自のキャラクター設定書「後半」を8分程度で読みます。
イベントカード5の表面テキストを読みあげ(2分)
イベントカード5のテキストを読み、指示に従いましょう。
通報相談(3分)
プレイヤー同士で、通報の相談を行います。詳細はルールブックを確認しましょう。
最終調査·議論(25分)
イベントカード5の指示に従い、調査カード「最終調査」を定められた順番で各自2枚取得します。
黙読後、25分間会話します。これが最後の調査・会話です。
推理披露(1分×4人)
最終議論を終えたら、3分ほど考えをまとめる時間を取ります。
その後PC1から番号順に事件の真相や言っておきたいことなど、自由に主張します。
持ち時間は1人1分で、次に話すプレイヤーがタイムキーパーを担当しましょう。(PC4発言時はPC1が担当)
ここでは各自がー方的に話すのみで、質疑応答はできません。
投票
考えをまとめる時間を1分とった後、事件の犯人が誰かを投票します。
推理披露で語った犯人と異なる相手にも投票可能です。
最多票を集めたキャラクターは拘束されます。2対2の同数なら、どちらも拘束されます。
選択
エンディングでおこなう選択を各自確認します。
以降はエンディングブックの指示に従いましょう。
エンディング
ゲームの最後はエンディングブックを開き、物語のラストへと向かいます。
これまで繰り広げられてきたキャラクターたちの会話や推理の積み重ねは、すべて「全員で唯一無二の物語を創り上げる」という目的に収束します。
マーダーミステリーは勝ち負け以上に、登場人物として物語に没入すること自体が大きな魅力です。
プレイヤー全員が最後まで気持ちよく楽しめるよう、互いを思いやる姿勢を大切にしながらプレイしましょう!
評価と感想
わたしが本シナリオを遊んだ際の条件は、以下の通りです。
評価
推理ゲームという枠を超え、「物語を体験する」ことに重きを置いたマーダーミステリー!!
| 推理難易度 | ロールプレイの楽しさ | 世界観没入度 | 感情揺さぶられ度 |
| ⭐☆☆☆☆ | ⭐⭐⭐☆☆ | ⭐⭐⭐⭐☆ | ⭐⭐⭐☆☆ |
プレイ中、イベントカードにより段階的に展開されることで、まるで物語が奥へ奥へと進んでいくような感覚を味わえます。
プレイヤーの選択が進行に影響を与える仕組みも巧みで、自分たちが物語を動かしているという没入感も魅力!
また、キャラクター同士の駆け引きや探り合いが程よい緊張感を生み出し、「ただの会話」以上の面白さを引き出している点も見逃せません。
論理を積み重ねて真犯人を追い詰める作品というよりは、登場人物として世界に浸り、ドラマを味わうことに主眼が置かれている作品です。
緻密な推理パズルを解きたい人にはやや物足りなさを覚えるかもしれませんが、ミステリー体験や物語そのものを楽しみたいあなたにおすすめしたい一作です◎
難易度
難易度は『やややさしめ』です。
ルールブックの記載もていねいで、イベントカードを順番に読み進めることでゲームが進むため、全員がマダミス初心者でも最後まで進行できるかと思います。
ただ、エンディングブックの記載がやや複雑なので、可能であればGMを設けた方がスムーズです。
キャラクター設定書のテキスト量は普通で、段階的にゲームが進行するため、設定書の読み込み自体に苦戦はしませんでした。
感想
最大の魅力はキャラクター同士の”会話”!選択が物語を左右する密室ミステリー◎
このマダミスは、とにかく会話のやり取りが魅力的でした。
プレイヤーそれぞれが自分の目標を叶えるために、嘘を交えたり探り合ったりと、駆け引きを思う存分楽しめるのが良かったです。
物語が段階的に展開していく形式も相まって、先が気になるワクワク感とゾクゾク感がどんどん高まっていきました。
わたしたちの卓では、事件の真相自体は早い段階で見えてしまったのですが、それでも最後まで物語に没入できました。
推理の正確さだけでなく、キャラクター同士の関係性や物語体験を楽しむことができるシナリオだと感じます。
まとめ
『高速深夜便の殺人者』は、4人で手軽に遊べるコンパクトさと、密室ミステリーらしい緊張感が両立したマダミスです。
会話により物語を創る感覚を楽しみたいあなたはもちろん、短時間で濃厚な推理劇を味わいたいあなたはぜひ一度プレイしてみてください。
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