推理と戦略が鍵を握る!?
仮初めの騙し合いが白熱するブラフ×正体隠匿系ボードゲーム!!
「マスカレイド 第二版」ってどんなボードゲームなの?
今回は、正体隠匿×ブラフのボードゲーム「マスカレイド 第二版」についてレビューします。
ルール・遊び方、個人的な感想・評価までご紹介しますので、本記事が参考になれば幸いです!
『マスカレイド 第二版』ってどんなゲーム?
商品名 | マスカレイド 第二版 |
プレイ人数 | 4~12人 |
プレイ時間 | 約30分 |
対象年齢 | 10歳~ |
ジャンル | 正体隠匿/ブラフ |
デザイナー | ブルーノ・フェイドゥッティ (Bruno Faidutti) |
発売時期 | 2023/6/4 |
サイズ | 20 x 15 x 5 cm |
版元 | Repos Production |
日本語版販売 | ホビージャパン (HobbyJAPAN) |
『マスカレイド 第二版』は、ユニークな能力を持つ様々な仮面を被り、仮面を交換(あるいは交換するフリ)をしながらコインを稼ぐ正体隠匿ブラフ系ボードゲームです。
ゲームが進むにつれ、自他の正体が分からなくなりますが、時にハッタリをかけて偽りの仮面の能力を使用してコインを稼ぎます。
ただし、嘘がバレてしまうと罰金としてコインを徴収されてしまうので、度胸と推理力が試されるゲームです!
2013年に発売された『マスカレイド』の新版になります。
『マスカレイド』と『マスカレイド 第二版』の違い
マスカレイド | マスカレイド 第二版 | |
商品サイズ (縦×横×厚さ cm) | 20.1 x 10.6 x 3.6 | 20 x 15 x 5 |
プレイ人数 | 2~13人 | 4~12人 |
キャラクター(仮面)の種類 | 14 | 17 |
『マスカレイド』と『マスカレイド 第二版』の主な違いは、デザイン、プレイ人数、キャラクター(仮面)の種類です。
『マスカレイド』では2~13人で遊べましたが、『マスカレイド 第二版』では4~12人と遊べる人数が少し狭まりました。
しかし、仮面の種類が『マスカレイド』では14種類、『マスカレイド 第二版』では17種類と増えているため、プレイの幅が広がり、ブラフをより楽しめるようになりました!
アートワークもより親しみやすいデザインに刷新され、手に取りやすくなりました。
『マスカレイド 第二版』の遊び方/ルール
『マスカレイド 第二版』は、さまざまな仮面をプレイヤー同士で秘密裏に交換(あるいは交換するフリ)をしながら、コインを稼ぐブラフ・正体隠匿ゲームです。
ゲームの目的
いずれかのプレイヤーがコインを13金獲得した時点で、そのプレイヤーが勝利!
いずれかのプレイヤーが所持金ゼロになった場合、コインの金額が最多のプレイヤーが勝利!
所持するコインが同額だった場合は、全員勝利となります。勝利を分かち合いましょう!
ゲームの準備
『マスカレイド 第二版』では、次の通りに準備を行います。
- テーブルの上に裁判所ボードを置く
- 各プレイヤーはコインを合計6金分受け取り所持コインが全員から見えるように自分の前に置く
- 残りのコインは内箱に入れて銀行とする
- プレイ人数に応じたシナリオシートから、使用する仮面を用意する
※シナリオに記載されている仮面はゲームでは使用しないため脇に置いておく
※オリジナルのシナリオを作成してもOK - 仮面をよく混ぜて各プレイヤーへ1枚ずつランダムに配り、オモテにして自分の前に置く
※4人or5人プレイの場合、残った仮面カードはテーブル中央に置く - 各プレイヤーは自分の仮面の能力を声に出して読み上げる
※4人or5人プレイの場合、残りのカードも表向きにして能力を声に出して読み上げる - プレイヤー全員の仮面の能力を共有したら、仮面カードを全て裏返す
最初の4人のみ、以下を実行します。
- 一番若いプレイヤーから順に自分の仮面カードと他プレイヤーの仮面カード(またはテーブル中央の仮面カード)を表面を見ずに取る
- 表面を見ないまま、自分の前にあったカードと取ったカードの両方をテーブルの下に持っていき交換するか、交換したフリをする
- テーブルの上のそれぞれの場所に裏向きのまま戻す
ゲームの流れ
『マスカレイド 第二版』は、時計まわりの順に各プレイヤー手番を行うターン制のゲームです。
プレイヤーは自分の手番に、下記3つのアクションから1つを選んで実行します。
- 自分の仮面を確認
- 自分の仮面を交換
- 自分の仮面を宣言
この中から1つ選び、必ず実行しなければなりません。アクションを実行したら、次のプレイヤーに手番が移ります。
それでは、アクションの詳細について、詳細を解説していきましょう。
自分の仮面を確認
自分の前にある仮面カードの表面を秘密裏に確認します。
自分の手番以外に誤って自分の仮面カードの表面を見てしまった場合、次の自分の手番では必ずこのアクションを実行しなければなりません。
うっかり自分の仮面カードを見ないように注意しましょう。
自分の仮面を交換
自分の仮面カードと他のプレイヤー1人の仮面カードを取り、表面を見ずにテーブルの下で交換(または交換したフリ)をして、1枚を自分の前に、もう1枚はそのプレイヤーの前に裏向きのまま置きます。
※4人or5人でプレイする場合はテーブル中央の仮面カードを取りこのアクションを実行することも可能
自分の仮面を宣言
自分の仮面を宣言し、その仮面の能力を発動します。
このアクションを実行するときは、自分の前にあると思われる仮面の名前をカードの表面を見ずに宣言します。
※直前のプレイヤーの手番に強制的に仮面を公開させられた場合、この手番には「自分の仮面を宣言」のアクションを実行することはできないので要注意!
