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【協力型マダミスレビュー】魔都を翔ける鷲|登場人物・評価・感想・ルール・ネタバレなし

【協力型マダミスレビュー】魔都を翔ける鷲|登場人物・評価・感想・ルール・ネタバレなし マーダーミステリー

卓上探偵団シリーズ第9弾!
真相の先に待つエンディングまで楽しめる推理ゲーム!!

完全協力型ミステリーゲーム『魔都を翔ける鷲』について、レビューします。

この記事では、物語のあらすじ、登場キャラクターやルール、実際に遊んでみた感想・評価を、ネタバレなしでご紹介します!

「協力型マダミスってどんなゲーム?」「マダミスに興味はあるけど、ギスギスした作品はちょっと苦手……」という方も、ぜひ参考にしてみてください☻

本記事は、作品をよりお楽しみ頂けるようミスマッチ軽減(こんなはずじゃなかった防止)が目的です。
ネタバレに触れないようにしていますが、ゲームの流れや感想・評価の記載があるためご注意ください。

シナリオ概要

プレイ人数1~4人(GM不要)
プレイ時間120分
プレイ環境オフライン
対象年齢15歳~
ジャンル協力ミステリーゲーム
発売時期‎‎‎2024/11/22
デザイナー河端ジュン一
箱サイズ
(長辺×短辺×厚さ)
16 x 11 x 3 cm
版元グループSNE

『魔都を翔ける鷲』は、仲間と協力して事件の真相を追う、卓上探偵団シリーズ第九弾です。

プレイヤー全員で力を合わせ、魔都を舞台にさまざまな情報を集めながら、事件に隠された真相を少しずつ解き明かしていきます。

公式の推奨プレイ人数は1~4人ですが、ゲームの性質上、5人以上で遊ぶことも可能です。

ただし、人数が増えるほど一人ひとりが自分のペースで推理するのが難しくなるため、じっくり推理を楽しみたいなら、推奨人数の1~4人でのプレイがおすすめです◎

あらすじ

アメリカの大都市・ジャッカル市では、犯罪が増加の一途をたどっていた。

そんなある日、街の象徴ともいえる巨大な橋「ブルックス橋」で、“光のヒーロー”と呼ばれていた地方検事が、無惨な姿で吊るされているのが発見される。

独立記念日である7月4日の朝のことだった。

しかし、腐敗が進んだ市警察による捜査はお粗末なもの。

事態を重く見た大統領は、ある極秘作戦を実行することに。

その名も――「無頭の鷲(ファントム・イーグル)」作戦。

それは、並外れた特殊技能を持ちながらも、重罪人として刑務所に収監されている囚人たちを、減刑と引き換えに捜査へ参加させるというものだった。

こうして、あなたたちは大統領直属の捜査員として、ジャッカル市で起きた殺人事件の真相を追うことになる。

「この街に卓上探偵団はいない。」

腐敗した警察に代わり、街に残された最後の良心となるのは、なんと大統領の犬として選ばれた悪党たち。

果たしてあなたたちは、事件の真相を突き止めることができるのか――?

減刑を懸けて、罪人たちの捜査が始まります。

登場人物紹介

プレイヤーキャラクター4名をご紹介します。

ファントム(38歳/女性)

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  • 「無頭の鷲(ファントム·イーグル)」部隊の隊長。
  • 本名は不明。
  • かつてグリーンベレー(陸軍特殊部隊)の隊長として数々の成果を上げ、勲章を授与されたこともある優秀な兵士だったらしい。
  • 海外の戦地へ派兵されたさい戦死したと伝えられ、「ファントム(亡霊)」と呼ばれる。
  • なぜ表舞台から姿を消し服役囚になっているかは謎。
  • 戦地で活躍したわりには全身に傷は少なく、その少ない傷のいずれもバイタルライン(重症となるエリア)を外している。

ヴァイラス(48歳/男性)

【協力型マダミスレビュー】魔都を翔ける鷲|登場人物・評価・感想・ルール・ネタバレなし
  • 髪とヒゲを生えるがままに伸ばした、野暮ったい男。
  • とある施設のサーバーをクラッキングした罪で投獄。
  • そのため「ヴァイラス(ウィルス)」と呼ばれる。
  • 支給された特別な高性能ノート PCを大事そうに肌身離さず持っている。

ロビン(22歳/女性)

【協力型マダミスレビュー】魔都を翔ける鷲|登場人物・評価・感想・ルール・ネタバレなし
  • 6年前、当時勢いのあった政治家を狙撃により暗殺。
  • 犯行当時は未成年だったが、罪状が罪状だけに極秘裏に投獄された。
  • 年齢のわりに小柄で痩身。
  • 女性というよりも少女といった印象が強いが、スナイピングの腕前は唯一無二。
  • 弓の名手ロビンフッドから取って「ロビン」と呼ばれる。
  • 自分の身長(約150cm)ほどもある大きな狙撃銃を支給され、相棒のように持ち歩いている。

タイタン(25歳/男性)

