
人気作品の世界に潜む影――。
“マスターソーサラーズ!!!!!!”に憧れた6人のマーダーミステリー!
今回はマダミス666のパッケージ型マーダーミステリー『マスターソーサラーズ!!!!!!』について、ネタバレなしでレビューします。
本作品のあらすじや遊び方、登場キャラクター、実際に遊んでみた感想や評価についてご紹介しますので、これからプレイする予定のあなたの参考になれば幸いです!
シナリオ概要

| プレイ人数 | 6人(GM不要) |
| プレイ時間 | 150分 |
| プレイ環境 | オフライン ※Webサイトを用いるためオンライン環境必須 |
| 対象年齢 | 12歳~ |
| ジャンル | マーダーミステリー |
| 発売時期 | 2022/12/19 |
| デザイナー | Office KUMOKANA |
| サイズ | 27 x 19 x 3 cm |
| 版元 | Studio OZON |
『マスターソーサラーズ!!!!!!』は、Studio OZONのマダミス666シリーズのシナリオのひとつで、正体不明の大人気コスプレ集団に降りかかるピンチを描いたシナリオです。
マダミス666では、6人の同じキャラクターを使用して、全く別の世界線のシナリオが作られています。(グループSNE×cosaicの『廃城の錬金術師』など)
GMなしでのプレイが可能で原則オフラインセッションでのプレイとなりますが、物語のフィナーレは専用のWebページで展開されるため、スマートフォンやPCなどインターネットに接続する環境が必要になります。
あらすじ

ライトノベル『マスターソーサラーズ!!!!!!』。
魔法学校に通う6人の少年少女たちの成長と絆を描いたこの作品は、アニメ放送から4年経った今も根強いファンに支持され続けています。
そんな人気作を愛してやまないコスプレ集団“シュープリーム6”が、コスプレ合わせの撮影のため、とある山荘に集まりました。
彼らの目的は、作中の名シーンを完全再現すること。
しかし、撮影の最中、突如起こったのは“まさか”の事件――カメラマンが殺されてしまったのです。
その倒れ方、その光景は、ファンなら誰もが知っている「ナムカンの最期」に酷似していました。
偶然か?それとも——?
フィクションと現実の境界線が揺らぐ中、集められた6人は、知らず知らずのうちに「もう一つの物語」に巻き込まれていきます。
登場人物紹介
人気のコスプレ集団”シュープリーム6″が合わせようとしたコスプレのキャラクターたちをご紹介しましょう。
ネロ(女性/猫)

猫のような姿
元気な女の子
ハウ(男性/狼)

狼に似た姿
真面目な男の子
メルル(女性/羊)

羊の角を持つ
内気な女の子
アド(男性/鷹)

鷹の羽をもつ
穏和な男の子
ロン(男性/竜)

龍のモチーフをもつ
威勢のいい男の子
エコン(女性/狐)

狐の姿
仮面をつけた女の子
遊び方/ルール
- ゲームの準備
- ハンドアウト配布・読み込み(15分)
- 第1調査・議論フェイズ(30分)
- 第2調査・議論フェイズ(30分)
- 推理タイム(各PL×2分=12分)
- 投票
- 最後の審判
- エンディングフェイズ
- 真相解説
本シナリオは、マダミスとしては比較的シンプルな構成です。
本シナリオの見どころは、エンディング直前の”最後の審判”フェイズで、プレイしたキャラクターの意志、すなわちプレイヤーの選択が反映され、物語をエンディングに大きな影響を及ぼします。
それでは、遊び方について詳細をご説明します。
ゲームの準備
ゲームの準備として、ルールブックを基に以下を実施します。
- イントロダクションの読み上げ
- 内容物の確認
- キャラクター(配役)決定
- カードの準備
カードの準備について、キャラクター決定後、まず各自自分のキャラクター(素性)カードと調査カードを受け取ります。
「死体の外見」「撮影部屋」のカードは裏向きのままシャッフルしてそれぞれ山札を作ります。(第2調査・議論フェイズで使用するためゲーム開始時は脇によけておく)


ハンドアウト配布・読み込み(15分)
各自自身の担当キャラクターのハンドアウトを受け取り読み込みを開始します。(このフェイズでは適宜時間の延長も可能です)
ハンドアウトには各自の秘密や目的が記載されているので、他の人に見せることはできません。他の人のものを見るのも厳禁です。
ハンドアウトの読み込み後、自分のキャラクター(素性)カードを自分だけで確認した上、裏にして置きます。
その後、同じように自分のキャラクター調査カードの内容を自分だけで確認し、確認が終わったら裏向きでシャッフルして山札を作ります。
このカードには、各キャラクターを担当する中の人(レイヤー)の本名や素性が記載されています。
このカードは後述する密談時に特定の相手に見せたり、全体公開していつでも自分が何者かを明らかにすることができます。
秘匿したい場合はゲーム終了まで非公開のままでも構いません。

