
同じ夜を繰り返し、真相に近づく。
――あなたにしか救えない少女の物語。
今回は、パッケージ型謎解き脱出ゲーム『失われた記憶と私と巡り廻る夜の歌』をレビューしていきます。
本記事では、作品のあらすじや遊び方に加えて、ネタバレなしで実際に遊んだ感想・評価をまとめました。
未プレイの方でも、「どんな謎解きが楽しめるの?」「難易度はどのくらい?」と気になっている方に参考になる内容になっています。
いま本作品が気になっているあなたは、ぜひチェックしてみてくださいね☺︎
シナリオ概要
| プレイ人数 | 1~6人(GM不要) |
| プレイ時間 | 210分 |
| プレイ環境 | オフライン(一部オンライン) |
| 対象年齢 | 12歳~ |
| ジャンル | 謎解き/脱出ゲーム |
| 発売時期 | 2025/12/05 |
| デザイナー | 河野裕/パズ.rar |
| 箱サイズ (長さ×幅×厚さ) | 24 x 18 x 4 cm |
| 版元 | グループSNE/ラ・シタデール |
『失われた記憶と私と巡り廻る夜の歌』は、ESCALOGUEシリーズ第3弾の、物語の世界に入り込みながら謎を解いていく体験型脱出ゲームです。
※ESCALOGUE(エスカローグ):ESCAPE(脱出)とDIALOGUE(対話)を組み合わせた造語
記憶を失った少女・リラと連絡を取ることになったあなたは、彼女の手元にある”トランク”を手がかりに、時間が巻き戻る世界で失われた記憶を追うことに――。
LINEを使って物語に介入しながら、たった一度しか味わえない物語体験をお楽しみください。
あらすじ

ある世界の、ある場所の、ある夜――。
静かな街の一角で、少女・リラは目を覚ましました。
しかし、彼女には自分がなぜそこにいるのかも、自分が何者なのかもわかりません。リラは、記憶を失っていたのです。
彼女の手元に残されていたのは、古びたトランクがひとつ。
その中には、7枚のプレート状の奇妙なアイテムが入っていました。
やがてリラは、そのアイテムに「誰か」からのメッセージが現れることに気づきます。
独りきりで心細いリラを励まし、助けようとするメッセージ。
そう、そのメッセージを送っている「誰か」こそ、あなたなのです。
しかし、あなたとリラが連絡を取り合える時間は、ほんのわずか。
タイムリミットを迎えると、物語は冒頭――リラが街角で目を覚ますその瞬間へと戻ってしまいます。
リラは何者なのか?
この街には、どんな秘密が隠されているのか?
巡り廻る一夜の物語の中で、その答えを探しに行きましょう。
遊び方/ルール
本章では、ゲームの遊び方と、遊ぶ際に必要なものについて解説します。
準備するもの
本作を遊ぶには、以下の2点を準備しておきましょう。
- LINEアプリをインストールした端末(最低1台必要)
- 1台だけでもプレイは可能ですが、人数分あるとより快適です!
- 参加者全員のLINEグループを作っておくのがおすすめです◎
- 筆記用具
- スマホやタブレットのメモ機能を使ってもOKです!
ゲームを遊ぶには、LINEを使用できるスマートフォンなどの端末が必要です。
あなたはただ謎を解くだけではなく、作中に登場する少女・リラへ直接メッセージを送り、彼女を導いていくことになるからです。
夜の街を繰り返し巡るリラの視点を通して、あなたは少しずつ物語の真相へと近づいていきます。
ルール
本ゲームは、LINE bot「失われた記憶bot」により進行します。

進め方や遊び方の詳細を、適切なタイミングで都度教えてくれるほか、以下もLINEで行います。
- 解答の入力
- ヒント
質問の答えがわかったら、LINEに答えを入力することで物語が進みます。
謎解きに行き詰ってしまった場合は「ヒント」と入力することで、謎解きの手助けになるような気づきを教えてくれます。
※ただし、「ヒント」の使用ごとにプレイ評価が減少する可能性があります。ご注意ください。
LINE botの登録方法
まずはじめに、「失われた記憶bot」と”友だち”になりましょう。
パッケージにある説明書を確認し、ゲーム開始の準備ができたら説明書の最終ページにあるLINEのQRコードを読み取りましょう!
