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【マダミスレビュー】奇想、アムネジア|登場人物・評価・感想・ルール・ネタバレなし

【マダミスレビュー】奇想、アムネジア|登場人物・評価・感想・ルール・ネタバレなし マーダーミステリー

第1回新作マーダーミステリー大賞・パッケージ部門受賞作品!
著名な奇術師たちの騙し合いミステリー!!

今回は、グループSNE×cosaicのマーダーミステリー『奇想、アムネジア』についてレビューしていきます!

本作のあらすじ

遊び方、登場キャラクター、ネタバレなしの感想・評価についてご紹介していますので、これから遊ぶ予定のあなたは、ぜひ参考にしてみてくださいね。

本記事は、作品をよりお楽しみ頂けるようシナリオのミスマッチ軽減(こんなはずじゃなかった防止)が目的です。
ネタバレに触れないようにしていますが、ゲームの流れや感想・評価の記載があるためご注意ください。

シナリオ概要

プレイ人数7人(GM不要)
プレイ時間150分
プレイ環境オフライン
対象年齢15歳~
ジャンルマーダーミステリー
発売時期‎2021/12/3
デザイナーアーキテクト
サイズ27 x 19 x 3 cm
版元グループSNE/cosaic

奇想、アムネジア』は、グループSNE×cosaicより発売されている大人気シリーズ”MYSTERY PARTY IN THE BOX SERIES”のひとつで、奇術師たちの騙し合いが白熱するシナリオです!

この作品は、第一回マーダーミステリー大賞のパッケージ部門で受賞されている作品で、GMなし・オフラインで楽しめるミステリーゲームになります◎

また、このシナリオは7人限定シナリオで、NPCを設定することはできませんので要注意です。

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あらすじ

日本マジック界の至宝と謳われた伝説の奇術師・華城蒼也、彼が山奥に建てたばかりの別荘「魔術館」で落成記念パーティが開催されることになりました。

パーティに招待されたのは、皆各界を代表する有名なマジシャンたちでした。

宴も終わり、夜も更けた頃、突然館が耳を貫く爆音に包まれます。

音を聞きつけ、駆け付けた招待客たちが消火活動をすると、なんと室内から焼け焦げた華城蒼也の死体が発見されたのです!

殺人事件の容疑者と目される7名、全員が手品師という惑わしのプロフェッショナル、、、

一世一代の騙し合い、最後に笑うのは果たして誰なのでしょうか!?

登場人物紹介

Ladies and Gentlemen!

それでは、各分野を代表する有名な7名のマジシャン(容疑者)をご紹介しましょう!!

佐伯一洋(32歳/男性)

マダミス登場人物
  • カードマジシャン
  • クローズアップマジックの達人
  • 舞台で演じるステージマジックは不得手
  • 日本人最年少での「マジシャン・オブ・ザ・イヤー」受賞歴がある

マドウ健司(65歳/男性)

マダミス登場人物
  • 関東奇術連盟の会長兼マドウ一座の座長
  • かつてイリュージョニストとして一世を風靡
  • 現在は活動の場をメディアから演芸場に移している
  • コメディ仕立てのマジックショーが得意

マドウ魔遊(24歳/女性)

マダミス登場人物
  • アイドルマジシャン
  • 元国民的アイドルグループのセンター
  • アイドル時代に番組で手品を演じたことがきっかけでマジシャンに

柳米太郎(35歳/男性)

マダミス登場人物
  • 城北大学教授の天才物理学者
  • 物理の知識を活かしてTVのコメンテーターを務める
  • 大人気TV番組「米太郎せんせいの科学てじな」に長年出演している

TAIGA(27歳/男性)

マダミス登場人物
  • 超能力風マジックを専門とするメンタリスト
  • 心理学や催眠療法などを取り入れたパフォーマンスが得意
  • 精神医学や自己啓発にまつわる著書を出版

ラビエル(年齢不詳/女性)

マダミス登場人物
  • マスクドマジシャン
  • 若者に絶大的な支持を受ける動画配信者
  • 不特定多数に対して大々的にマジックの種明かしを行っている
  • 業界から命を狙われているため覆面で素顔を隠している

谷村泰水(48歳/男性)

マダミス登場人物
  • 華城蒼也(被害者)の元アシスタントで現在は執事(使用人)
  • 物腰は柔らかく几帳面
  • よくメモを取る習慣がある

遊び方/ルール

ゲームの進行
  1. オープニングフェイズ
  2. 第1調査フェイズ(20分)
  3. 第1自由討論フェイズ(10分)
  4. 第2調査フェイズ(30分)
  5. 第2自由討論フェイズ(30分)
  6. 推理フェイズ(1人1分)
  7. 投票フェイズ
  8. アクションフェイズ
  9. エンディングフェイズ

本シナリオの大まかなゲームのルールは、グループSNE×cosaicの「MYSTERY PARTY IN THE BOX」シリーズの他シナリオと同様です。

このシリーズの特徴は、物語終盤にストーリーの結末を大きく揺るがす”アクションフェイズ”があることです。

キャラクターごとに固有のアクションを持っており、犯人の拘束を行う”投票フェイズ”の後に目的を果たすための行動を1つ実行することができます。

エンディングの直前に、各人物の思惑が表面化し、物語が動き出す展開は必見です◎

オープニングフェイズ

オープニングフェイズでは、下記を実施します。

  • 物語の背景を読み上げる
  • 各キャラクターの担当決めと設定書の読み込み(20分)
  • 登場人物になりきった自己紹介
  • ルールブックを基にゲームフィールドをセッティング
  • 各種カードやトークンの扱い方や”嘘”の可否などのルールを参加者全員で確認