次に、宣言したプレイヤーの左隣から時計回りの順で、自分も同じ仮面を持っていてその能力を使用することを宣言することができます。これを「チャレンジ」といいます。
チャレンジがあった場合
1人以上の他プレイヤーが同じ仮面を持っていると宣言した場合、宣言したすべてのプレイヤー(最初に宣言したプレイヤーを含む)は自分のカードを公開します。
宣言したプレイヤーのうち、本当にその仮面を持っていたプレイヤーは即座にその能力を適用します。
宣言したものの実際にはその仮面を持っていなかったプレイヤーは全員、罰金として1金分のコインを支払い、裁判所ボードの上に置きます。
宣言をした仮面を持っているプレイヤーが1人もいない場合も、宣言したプレイヤー全員が裁判所ボードに1金ずつ支払います。
最後に、すべてのプレイヤーは自分の仮面カードを裏向きに戻します。
チャレンジがなかった場合
誰もその仮面を持っていることを宣言しなかった場合、最初に宣言したプレイヤーはカードを公開せずに、その仮面の能力を適用します。
ゲームの終了
以下2つの条件のうち、どちらかの条件を満たした時点でゲーム終了となります。
- いずれかのプレイヤーがコインを13金獲得した場合(13金獲得プレイヤーが勝利!)
- いずれかのプレイヤーがすべてのコインを失った場合(最多コイン数のプレイヤーが勝利!)
『マスカレイド 第二版』の個人的評価と感想
わたしの独断と偏見による個人的な評価をご紹介していきます!
おすすめ度:⭐4
プレイ人数が多いほどカオスになる!?ロジカルな正体隠匿ブラフゲーム!!
このゲームの魅力の一つは、プレイ人数の幅の広さですよね。
実際にプレイしてみて、このゲームは一緒に遊ぶ人数によって、ちょっとゲーム性が変わるな~と感じました。
プレイ人数が多いほどブラフゲームとしての面白さを感じられ、人数が少ないほど推理ゲームの要素が濃くなり、違った楽しみ方ができます◎
有名なブラフゲーム『スカル』と比較すると、『スカル』は直感的、対して『マスカレイド』はややロジカル寄りかなと思います。
『スカル』は自分の一存で選んだものを他者が推理するため、”選んだもの”に対する確かな判断材料が少なく、プレイ人数によらずブラフが効きやすいです。
一方『マスカレイド』は、自分が割り当てられたものを推理する要素が強いため、確かな判断材料が比較的多い印象です。
使用する仮面の種類が判明しているので、人数が少ないほどハッタリは効きづらく、論理的に推理しやすいので、戦略ゲームのような一面も持ち合わせています。
難易度
難易度は『やさしめ』です。
複雑なルールなどはなく、ボードゲーム初心者の方にもとっつきやすいゲームだと思います。
説明書もわかりやすく書かれており、日本語版と銘打っているものに起こりやすい「これってつまり、、、どういうこと?」みたいなことは全くなく、すんなり理解することができました◎
盛り上がり
みんなでワイワイできるゲームです!
特に複数人のチャレンジからのカードオープンのときが最高に盛り上がります!!
プレイスタイル(直感的/論理的)
プレイスタイルは、『やや論理的』なタイプのゲームかと思います。
先述の通り、プレイ人数が多いほどブラフ要素が強まり、逆に少ないほど推理要素が強まるため、ひとつのゲームで違った楽しみ方のできるゲームだと感じました!
運要素
運要素は『やや高め』です。
運が絡む部分としては、仮面の能力とチャレンジだと思います。
仮面によって能力の強さにばらつきがあります。
また、チャレンジが発生したときにチャレンジが通る運の強さと、チャレンジによりカードオープンした際に本当にその仮面を持っているかどうかの運の強さも重要になるでしょう。
まとめ
今回は、正体隠匿ブラフボードゲーム『マスカレイド 第二版』をレビューしました。
プレイ人数が多いほどブラフゲームの真骨頂を感じられ、人数が少ないほど戦略と推理の要素が濃くなるゲームでした◎
当サイトでは、他にもおすすめのブラフ系・正体隠匿系ゲームや、プレイ人数別のボードゲームなど、アナログゲームのレビューを中心に発信しています。
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