
自分が作るべきお菓子を推理してたくさん作ろう!
他人のお菓子作りの邪魔もしちゃえ!?逆正体隠匿系推理ゲーム!
今回は、ブラフ系推理ボードゲーム『まじかる☆パティスリー』について、レビューします!
本作品のルールや遊び方、感想や評価などご紹介していますので、作品が気になるあなたはぜひ参考にしてみてくださいね◎
ゲーム概要

プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 30分 |
対象年齢 | 10歳~ |
ジャンル | ブラフ・推理 |
発売時期 | 2019/7/17 |
箱サイズ | 160 × 118 × 280 mm (縦×横×厚さ) |
版元 | MAGI |
『まじかる☆パティスリー』は、株式会社MAGIによる”まじかる”シリーズのひとつで、パティシエになりきり自分が何のお菓子を作る担当なのかを推理するブラフ系のボードゲームです。
プレイヤーは魔法でつくる洋菓子店で働く見習い魔法使いたちになります。
マエストロがそれぞれの担当レシピを帽子に貼るのですが、自分の担当レシピを確認しようとすると怒られるため自分の担当を知ることができません。
また、マエストロはこだわりが強い人なので、マエストロが担当するお菓子を作っても怒られます。なんて理不尽、、、笑
自分が担当するお菓子を正しく推理してちゃんと作ると一番得点をもらえますが、マエストロ担当のお菓子を作ると減点になってしまうので、がんばって推理しましょう!
カードスリーブサイズ
本作のカードサイズは、89mm×58mm、カードの枚数は65枚です。
対応するスリーブは下記からご確認頂けます。
シリーズ作品と拡張版一覧
その他シリーズ作品・拡張版は以下の通りです。
遊び方/ルール

本ゲームは、自分が何のお菓子を作れば良いかを推測し、得点を稼ぐ推理とブラフのゲームです。
誰が担当するお菓子を作ったかによって加点/減点があるので、正しく推理することが鍵となります!
ゲームの目的
ゲーム終了時点で最多得点を獲得したプレイヤーの勝利!
自分が担当するお菓子を作ると一番得点をもらえますが、自分の担当カードは見ることができません。
他のプレイヤーが担当するお菓子は分かった状態でゲームがスタートし、作ると少し得点をもらえますが、他のプレイヤーのヒントになってしまうことも、、、
また、マエストロ担当のお菓子を作ってしまうと怒られて減点されてしまいます。マエストロが担当するお菓子も見ることができないため、がんばって推理しましょう。笑
いずれかのプレイヤーが以下の得点を獲得した時点でゲーム終了となります。
プレイ人数 | 終了条件となる得点 |
2人 | 16点 |
3人 | 18点 |
4人 | 20点 |
誰よりも早く上記の点を獲得することを目指しましょう!
ゲームの準備

以下の手順でゲームのセッティングを行います。
- カード立てをプレイヤー1人につき1つずつ配布
- “たんとうカード”をシャッフルして各プレイヤーに1枚ずつ裏向きで配布
- 各プレイヤーは他のプレイヤーのみに表面が見えるように“たんとうカード”をカード立てに設置
- “たんとうカード”の余りのうち1枚を裏向きのままテーブル中央に置き、”マエストロのたんとうカード”とする
※残りは”あまりのたんとうカード”として裏向きのままテーブル脇に避ける - “お菓子カード”をシャッフルして7枚ずつ裏向きに各プレイヤーに手札として配布
- 余った”お菓子カード”は裏向きに山札としてテーブル中央に設置
- “魔法カード”をシャッフルして3枚ずつ裏向きに各プレイヤーに手札として配布
※余った”魔法カード”は箱にしまう

ポイントは、”たんとうカード”をカード立てに置く際に、自分だけ見えない状態にすることです!
自分の担当するお菓子が分かってしまうとゲームが破綻してしまうので注意しましょう。

ゲームの流れ
本作では、以下のフェイズをまとめて1ターンとして、全5ターン行い進むターン制のゲームです。
- 魔法フェイズ
- お菓子作りフェイズ
上記の5ターン終了後、得点計算を行います。
いずれかのプレイヤーがゲームの終了条件を達成するまで、ゲームの準備の手順から同様にラウンドを繰り返します。
魔法フェイズ
「魔法フェイズ」では、“魔法カード”による特殊な効果を適用するか否かを決めるフェイズです。
“魔法カード”にはたんとうカードの入れ替えや、手札カードの交換など、さまざまな効果があります。
うまく”魔法カード”を活用して推理・ブラフをかましていきましょう!
- 各プレイヤーは手札の”魔法カード”を手札にある”魔法カード”を使用するかどうかを決める
- “魔法カード”を使用するプレイヤーは自分の手札から使用する”魔法カード”を1枚選んで自分の手前に裏向きに出す
- “魔法カード”を使用ないプレイヤーは使用しない旨を宣言
- “魔法カード”を使用するプレイヤー全員がカードを出し終えたら一斉に表向きにする
- 出されたカードのうち表面の数字が小さい順にカードに書かれた魔法効果を適用する
- すべての魔法効果の処理が終了したら使用した”魔法カード”を捨て札としてテーブル中央に表向きに置く

