隣にいるのは味方か?敵か?
霧の都でサバイバル!正体隠匿系ボードゲーム!!
「シャドウレイダーズ」ってどんなボードゲームなの?
今回は、正体隠匿サバイバルゲーム「シャドウレイダーズ」についてレビューします。
本作のルールや遊び方、個人的な評価についてご紹介していますので、これから遊ぶ予定の方はぜひ参考にしてみてくださいね!
『シャドウレイダーズ』ってどんなゲーム?
商品名 | シャドウレイダーズ |
プレイ人数 | 4〜8人 |
プレイ時間 | 約60分 |
対象年齢 | 13歳~ |
ジャンル | 正体隠匿サバイバル |
発売時期 | 2018年5月11日 |
サイズ | 15.5 x 9.9 x 4.6 cm |
版元 | コザイク(Cosaic) |
『シャドウレイダーズ』は、3陣営に分かれて敵陣営討伐を目指しますが、自分以外の陣営や正体が分からない状態でゲームが始まる正体隠匿系対戦ゲームです!
闇が生み出す邪悪な存在”シャドウ“、国家の秘密機関としてシャドウ討伐を命じられた”レイダー“、その戦いに巻き込まれてしまった『霧の都』の市民”シチズン“たちが織りなすサバイバルです。
いち早く仲間を探し出し、敵陣営を倒していきましょう!!
「シャドウレイダーズ」は通常版のほかに拡張版が発売されているので、併せてご紹介します。
拡張版:「シャドウレイダーズ 拡張セット 女王陛下の飛行船」
商品名 | シャドウレイダーズ 拡張セット 女王陛下の飛行船 |
プレイ人数 | 4〜10人 |
プレイ時間 | 約60分 |
発売時期 | 2019年5月31日 |
サイズ | 15.6 x 10.2 x 3.2 cm |
版元 | コザイク(Cosaic) |
日本語版販売 | コザイク(Cosaic) |
拡張版は、通常版のみで遊ぶときと比べ、最大プレイ人数が2人増えます。
10人という大人数でサバイバルバトルができるのは、なかなか珍しいのではないでしょうか?
また、通常版ではキャラクターは10種類ありますが、拡張版では追加キャラクターがなんと20種類!
キャラクターごとに勝利条件が違うので、プレイの幅が広がってより楽しめるパッケージとなっています。
遊び方/ルール
「シャドウレイダーズ」は、プレイヤーそれぞれが3陣営(シャドウ、レイダー、シチズン)に分かれ、
敵陣営の討伐を目指す正体隠匿サバイバルゲームです。
大筋のルールは通常版も拡張版も同じなので、併せてご説明していきますね。
ゲームの目的
シャドウ:レイダー陣営の殲滅
レイダー:シャドウ陣営の殲滅
シチズン:キャラクターカードに準拠
どの陣営も、各プレイヤーがもつ”キャラクターカード”の勝利条件の達成が目標になります。
※キャラクターの割り当てはランダムです。
勝利条件を達成したプレイヤーは即時に自分のキャラクターカードを公開し、ゲームの終了を宣言します。
この時点で勝利条件を満たしているプレイヤーは全員勝利となります。
※ゲーム終了の宣言は手番プレイヤー以外でもOK
ゲームの流れ
『シャドウレイダーズ』は、プレイヤーの手番を時計回りの順で実行します。手番は下記の順で行います。
- 移動
- エリアボードの指示に従う
- 他のプレイヤーを攻撃する
1.移動
手番プレイヤーはダイスを2つ同時に振り、
出目の合計と合致するエリアボードの上にプレイヤーコマを置きます。
上図の場合、ダイスの出目合計値は”7″なので、エリアボードの”7″のボードに自分の色のコマを置きます。
手番が来たら、この”移動”は必ず行いましょう。出目の合計値が10だった場合、好きな場所に移動できます。
※拡張版は下図中央のエリアボードに移動します。
2.エリアボードの指示に従う
手番プレイヤーは移動後、コマを置いたエリアボードに書かれた行動を行うことができます。
