それは”花”か?それとも”ドクロ”か?――
たった4枚の手札を読み合う熱いブラフ系ボードゲーム!
「スカル」ってどんなボードゲームなの?
今回は、ブラフと心理戦のボードゲーム「スカル(SKULL)」についてレビューしていきます!
本作品のルールや遊び方、個人的な評価についてご紹介していますので、これから遊ぶ予定の方はぜひ参考にしてみてくださいね◎
『スカル』ってどんなゲーム?
商品名 | スカル |
プレイ人数 | 3~6人 |
プレイ時間 | 15~45分 |
対象年齢 | 10歳~ |
ジャンル | ブラフ・心理戦 |
発売時期 | 2021/3/21 |
サイズ (縦×横×厚さ) | 13 x 13 x 5 cm |
版元 | Space Cowboys |
日本語版販売 | ホビージャパン |
『スカル(SKULL)』は、場に出ているカードを推測し、“ドクロ”を回避して”花”だけをめくるブラフと心理戦のボードゲームです。
『スカル』は、「Skull & Roses/髑髏と薔薇」の商品名で、2011年度フランスゲーム大賞も受賞している世界的に大人気のゲームです!
手札の読み合いから、カードをめくるときの緊張感まで、シンプルなゲームながら高度な心理戦が楽しめます◎
2023年にスカルの新版が発売されました!
新版は、これまでのスカルにはなかった「ラストチャンスディスク」という選択ルールが追加されたバージョンになります。
『スカル』の遊び方/ルール
『スカル』は、場に出ているカードを推測し、“ドクロ”を回避して”花”だけをめくる度胸と駆け引きのブラフゲームです。
手元にある3枚の”花”カードと1枚の”ドクロ”カードから、誰かがチャレンジするまで好きなカードを場に出していきます。
チャレンジは、場に出されたカードから”花”のみをめくれると思った枚数(数字)を宣言して勝負を仕掛けます。
そのラウンドで最も多い枚数を宣言したプレイヤーは、場に出ているカードを1枚ずつめくり、”ドクロ”を出さずに宣言枚数分めくりきれば1勝です。
それでは、もっと詳しく遊び方・ルールについて見ていきましょう。
ゲームの目的
2回勝利したプレイヤーが勝者!
あるいは、1人以外のプレイヤーの手札がなくなったら生き残りプレイヤーが勝者!
宣言枚数分”花”カードをめくりきったら1勝です!
しかし、めくっている途中で”ドクロ”カードをめくってしまったら、チャレンジ失敗となり、自分の手札カードを1枚失ってしまいます。
嘘やハッタリをかましながら、勝負のタイミングをしっかり見極めることが重要です。
ゲームの準備
各プレイヤーは同じ色のカード4枚(”花”カード3枚と”ドクロ”カード1枚)とマットを受け取ります。
マットは表裏でデザインが異なり、ゲーム開始時は四隅にドクロマークが描かれている方を表にします。
ゲームの流れ
『スカル』は、下記を繰り返してゲームが進行します。
- カードを1枚選び裏向きに置く
- プレイヤーが時計回りに手番を行う
- チャレンジの判定
誰かが2回チャレンジに成功、つまり2回勝利した場合、ゲーム終了となりそのプレイヤーの勝利となります!
カードを1枚選び裏向きに置く
最初に、プレイヤーは全員一斉に自分の手札から1枚好きなカードを選び、マットの上に裏向きで置きます。
プレイヤーが時計回りに手番を行う
全員がカードをマットの上に置いたら、スタートプレイヤーから時計回りで手番を行います。
※スタートプレイヤーは前のラウンドでチャレンジの判定に挑戦した人、脱落している場合は”ドクロ”をめくられた人からスタートします。
各プレイヤーが手番中にできることは、次の2つのうちいずれかです。
- カード1枚の追加
- チャレンジ
ただし、手札のカードがなくなったプレイヤーは、「カード1枚の追加」を行うことができません。必然的に「チャレンジ」を行うことになります。
カード1枚の追加
カードを1枚追加する場合、手札から1枚選択し、マットに既に置かれたカードの上に裏向きで重ねます。
チャレンジ
チャレンジする場合、途中で”ドクロ”をめくることなく連続で”花”だけをめくれると思う枚数(数字)を宣言します。
宣言可能なカードの枚数は”1枚”から”場に出ているカードの枚数”までの間の数です。
誰かがチャレンジを宣言したら、以降は「カード1枚の追加」を行うことができません。
自分の手番が回ってきたら「勝負」するか「パス」するかを必ず選びます。
※手札のカードがないプレイヤーは「カード1枚の追加」を行うことができないため、必然的に「チャレンジ」を行うことになります。
勝負
勝負する場合、前のプレイヤーが宣言した枚数よりも大きい数字を宣言しなければなりません。
パス
パスする場合、このラウンドから降りることになります。
つまり、このラウンドではこれ以降手番が回ってこなくなります。
あるプレイヤーが「場に出ているカードの枚数」を宣言した時、もしくは1人を除くプレイヤー全員がパスした時、チャレンジの判定が始まります。
チャレンジの判定
チャレンジの判定は、先述の「チャレンジ」で最大枚数を宣言したプレイヤーのみが以下の手順で挑みます。
- 自分が場に出したカードを全て表向きにする