第1調査・議論フェイズ(30分)
このフェイズでは、主に「調査」と「議論」を実施します。
調査
調査トークンを使用して、各キャラクターの部屋や現場の様子を調べることができます。(各キャラクターの調査トークンは3個)
フェイズ中、任意のタイミングで調査トークンを1つ消費して場のカードを1枚獲得します。
- 同じフェイズ中に同じ山札からは1枚しか引くことができない
- キャラクター(素性)カードは引くことができない
- フェイズを跨いで調査トークンを持ち越すことやトークンの譲渡はできない
- 獲得済みの調査カードの譲渡・交換・公開は所有者の判断で自由に行う
- 原則自分のキャラクターの名前が書かれたカードは獲得できない
- 「死体の外見」「撮影部屋」のカードは第1調査・議論フェイズでは調査不可

議論
このゲームでは、全員が嘘をつくことができます。
また、議論中は密談を最大3人まで自由に行うことができます。
第2調査・議論フェイズ(30分)
第1調査・議論フェイズと同様、「調査」と「議論」を行います。(各キャラクターの調査トークンは3個)
ただし、「死体の外見」「撮影部屋」のカードが新たに調査対象として追加される点に注意しましょう。

推理タイム(各PL×2分=12分)
各自それぞれ2分程度、犯人とそう思う理由について自分の推理を披露しましょう。
投票
「今回の殺人事件の犯人は誰か」について投票を行います。
指さしなどの方法を用いて一斉に投票をし、最多得票を得た人が犯人として確定されたことになります。
最多得票を得た者が複数いた場合には、弁明の時間を2分ずつ設けます。この時、議論はできません。
再度投票を行い、最多得票がやはり複数になった場合はここにいる6名では事件が解決できなかったものとなります。
最後の審判

「最後の審判」は、各キャラクターがこの事件の結末に関わる重要な選択をするフェイズです。
このフェイズ以降、スマートフォンやPCのWEBブラウザを用いて専用ページにアクセスします。
ルールブックにQRコードがありますので、本フェイズに達したときにアクセスします。
エンディングフェイズ
投票結果や「最後の審判」の選択に応じて、専用Webページにエンディングが表示されます。
真相解説
最後に、専用Webページに書かれた真相解説のページを確認し、感想戦へと移ります。
物語を最大限に楽しみましょう◎
評価と感想
わたしが当作品を遊んだときの条件は、下記の通りです。
評価
マダミス666シリーズの魅力が詰まった一作!初心者にもやさしいバランスの良作ミステリー◎
| 推理難易度 | ロールプレイの楽しさ | 世界観没入度 | 感情揺さぶられ度 |
| ⭐⭐⭐☆☆ | ⭐⭐⭐☆☆ | ⭐⭐⭐☆☆ | ⭐⭐☆☆☆ |
マーダーミステリー初心者にも安心しておすすめできるシナリオ、それが本作です。
人気ラノベのコスプレ合わせに集まったレイヤーたちが事件に巻き込まれるというユニークな世界観は、どこかコミカルで入りやすく、それでいて随所にしっかりとミステリーの楽しさが詰まっています。
特に印象的だったのは、同じキャラクターたちが活躍する『廃城の錬金術師』とのギャップ。
設定や関係性がまったく異なるため、同じ登場人物を使ってもまったく違う物語になるという面白さが味わえました。
マダミス666シリーズの特長は、6人のキャラが登場する6つの異なる物語。
どの順番でプレイしても楽しめますが、複数のシナリオを遊ぶことでキャラクター理解が深まり、より一層の没入感を得られます。
また、特別なルールや難解な仕掛けもなく、全体的に構成がシンプルでスムーズに進行できるため、はじめてマダミスに挑戦する場合にもぴったり!
ロールプレイと推理のバランスも良好で、シリアスになりすぎない雰囲気も魅力のひとつです。
気軽に楽しみたい方も、シリーズを通してじっくりやり込みたい方も、本作をきっかけにマダミス666の世界へ一歩踏み込んでみてはいかがでしょうか?
難易度
難易度は『やさしめ』です。
ハンドアウトのテキスト量は丁度良く、固有のルールや複雑性はないため初心者の方だけでも安心してプレイすることができます。
感想
同じキャラ、でもまったく違う人生!?“マダミス666”ならではの不思議な感覚がたまらない!
本作をプレイするのは2回目——ではなく、“同じキャラクター”を演じるのが2回目という、なんとも不思議で贅沢な体験をしてきました◎
実は今回の参加メンバー、全員が『廃城の錬金術師』で同じ卓を囲った面々!
しかも、当時と同じキャラで挑戦するという、ちょっとエモすぎる再集結でした。笑
マダミス666シリーズの魅力は、同じ6人のキャラを使って全く異なる世界を生きる物語が描かれるところです。
前回とは舞台も空気も全然違うのに、それでもどこか“あの時のあの子”を感じる瞬間があって、それがまた面白かったです。
「もしこのキャラがこういう人生を送っていたら?」という“別ルートの物語”を覗いているような感覚は、マダミス666ならでは◎
次はどんな世界でこのキャラクターたちに再会できるのか、他のシナリオもぜひ同じメンバーで通ってみたくなりました!
まとめ
今回はマダミス666のマーダーミステリー『マスターソーサラーズ!!!!!!』についてレビューしました。
コミカルテイストでロールプレイ・推理要素のバランスがよく、マダミス666のシナリオを遊ぶほど面白くなるシナリオでした!
本ブログでは、実際にわたしがプレイして面白かった人数別おすすめマダミス一覧など、マダミスを中心とした記事をご紹介しています。
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