エリアボードの指示に従うかどうかは各プレイヤーの任意です。
それでは、エリアボードに書かれている内容は下記の通りです。
- 探偵事務所:探偵カードを1枚引く
- 大聖堂:白のカードを1枚引く
- 地下通路:黒のカードを1枚引く
- ブラックミスト地区:好きな種類のカードを1枚引く
- 市庁舎:任意のプレイヤーにダメージ付与 or 回復
- オリバーの隠れ家:任意のプレイヤーから装備を奪う
- 女王陛下の飛行船:次の手番で好きなエリアに移動する
※女王陛下の飛行船は拡張版ルールです
探偵事務所
手番プレイヤーは推理カード(緑)の山札から1枚引いてカードの内容を確認し、他の任意のプレイヤーに裏を向けて渡します。
カードを渡されたプレイヤーは他のプレイヤーに見られないようにカードの内容を確認し、カードの指示に従います。
大聖堂
白のカードの山札から1枚引き、指示に従います。
白のカードには回復系カードや、レイダーに有利なカードなどが含まれています。
地下通路
黒のカードの山札から1枚引き、その指示に従います。
黒のカードには、ダメージ付与、シャドウに有利なカードなどがあります。
ブラックミスト地区
推理カード、白のカード、黒のカードの任意の山札から1枚引くことができます。
あとは『探偵事務所』『大聖堂』『地下通路』と同様に処理します。
市庁舎
手番プレイヤーは(自分を含む)任意のプレイヤーを選び、
下記2つの効果のうち、どちらか好きな方を行います。
- 選んだプレイヤーに対して2ダメージ付与
- 選んだプレイヤーに対して1ダメージ分回復
オリバーの隠れ家
他のプレイヤーが所持している任意の装備カードを1つ自分のものにすることができます。
女王陛下の飛行船
次の手番の移動時、ダイスを振らずに隣接する任意のエリアに移動できます。
3.攻撃
手番プレイヤーは、自分のプレイヤーコマと同じエリアボード上、
あるいは左隣のエリアボード上の任意のプレイヤーに対して攻撃を行うことができます。
自分自身を攻撃することはできません。
攻撃する際はダイスを2つ同時に振り、出目が大きい数字と小さい数字の差と同等のダメージを与えます。
ダメージボード上のコマを移動させ、各プレイヤーが現在何ポイントダメージを受けているのかを可視化しておきましょう。
※回復の際も同様にダメージボード上で管理します。
両方の出目が同数だった場合は攻撃失敗となり、ダメージを与えることはできません。
また、この”攻撃”フェーズも任意となります。
キャラクターカードの種類
通常版と拡張版のキャラクターカードはどのように違うのでしょう?
ちょっとだけご紹介していきますね!
通常版:teamシャドウ
まずはこちら、通常版のteamシャドウのみなさん(狼男、ウルリッヒ、ヴァンパイアの3名)です。
勝利条件は”レイダーの殲滅”または”シチズン3名脱落”になります。
ウルリッヒは原則嘘をついてはいけない”推理カード”に対して、嘘をつくことができるので、敵を欺くことが出来ます。
時として味方も欺いてしまうこともあるおっちょこちょいなところもあります。
※ちなみに、特殊能力は正体を公開(カードを表に)することにより使用することができます。
通常版:teamレイダー
続いてはこちら、通常版のteamレイダーのみなさん(映魅、フェリックス、ゴードンの3名)です。
勝利条件はもちろん、3名とも”シャドウの殲滅”です。
同じ組織に居ながら仲間が分からぬまま戦い始めてしまったので、よほど戦闘狂この都市が好きみたいです。
通常版:teamシチズン
通常版のラストはこちら、戦に巻き込まれしteamシチズンのみなさんです。
アリス、バイロン、クレイグ、ダニエルの4名です。
勝利条件はなんと全員バラバラ、、、
自分が生き残ること以外、興味ないの。
故郷を守るべくたくさん武装しないと!!