- 他のプレイヤーが場に出したカードを表向きにする
※他のプレイヤーのカードは、必ず裏向きの一番上のカードから順にめくります。
自分が宣言した枚数分の”花”カードを連続でめくらなければなりません。ただし、途中で”ドクロ”が出たら、その時点でチャレンジ失敗となります。
自分が場に出したカードを全て表向きにする
はじめに、自分が場に出したカードを全て表向きにします。ここで表向きにした”花”カードも宣言枚数のうちに含まれます。
ただし、この時点で”ドクロ”が出たらチャレンジ失敗となります。
もし自分が場に出したカードに”ドクロ”が無ければ、他のプレイヤーのカードを順にめくっていきます。
他のプレイヤーが場に出したカードを表向きにする
もし自分が場に出したカードに”ドクロ”が無ければ、続けて他のプレイヤーが出したカードを順にめくっていきます。
このとき、カードは1枚ずつ、1番上のカードから順にめくりましょう。
1枚めくる度に、今度は誰のカードをめくるのかを選ぶことができます。
同じプレイヤーのカードをめくるも良し、他のプレイヤーのカードをめくるのも良しです。
ただし、”ドクロ”が出たらその時点でチャレンジ失敗となります。宣言枚数分めくっていない場合でも、即座に終了です。
チャレンジ成功
“ドクロ”を1枚もめくることなく、宣言枚数分”花”をめくることができればチャレンジ成功!1勝です。
マットを裏返して四隅に花のマークが描かれている面を表にしましょう。
チャレンジ失敗
途中で”ドクロ”をめくってしまった場合は残念ですがチャレンジ失敗です。
マットに置いたカードと手札のカードを合わせてシャッフルし、”ドクロ”をめくられたプレイヤーがランダムに1枚選んで裏向きのまま箱の中に捨て入れます。
ただし、自分で伏せた”ドクロ”をめくった場合は、自分のカードから表面を見てカードを1枚選び裏向きで箱の中に捨て入れます。
手札カードが全てなくなってしまったプレイヤーはゲームから脱落となります。
ゲームの終了
下記どちらかの条件を満たしたとき、ゲーム終了!勝者が決定します。
- いずれかのプレイヤーが2回チャレンジ成功したとき
- 1人を除くプレイヤーの手札がなくなったとき
個人的評価と感想
わたしの独断と偏見による個人的な評価をご紹介していきます!
おすすめ度:⭐5
初心者にも玄人にもおすすめ!嘘やハッタリが炸裂する熱いブラフゲームです!!
わたしはYouTubeでこのゲームをプレイしている動画を見て、購入を決めましたが本当に買ってよかった◎
「置いたカードは全部花です、どうぞめくってくだされ~」とハッタリをきかせてチャレンジの宣言を仕掛けたり、逆に他の人のチャレンジの際に「え~どうしよう~ドクロ置いちゃったナ~」という雰囲気を醸し出しながら「パス」を言ってみたり、、、
チャレンジしたという事実を真に受けてめくるとそこに”ドクロ”がある絶望感、そしてまんまと策にハマったプレイヤーを目の当たりにしたときの快感がクセになります。笑
難易度
難易度は『やさしめ』です。
たった4枚の手札のうち、”ドクロ”か”花”のどちらを置いたか読み合うだけなのに、こんなにドキドキハラハラする心理戦を楽しめるゲームは他にはなかなかないと思います。
盛り上がり
ワイワイみんなで盛り上がるタイプのゲームです。
駆け引きをしながらチャレンジの宣言をするときに走る緊張感、そしてカードをめくった時の盛り上がりのギャップがとても楽しい!
同じメンバーで何度も繰り返し遊んでいると、相手のブラフの傾向が見えてくるので、より一層盛り上がり、ゲームが面白くなります◎
プレイスタイル(直感的/論理的)
プレイスタイルとしては、どちらかと言えば『直感的』にプレイするタイプです。
ただし先述の通り、同じメンバーで連続でリプレイすると、論理的に考える部分が増えてくると思います!
運要素
運要素は『普通』です。
運が絡んでいる部分は、チャレンジに失敗した時に手札をランダムに捨てる部分でしょうか。
最初に自分の手札から”ドクロ”を失うと、後々個人的な戦況が渋くなることが多い気がします。
また、最後の1枚に”ドクロ”が残ってしまうと、もうほとんど勝ち筋がなく詰んでしまいます。
ただ、2023年に発売された『スカル』の新版では、ラストチャンスディスクというオプションルールが追加されました!
このラストチャンスディスクを導入することにより、残りの手札が”ドクロ”1枚の場合でも、ラストチャンスディスクを裏向きに置いてチャレンジでき、残り1枚でも勝負のチャンスを増やすことができます。
最後のもう1勝負に賭ける面白さを体感したい方は、新版の方をおすすめします。
まとめ
今回は、ブラフ・心理戦ボードゲーム『スカル(SKULL)』をレビューしました。
たった4枚の手札でありながら、手に汗握る駆け引きが楽しめるボードゲームでした!
当ブログでは、ほかにも短時間で遊べるボードゲームや、人数別におすすめしたいボードゲームをご紹介しています。
よろしれければ以下よりチェックしてみてくださいね◎
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