【協力型マダミスレビュー】魔都を翔ける鷲|登場人物・評価・感想・ルール・ネタバレなし
  • 筋骨隆々、岩のような印象の大男。
  • その巨体から「タイタン(巨人)」と呼ばれる。
  • 人並み外れた怪力を有するだけでなく、どういうわけか痛覚が極めて鈍く、かつ多少の外傷であれば自己治癒してしまうようだ。
  • 対して嗅覚や聴覚は鋭敏で、音や匂いを察知する能力に長ける。
  • どこ出身のなにものなのか、どうして投獄されているのか、すべてが不明。

遊び方/ルール

ゲームの進行
  1. ゲームの準備
  2. 第1調査フェイズ
  3. 第2調査フェイズ
  4. 第3調査フェイズ
  5. 推理発表フェイズ
  6. エンディング
  7. 得点計算

本作は、事件の手がかりが書かれた「調査カード」をめくりながら、プレイヤー全員で協力して事件解決を目指す協力型推理ゲームです。

会話の時間制限などは一切ないため、自分たちのペースでじっくり議論を深められるのが大きな魅力。

手がかりを整理しながら、みんなで事件の真相を解き明かしましょう!

ゲームの準備

ルールブックの内容を全員で確認し、以下の流れで準備を進めていきます。

  • 内容物の配置(下図参照)
  • 物語の導入読み上げ
  • プレイヤーキャラクターの設定
  • 舞台&物語キャラクターの紹介
【協力型マダミスレビュー】魔都を翔ける鷲|登場人物・評価・感想・ルール・ネタバレなし
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今回の卓上探偵団では、あらかじめ決められたプレイヤーキャラクター(PC)4人の中から好きなキャラクターを選び、担当します。

プレイ人数が3人以下の場合、キャラクターに制限があります。以下の表を参考にしてください。

プレイ人数使えるPC
1人任意のキャラクター
2人ファントム+ヴァイラス
or
ロビン+タイタン
3人ファントム+ヴァイラス+任意のPC
or
ロビン+タイタン+任意のPC

第1調査フェイズ

調査チットを使ってカードをめくり、事件に隠された情報を集めていきます。

調査フェイズでは、調査チットを1枚消費して、任意の「調査カード」を1枚公開し、事件の捜査を進めていきます。

まずはルールブックで指定されているカードを公開・確認したら、いよいよ調査開始です!

調査の手順

① 調査チットを1枚消費する

手持ちの調査チットを1枚、「調査済」の面が上になるように裏返して消費します。

② 調査カードを1枚公開する

卓上に置かれている「調査カード」の中から、好きなカードを1枚選んで表向きにします。

なお、赤字で「調査禁止」と書かれているカードは調査できないので注意しましょう。

また、カードが重なっている順番や、カード名についている数字の順番は気にしなくてOK。

調査したいカードを自由に選ぶことができます◎

③ 情報を全員で共有する

公開したカードの内容を確認し、プレイヤー全員で情報を共有します。

調査チット

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調査フェイズでは、合計12枚の調査チットが配布されます。

プレイ人数によって配布される枚数が異なるので、人数に応じた枚数を確認しておきましょう。

プレイ人数チット配布個数
1人12枚
2人6枚ずつ
3人4枚ずつ
4人3枚ずつ

あとは、調査チットがなくなるまで①~③を繰り返して調査を進めていきます。

すべての調査チットを使い切ったら、第1調査フェイズは終了です!

第2調査フェイズ

第1調査フェイズと同様に、調査を行います。

フェイズ開始時に、追加ストーリー公開、新たな調査カード配置、甦る記憶、自動公開カードなどの処理があるため、ルールブックを確認することを忘れないよう注意しましょう。

第3調査フェイズ

第1・第2調査フェイズと同様に、調査を行います。

フェイズ開始時に、追加ストーリー公開、甦る記憶などの処理があるため、ルールブックを確認することを忘れないよう注意しましょう。

また、通常は12回の調査を行いますが、第3調査フェイズでは、12回未満で調査を終えて回答に進む「早期解決」が可能です。

早期解決を選択した場合、残した調査チット1個につき+1点のボーナスポイントを獲得できます。

ただし、早く解決するほど多くの調査チットを残せる一方で、回答シートのQに正答できなければ、最終的な得点が低くなってしまう可能性もあります。

「もう十分な情報が集まった!」と判断して早期解決を狙うのか、それとも調査チットを使い切って確実に真相へ迫るのか――。

どこで調査を切り上げるかも、プレイヤーの腕の見せどころです◎

推理発表フェイズ

回答シートに5つのQ(問題)を記述しましょう。

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※Q2~Q5については、ゲームの途中で明らかになります。