※複数人で遊ぶ場合、代表1人が上記を行い、参加者全員のいる”トークルーム”に「失われた記憶bot」を”招待”しておくとスムーズに遊ぶことができます。
引用:https://escalogue.3dnovel.jp/memory/
2部構成の壮大な物語
本作は、第1部と第2部の2部構成になっています。
それぞれで少し異なる雰囲気の物語が展開されますが、両方の物語を読み解くことで、やがてひとつの大きな物語が見えてくるはずです。
リラが体験する夜を追いながら、少しずつ明らかになっていく物語をお楽しみください。
引用:https://escalogue.3dnovel.jp/memory/
たった1つの大きな謎を解明する
本作で「謎」と呼ばれる出題は、たった1つだけです。
しかし、その謎の答えを完璧に導き出すためには、物語の中で登場するさまざまな設問に答えていく必要があります。
一見すると別々に見える多彩な問題も、実はすべて、最後のひとつの謎へとつながる手がかり。
ひとつひとつの答えを導きながら、物語に隠された真相を探っていきましょう。
引用:https://escalogue.3dnovel.jp/memory/
難易度選択
本作品では、下記の4つのモードから難易度選択が可能です。
- ノーマルモード
- ハードモード
- ベリーハードモード
- エクストリームモード
難易度はゲームの途中で選択することができます。
それまでのプレイ感覚を踏まえたうえで、自分に合った難易度を選びましょう。
なお、本作は謎解きや物語を一度きりの体験として楽しむゲームです。
一度プレイすると真相を知ってしまうため、ぜひネタバレには注意して、最初のプレイを思いきり楽しんでくださいね。
評価と感想
わたしが本作品を遊んだ条件は、以下の通りです。
評価
長時間どっぷり世界観に浸れる!謎解きと物語の融合度が抜群の没入型脱出ゲーム◎
| 推理難易度 | 世界観没入度 | 感情揺さぶられ度 |
| ⭐⭐⭐⭐☆ | ⭐⭐⭐⭐⭐ | ⭐⭐⭐⭐☆ |
実際にプレイして感動しました。
こちらは謎解きと物語の融合度が非常に高い作品です!
本作は、ただ問題を解いて答えを導き出していくタイプの謎解きではありません。
記憶を失った少女・リラとやり取りをしながら、繰り返される夜の中で少しずつ情報を集め、物語の真相へと近づいていきます。
物語は一気にすべてを説明するのではなく、プレイを進めるごとに少しずつ全貌が明らかになっていく構成。
最初は意味がわからなかった出来事や情報が、後になって「あれはそういうことだったのか!」とつながり、謎解きを進めることで物語の理解も深まっていくのがとても面白いです◎
そして、本作はかなりのボリュームがあります。
公式からプレイ時間の目安として「210分~」と記載されていますが、実際には、謎解きの速度や人数、物語をどれだけじっくり楽しむかによって、かなりプレイ時間が変わりそうです。
特に複数人で「この情報はどういう意味だろう?」と考察しながら遊ぶ場合は、かなり長時間のプレイになることも。
そのため、遊ぶ際は時間に余裕を持っておくことをおすすめします。
また、謎解きの難易度だけではなく、物語や世界観を含めて楽しめるのも本作の魅力。
世界観を楽しみたい人、ストーリー重視の謎解きが好きな人、複数人で考察しながら遊ぶのが好きな人には、かなりおすすめです。
謎を解くことで物語が進み、物語を理解することで、また新たな謎の意味が見えてくる。
謎解きと物語を別々に楽しむのではなく、その両方を一緒に味わえる、没入型脱出ゲームの魅力が詰まった一作です。
難易度
難易度は「ふつう~やや難しめ」です。
謎解きそのものは、謎解きが得意な人にとっては、もしかしたら「難しすぎる」という印象ではないかもしれません。
とはいえ、謎解き不慣れなわたしたちにとっては、歯ごたえがあり、しっかり考えて楽しめるちょうどいい難易度でした!
感想
同じ夜を繰り返す世界観がおもしろい!謎を解けば物語が進み、物語を知れば謎が深まる作品◎
序盤は「どういうこと?」と戸惑う場面もありますが、遊び方や世界観がわかってくると、まるで自分自身が物語の中に入り込み、リラと一緒に何度も夜をやり直しているような感覚になります!
この「ループする物語の主人公として参加している感覚」が、本作の大きな魅力だと思います。
謎を解き、物語を読み、世界観を考察し、次に何が起こるのかを予想する――。
そのすべてを含めて楽しむ作品なので、複数人で遊ぶ場合は「これってこういうことじゃない?」「もしかして、あの情報とつながっているのでは?」と、考察を話し合いながら進めるのがおすすめです◎
むしろ、謎を急いで解いて先へ進むよりも、一緒に遊ぶ人たちと世界観や物語について考えながらプレイしたほうが、より本作を楽しめると思います。
謎解きゲームというより、謎解きを通じて物語を自分たちの手で読み解いていく、体験型の作品という印象でした!
まとめ
今回は、パッケージ型脱出ゲーム『失われた記憶と私と巡り廻る夜の歌』をご紹介しました。
ゲーム開始直後は戸惑う場面もありますが、遊び方や世界観がわかってくると、どっぷりハマる謎解き・脱出ゲームでした!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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