お菓子作りフェイズ
「お菓子作りフェイズ」では、“お菓子カード”を出すことでお菓子作りをするフェイズです。
ここでは自身の得点に直接かかわる他、他のプレイヤーが出したカードを見て担当レシピを推理する材料にもなり得ます。
どのようにお菓子作りを進めるか、”魔法カード”を含む自身の手札を見て戦略を練りながら出すカードを決めていきましょう。
- 各プレイヤーは手札の”お菓子カード”から1枚選び自分の手前に裏向きで出す
- 全員が”お菓子カード”を出したら一斉に表向きにする
- 自分が出した”お菓子カード”は他の人に見えるように自分の手前に左から順番に並べて置く

得点計算
5ターン目の「お菓子作りフェイズ」終了後、以下の手順で得点計算を行います。
- “あまりのたんとうカード”と”マエストロのたんとうカード”を表向きにする
- 各プレイヤーの”たんとうカード”をカード立てから外して自分を含めて全員が見えるように表向きにする
- 「お菓子作りフェイズ」にて各自出した”お菓子カード”を得点ルールに従って計算し、獲得点数分の”ごほうびチップ”を受け取る

得点ルールは以下の通りです。
お菓子カード | 獲得点数 |
自分のたんとうのお菓子 | +2点 |
他のプレイヤーのたんとうのお菓子 | +1点 |
マエストロのたんとうのお菓子 | -2点 |
1枚のカードに2~3種類のお菓子が含まれている場合、カードに含まれているすべてのお菓子について得点計算します。
ラウンド終了時、得点計算した結果がマイナス点になることがあってもマイナス点にはせずに最低点は0点とします。
また、ラウンド終了時にどのプレイヤーも後述の終了条件を達成していない場合は、もう一度ラウンドを同じように実施します。
ゲームの終了
いずれか1人のプレイヤーが以下の得点を獲得した時点でゲームは終了となります。
プレイ人数 | 終了条件となる得点 |
2人 | 16点 |
3人 | 18点 |
4人 | 20点 |
最速で達成したプレイヤーの勝利ですが、同時に複数のプレイヤーが終了条件を達成した場合は、最も得点の多いプレイヤーが勝利となります。
最も得点の多いプレイヤーが複数いた場合、それらのプレイヤーは全員勝利です。
評価と感想
わたしの独断と偏見による感想・評価をご紹介していきます!

おすすめ度:⭐4
ボードゲーム初心者にもおすすめ!推理とブラフを手軽に楽しみたい方にぴったりのゲームです!!
自分から見えるレシピからマエストロと自分の担当お菓子を絞り込んでも、なかなか確定情報が得られず賭けに出るのも良し、安パイを狙って他のプレイヤー担当のお菓子ばかり作るのも良し、、、
しかし、安パイを狙いすぎても逆に他のプレイヤーの推理材料になり得てしまう、、、この不安定で絶妙なバランスがゲームを盛り上げてくれる要素となります!
直感的にわかりやすいルールで、得手不得手はあっても一緒に遊ぶ人を選ばない万人受けするゲームだと思います◎
短時間で遊べて盛り上がれますが、この手のゲームは個人的にはもう少しプレイ可能人数の幅が多い方が嬉しいなと感じました。
難易度
難易度は『やさしめ』です。
ルールブック自体も丁寧で親切!わかりやすく書かれているので、初めての方でも滞りなくプレイできるゲームです。
盛り上がり
どちらかといえばワイワイ盛り上がるタイプのゲームです。
プレイ人数が多ければ多いほど盛り上がると思います!
プレイスタイル(直感的/論理的)
プレイスタイルとしては、どちらかといえば『論理的』に考えるタイプです。
“魔法カード”の使用や相手が出したカードによりプレイヤーの心理を読みつつ、自分の担当レシピを考えます。
ただし、ブラフ要素もあるゲームでターン中に使用できる魔法カードも限られているため、時には直感も重要になる絶妙なバランスがクセになります。
運要素
運要素は『やや高め』です。
手札のカードはシャッフルし、ランダム配布されるため、運に結構左右される印象です。
特に推理の材料となる”魔法カード”の引きは重要で、他のたんとうカードをチェックしたり入れ替えたりすることができるカードが引けるとめちゃくちゃ強くなります。
ただ、”魔法カード”を出すタイミングも大事になるため、運で100%勝敗が決まるということもないので、戦略をしっかり立てて臨みましょう!!
まとめ
今回は、ブラフ系推理ゲーム『まじかる☆パティスリー』をレビューしました。
わかりやすくとっつきやすいルールで、推理と騙し合いが楽しいボードゲームでした!
当ブログでは、短時間で遊べるボードゲームや、人数別におすすめしたいボードゲームを数多くご紹介しています。
もしよろしれければ下記からチェックしてみてくださいね◎
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