エンディング

推理を終えたら、代表者1名がエンディングブックを読み上げます。

ゲーム中のプレイヤーたちのとった行動や、推理発表フェイズで答えた内容により、エンディングが変わる可能性があります。選択や回答は慎重に決断しましょう。

得点計算

回答シートに記述した5つのQについて、1問正答するごとに4点獲得となります。

早期解決によるボーナス得点がありますが、正確に事件の真相を答えられることを優先しましょう。

また、得点に応じて下記の通り称号を獲得できます。ぜひ”闇の英雄”を目指してみてください。

  • ~9点   :Oblivious masses (大衆)
  • 10~11点 :The President’s Dog (大統領の犬)
  • 12~15点 :Contributor from the shadows (縁の下の力持ち)
  • 16~19点 :Unsung hero (陰の功労者)
  • 20点~   :Dark hero (闇の英雄)

評価と感想

わたしが本作を遊んだときの条件は、下記の通りです。

参加人数  :4名(全員30シナリオ以上通過のマダミス経験者)
プレイ時間 :約2.5時間(感想戦込み)
GM有無  :無
担当キャラ :タイタン
得点称号  :Dark hero(闇の英雄)

評価

今回の卓上探偵団はひと味違う!グイグイ引き込まれる推理ゲーム!!

推理難易度ロールプレイの楽しさ世界観没入度感情揺さぶられ度
⭐⭐☆☆☆⭐⭐⭐☆☆⭐⭐⭐⭐☆⭐⭐⭐⭐☆

本作は、真相を解き明かして終わりではなく、エンディングに向かって盛り上がっていく展開が面白い推理ゲームでした。

これまでの卓上探偵団シリーズは、事件について調査し、集めた情報をもとに真相を解明することが大きな目的になっている作品が多い印象でした。

もちろんこの作品も事件の真相を追っていく推理ゲームなのですが、本作はそこからエンディングに向かって物語が盛り上がっていくところが特徴的だと思います。

推理ゲームとしての難易度はそこまで高くなく、比較的サクサクと謎を解き進めることができます。

そのため、「難しい謎をじっくり解きたい!」というより、物語を楽しみながら事件の真相に迫りたい方におすすめしたい作品です。

また、本作では一般的なマーダーミステリーのように、あらかじめプレイヤーごとにキャラクターが決められています。

そのため、「キャラクターになりきって物語を楽しむ」という本格的なマーダーミステリーらしい要素もあります。

一方で、マーダーミステリー特有の「自分の目的のために他プレイヤーと駆け引きをする」「犯人を探しながら疑い合う」といったギスギス感はないので、マダミスに興味はあるけど、ギスギスした雰囲気はちょっと怖い……という人にも本作はおすすめです◎

難易度

難易度は「やさしめ」です。

※この難易度は、ゲームシステムの複雑性、テキスト・情報量に基づき、真犯人特定の難しさを表すものではありません。

複雑なルールはないため、本シリーズを初めてプレイする場合でもスムーズに遊ぶことができます。

また、「マダミスにはちょっと興味があるけど、プレイヤー同士で疑い合うのは自信がない……」という方が、マダミス入門として遊んでみるのにも向いている作品だと思います◎

感想

”推理”そのものより”ストーリー”が面白い!!!

遊んでみて、わたしが一番印象に残ったのは、なんといってもストーリーの面白さ!

プレイヤーキャラクターはあらかじめ決められているのですが、全員がどこか謎めいた存在……。

事件の調査を進めていくと、事件の真相に近づいていくだけでなく、それぞれのキャラクターがどんな人物なのか、そのバックボーンも少しずつ見えてきます。

もちろん事件の真相を追っていくのですが、本作は「真相を解明して終わり!」ではありません。

そこからさらにエンディングに向かって物語が盛り上がっていくところが、とても面白かったです!

個人的には、この「最後に向かってどんどん盛り上がっていく感じ」がかなり好みでした◎

推理ゲームとしての難易度はそこまで高くないので、「めちゃくちゃ難しい推理ゲームを遊びたい!」という人には、少し物足りないかもしれません。

一方で、物語を楽しみながら推理したい人には、ちょうどいい難易度だと思います。

「次はどうなるんだろう?」と先の展開が気になりながら遊べるので、謎を解くことだけでなく、ストーリーもしっかり楽しみたい人におすすめしたい作品です◎

こんな人におすすめ◎

  • 難しすぎない推理ゲームを遊びたい人
  • 謎解きだけでなくストーリーも楽しみたい人
  • エンディングまで物語の展開を楽しみたい人
  • マーダーミステリーに興味がある人
  • マダミス特有のギスギスした雰囲気が苦手な人
  • 卓上探偵団シリーズが好きな人

まとめ

今回は、協力型マーダーミステリー『魔都を翔ける鷲』について紹介しました。

推理ゲームとしての難易度は比較的やさしめですが、事件の真相だけでなく、キャラクターたちの物語やエンディングまで楽しめるところが魅力的な作品でした!

また、一般的なマーダーミステリーのようにキャラクターが決められている一方で、プレイヤー同士で激しく疑い合うような展開はないので、「マダミスに興味はあるけど、ギスギスするのはちょっと苦手……」という方にもおすすめです◎

物語を楽しみながらみんなで推理したい方は、ぜひ遊んでみてください!

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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