犯人役って不利なの?
マダミス犯人役のコツについて、考えてみました――
犯人役になったら嫌だな、、、
このような気持ちに寄り添います。
かくいうわたしも犯人役は苦手です。極力犯人役はやりたくないなあ、、、と思っています。笑
嘘をつくの苦手だし、ゲームとはいえ人に罪を擦り付けるのに罪悪感があるんですよね。
なので、犯人役のときは、「うわ~はやく罪を認めて楽になりてえ~~~」って思いながらプレイしています。(犯人役としてあるまじきマインド)
今回は、そんなわたしが同じく犯人役が苦手なあなたに寄り添いつつ、「マダミスにおける犯人役の立ち回りのコツ」について、お伝えできればと思います。
本記事が少しでもマダミスプレイヤーのお力添えになれば幸いです。
犯人役は不利なのか?
結論から言うと、犯人役が不利になるケースが多いと思います。
では、なぜ犯人役は不利になってしまうことが多いのでしょうか?その理由を考えてみました。
理由その1:そもそも真犯人が見つけられるようにできている
犯人役がうまくできずに落ち込んでしまう方に、まず第一にお伝えしたいことはこれです。
ゲームの性質上、すべてのシナリオで真犯人が見つけられるようにできていると言っても過言ではありません。
シナリオによっては推理の導線がきちっと引かれていたり、少々わかりづらくするためブラフのようなものが織り込まれていることもありますが、大凡真犯人が特定できるように作られています。
だから、決して犯人役が下手だから犯人が見つかり敗北する、ということではないと思います。
理由その2:客観的証拠が重要視されるため
客観的証拠とは、情報・証拠カードなどの確実で変わらないものです。
そしてこれは、シナリオによって大きく左右されます。
たとえば、事件の死因が刺殺による失血死で、探索時に血の付いたナイフがただ1人のキャラクターの持ち物として出てきた場合、どんなに尤もらしいことを言っても信じてもらえないことがほとんどです。
“血のついたナイフが荷物の中から出てきた”のは揺るがない事実ですもの、、、
「それは自分のじゃない!」や「記憶にございません」などと言っても、それを裏付ける証拠がない限りは悪あがきにしか見えません。
このように、不確実な個人の発言よりも、客観的に見て確実な証拠の方が信用度が高いため、犯人役が不利になってしまうことが多いと考えます。
また、自分の荷物として所有する物が事前に分かっていれば、多少言い訳を考える猶予がありますが、中には証拠を突き付けられて初めてそんなものがあると知り、「何それ!?初耳!!」みたいなケースも少なくありません。
しかも、その物証に対して矛盾が生じてしまう嘘をついていたりしたら、絶望ものですよね。
頭の回転がウルトラ速いキレ者でも、このような場面を切り抜けるのは至難の業だと思います。
理由その3:運に左右される
真犯人に辿り着けるか否かって、運が絡むことが多いという印象を持っています。
ここで言う”運”というのは、以下のような要素を指します。
- 確信的な証拠が犯人以外の他の誰にも渡らないこと
- 真相解明は一緒に卓を囲むプレイヤーが左右すること
わたしの感触として、真犯人が逃げ切ったケースは、真犯人に繋がる確信的な証拠を真犯人が全て握っていた、というケースが多いです。
これを防止するため、探索時に自分の荷物から証拠品を獲得するのは禁止としているシナリオが多いのですが、自分の荷物からは証拠が出ずに全員が探せる場所に証拠が紛れているという場合があります。
こういう時に、たまたま犯人が証拠を引き当てて隠蔽できれば、犯人が無双することもありますが、完全に運ゲーですよね。
また、犯人特定は、犯人役以外の、一緒に卓を囲むプレイヤー次第であることが多いです。
客観的証拠やプレイヤーの発言から、誰がどう考えるのかって他人が簡単に介在できるものではありません。
他人がどう考えるのか、そういうのって自分から見たら運だなって思っています。
理由その3:孤独感
多くのシナリオで、犯人役は孤独です。
シナリオによっては、犯人寄り(黒陣営)のプレイヤーもいたりしますが、基本的に犯人役は孤立無援です。
大抵の場合、疑われた時に誰かが庇ってくれたりなんてことはなく、一人で何とかしなければなりません。
この孤独感が犯人役の面白さでもあり、寂しさでもありますよね、、、
理由その4:ものすごいプレッシャー
犯人役になると、強くプレッシャーを感じることがあります。
「犯人役がうまくできずに周りに迷惑かけてしまったらどうしよう」とか、「嘘をうまくつけなくて他のプレイヤーに嫌な思いさせないかな」とか。