この闘争に紛れて、ある人と永遠にさよならしようか。
一刻もはやくこの戦線から離脱しなければ!!!
市民の皆さんの価値観はそれぞれのようです。
拡張版:teamシャドウ
次は拡張版のキャラクター紹介です。まずは、拡張版のteamシャドウのみなさん。
アルスター、ウラヌス、蠱毒使い、復讐の女神、ワイト、ワルブルギスの6名です。
勝利条件は通常版同様、全員”レイダーの殲滅”または”シチズン3名脱落”です。
特殊能力は十人十色で、バラエティに富んだヴィランです。
拡張版:teamレイダー
続いてはこちら、拡張版のteamレイダーのみなさんです。
エマ、フェリシア、エリカ、フレディ、ガラハド、ゴドウィンの6名です。
勝利条件は通常版同様、6名とも”シャドウの殲滅”。錚々たるメンバーですよね!
愛すべき『霧の都』を守るために闘う精鋭たちです。
拡張版:teamシチズン
拡張版の最後は、巻き添えをくらった民、teamシチズンのみなさんです。
アガサ、キャロル、アンジェラ、クレア、ベンジャミン、デーヴィッド、ブルース、デボラの8名。
勝利条件はこちらも通常版と同じく全員異なります。
市民は皆、孤独と闘っています。そしてGoing My Wayなのです。
個人的評価と感想
わたしの独断と偏見による個人的な評価をご紹介していきます!
おすすめ度:⭐5
拡張版を買ってしまうほどにおすすめしたいボードゲームです!
ルールもわかりやすく、一度遊ぶと繰り返し遊びたくなる魔力を秘めています。
自分の味方(あるいは敵)を見極めるための推理用カードが設けられており、他のプレイヤーにそのカードを渡し、カードに書かれた質問に答えてもらうことで陣営を推測します。
慎重な人はこのように推理をしっかり行ってから攻撃したりすると思うのですが、わたしの周りは脳筋タイプが多いので、誰も正体が分からない状態で「とりあえず殴っておくか!」とお構いなしに攻撃してきます。笑
そのためか1ゲーム10分程度で終わることもあり、繰り返し何度も遊ぶことがとても多いですw
ただ、拡張版のカードと通常版のカードがパッと見で見分けがつかないので、プレイ後に箱ごとにきちんとしまいたい人は、片づけに工夫が必要かもしれません。
難易度
直観的にわかりやすいルールで、誰とでも遊べるゲームです!
わたしが一番最初に遊んだ際にかかった時間は、パッケージ記載通り60分程でした。
ルールの読み込みも込みで約60分だったので、回数を重ねていくと、より短時間でサクサク遊ぶことができると思います。
盛り上がり
とても盛り上がります!
自分以外の正体が分からないので、お互いに仲間を推理しながら索敵するのがとても楽しいです。
プレイスタイル(直感的/論理的)
『直感的』にも『論理的』にも遊べるものだと思います。
推理要素はありますが、恥ずかしながら自卓ではあまり推理したことがないです、、、笑
人狼と似た要素のあるゲームですが、いわゆる”定石”みたいなものがなく、初心者の方でも気軽に楽しめる印象です。
正体隠匿系ゲームとは言え、嘘をつく必要があまりないので、嘘が苦手な人でも楽しめます。
運要素
運要素は『強め』だと思います。
人狼のように、キャラクター割り当てがランダムになるので、勝利条件の達成しやすさなども運に左右される印象です。
まとめ
今回はわたしのお気に入りボードゲーム「シャドウレイダーズ」について紹介しました。
パッケージも小さめで遊べるのがとっっっても気に入っております。
本ブログでは、人数別におすすめのボードゲームをレビューしています!
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