第1調査フェイズ(20分)

調査トークン

第1調査フェイズでは、事件の調査や各々の目的を遂行するため、下記を行うことが可能です。

  • 調査トークンを使って証拠カードを獲得
  • 少人数(3人まで)での密談

第1自由討論フェイズ(10分)

全員着席してテーブルを囲み、各プレイヤーは任意に意見を述べ、質疑応答や議論を行います。

第2調査フェイズ(30分)

調査トークン

調査トークンが再度配布され、第1調査フェイズと同様に調査を行います。

第2自由討論フェイズ(30分)

第1自由討論フェイズと同様にプレイヤー全員で自由に議論を行います。

推理フェイズ(1人1分)

各自1人1分程度で最終的な推理を発表します。このとき、他のプレイヤーは発言してはいけません。

発表の順番は任意でかまいません。推理を発表したい人から順に発表していきます。

投票フェイズ

全員一斉に犯人だと思う人に指をさします。

最も得票数の多かった人が犯人として拘束されます。

※拘束された人はアクションフェイズで行動することができません。

アクションフェイズ

キャラクター固有のアクションをキャラクター設定書にある”行動順”に従い、実施します。

アクションを実施する際、参加者は以下について予め決めておきます。

  • アクションの対象
  • アクションの内容

エンディングフェイズ

物語の結末を読み、各キャラクターの得点計算へを行います。

最も得点が高かった人が勝利!ですが、物語を最も楽しんだ人が優勝です◎

評価と感想

わたしがシナリオを遊んだときの条件は、下記の通りです。

参加人数  :7名(全員マダミス5シナリオ以上通過の経験者)
プレイ時間 :約3.5時間(感想戦込み)
GM有無   :無
担当キャラ :マドウ健司

評価

物語・推理・キャラクターすべてが高水準!グループSNE×cosaic屈指の名作シナリオ!!

推理難易度ロールプレイの楽しさ世界観没入度感情揺さぶられ度
⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐☆

本作は、数多くあるマーダーミステリーの中でも特に完成度の高い一本。グループSNE×cosaicのシナリオの中でも、間違いなく1、2を争う良シナリオだと感じました。

物語はドラマ性が高く、キャラクターたちはそれぞれに濃い個性と背景を抱えており、感情移入しながら深くロールプレイを楽しむことができます。

そして、推理要素も一筋縄ではいかない巧妙な仕掛けが張り巡らされており、プレイヤーの思考力が試される場面が随所に。

ロールプレイと推理のバランスが絶妙で、全体のプレイ感は「歯ごたえがあるのに楽しい」という玄人好みの仕上がり。

終盤にかけて物語が一気に熱を帯び、フィナーレでは感情も推理も最高潮に達しました。

マダミス経験者の方にこそぜひ体験してほしい、心からおすすめできる傑作シナリオです◎

難易度

難易度は『高め』です。

※この難易度は、ゲームシステムの複雑性、テキスト・情報量に基づき、真犯人特定の難しさを表すものではありません。

調査時間や推理時間をしっかりと設けられているシナリオですが、実際に遊んでみると情報がうまく分散されており、囚人のジレンマがうまく作用して得られる情報から推理するのがなかなか難しく、時間が足りないです。

GMなしでもプレイ可能なのでルール自体は複雑な部分は然程ありませんが、キャラクター設定書の量やシナリオの性質、プレイヤーが手に入れられる情報量の観点から、グループSNE×cosaicのマダミスの中でもかなり難しい方かなと思います。

また、ハンドアウトの情報量は多めなので、ハンドアウトの読み込みはしっかり時間をとりましょう。

感想

“囚人のジレンマ”が生み出す緊張感がたまらない、上位ランク入りのお気に入りマダミス◎

これまで数多くのマーダーミステリーを遊んできましたが、本作はその中でも確実に上位に食い込むお気に入りの一本になりました!

難易度はやや高めに設定されていますが、それがまた絶妙に良い。

推理の歯ごたえがちょうど良く、「真相にたどり着きたい!」という気持ちを強く掻き立ててくれるシナリオでした!

プレイ中に特に感じたのが、プレイヤー間で“囚人のジレンマ”のような状況が発生しやすいこと。

信じたいけど信じきれない。疑いたくないけど疑わざるを得ない。

そんな心理戦が終始張り詰めていて、ずっとハラハラドキドキしていました。

キャラクターたちの背景も濃くて、ゲーム中ではその全貌が明かされないまま終わる展開も多々。

しかしエンディング後、一気に全てのピースがハマっていき、「そういうことだったのか!」と驚かされる連続で、最後まで飽きずに楽しめました。

キャラ設定上、全員が“騙し合い”のプロフェッショナル——。その前提を最大限に活かした構成は、まさに“マダミス好きのためのマダミス”といった印象です。

難易度が高ければ高いほど燃えるタイプの人には、ぜひ一度遊んでみてほしい逸品。

わたしにとって間違いなく、“記憶に残る一本”になりました◎

まとめ

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今回はマーダーミステリー『奇想、アムネジア』についてレビューしました。

奇術師になりきって一世一代の騙し合いを楽しめる、わたしがこれまでプレイしたマダミスの中でもトップクラスにおすすめのシナリオです!

本ブログでは、人数ごとに他にも多くのおすすめシナリオをレビューしています。

もしよろしれければ下記からチェックしてみてくださいね◎

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