このプレッシャーが余計に悪い方に働いてしまうことってありますよね。
わたしも結構気負ってしまい、自分的にうまく立ち回ることができずに落ち込むことがあります、、、
犯人役の立ち回りのコツ
ここまで犯人役が不利だと思う理由について書き連ねましたが、いくら不利でもやっぱり犯人役で勝ちたい!うまく立ち回りたい!ですよね。
そこで、少しでもいい感じに立ち回るためのコツのようなものを、いくつかご紹介できればと思います。
犯人役のコツ①:大きな嘘はつかない
まず、わたしが気を付けているコツは、「事実と大きくかけ離れた嘘はつかないこと」です。
たとえば、犯人であるあなたは、事件発生時、現場で被害者さんを待ち伏せして殺害したとします。
そして、探偵役プレイヤーに「事件当日、現場に行った?」と訊かれた際、本当は行っているのに「行っていない」とまるっと嘘をつくのって結構危なかったりします。
他のプレイヤー複数人からの目撃情報があったり、現場に居た証拠が出てくると、なんで嘘をついていたんだろう?とかなり怪しまれてしまいます。
そのため、「現場に行った、何なら被害者さんと別の所で待ち合わせしていた。けど、待ち合わせ時間になっても来ないから現場の方まで探しに行った。」のように、事実とかけ離れた嘘を避け、なるべく矛盾の小さな嘘をつくよう心がけています。
犯人役のコツ②:後ろめたいことを先出しする
2つ目のコツは、「秘密にしておきたい後ろめたさを先出しすること」です。
犯人としてちょっと怪しまれそうだと思った時、知らぬ存ぜぬで突き通すだけではなかなか信じてもらえません。
そのため、本格的に怪しまれる前に、「実は被害者さんに殺意があって殺そうとした。」のように、殺意があったことをあえて自発することで、疑いの目を逸らせる可能性があります。
これは本格的に怪しまれたら効果が薄いので、言い出すタイミングが重要になりますが、場を惑わすのに有効な手のひとつです。
犯人役のコツ③:程よく犯人を捜すふりをする
3つ目のコツは、「程よく犯人を捜しているふりをすること」です。
あまり事件に関してだんまりを決め込んでいたり、逆に喋りすぎたり相手に罪を擦りつけすぎたりすると、疑いの目を向けられてしまいます。
そのため、程よく他のプレイヤーを疑い、議論に参加することや、見つけた証拠について問いを投げかけることも大切です。
また、自分以外の具体的な誰か1人を犯人にうま~く仕立て上げることができれば上級者です!(わたしは下手すぎてできませんが、、、笑)
意識して普段通りを装うのは難しいですが、黙りすぎや喋りすぎには気を付けましょう。
犯人役のコツ④:疑われポイントを見つけて言い訳を準備しておく
4つ目のコツは、「疑われそうなポイントを洗い出し言い訳を準備しておくこと」です。
事件発生時のアリバイや、疑いの目が向きそうな証拠品を所持していた理由について、事前に分かっているものについては用意しておきましょう。
犯人役のコツ⑤:自信満々に堂々とする
5つ目のコツは、「自信満々に堂々とすること」です。
どんなに大袈裟な嘘や後ろめたいことなどを発言する際、恐る恐る口に出す姿はそれだけで周囲に不信感を与えてしまいます。
大胆に自信を持って発言する姿は、その印象から怪しまれるリスクを下げることができます。
自分でも「こんな嘘通用するのかな?」と思う嘘であったとしても、堂々と、大胆に言葉にしていきましょう!
まとめ
今回は、「マダミスにおける犯人役の立ち回りのコツ」について綴りました。
犯人役は逃げ切ることがとても難しく、逃げ切ったら本当にすごい!と思っています。
犯人役になってしまったとき、あまり気負いすぎず、逃げ切れたらラッキーくらいの気持ちで、ゲームを楽しみましょう◎
マダミスは好きでやりたいけど、どうしても犯人役が苦手で億劫、、、という方は、下記に紹介するようなプレイヤーに犯人役がいない完全協力プレイ型のミステリーもおすすめです。
マーダーミステリーは、犯人役を含め、全員で協力して物語をつくることが醍醐味だと思っています。
探偵役、犯人役、誰が欠けてもそのシナリオはゲームとして成立しません。
自分がどうとか、他人がどうとか、メタな部分で誰も責めることはせず健闘を称え、誰しもが「協力」と「楽しむ心」を第一に、気持ちよく遊べたらいいなと思っています。
当ブログでは、他にもマダミスのおすすめやレビューについて多数発信しています。
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